北海道美術ネット別館

美術、書道、写真などの展覧会情報や紹介。毎日更新しています。2013年7月末、北見から札幌に帰還。コメントはお気軽に。

■石垣渉展~水彩画の世界~ (2018年8月14~19日、札幌)

2018年08月17日 21時55分58秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 横長パノラマの作品を発表した前回の個展からわずか5カ月後、急きょ決まった札幌の水彩画家、石垣渉さんの個展。
 今回は最大150号の大作とスケッチを中心に構成しています。前回とはやや組み立てが異なっていますが、道内を中心に、風景をじっと見つめた視線の深さという点では変わっておらず、見応えのある展示になっています。

 左は「足跡」。全面的に改作してからの札幌での公開は初めて。
 こういうモティーフだけで画面を組み立てるのは困難なことではありますが、それでも取り組んでみようという画家の強い意欲が伝わってきます。
 表面の凹凸は、紙の粉末を、にかわで定着させて盛り上げているとのこと。

 右は「分岐点 II」。
 遠く地平線上に見える高層ビル群については、石垣さんも描くかどうか迷ったとのことで、周囲の意見も二分されたと話していました。
 筆者は、あったほうが、構図に奥行きが出るし、文明と自然の対比のような軸が絵の中に生まれて、良いと思うのですが。



 小さめな作品もあります。
 左端は最新作「水に隠されたもの」。
 水中と、水の外の、石の質感の描き分けがすばらしく、舌を巻く描写です。
 広い風景とのかかわりのなかで、細部をみつめる石垣さんらしい作品だともいえそうです。

 その隣は「スケッチ 相模湾を望む~湯河原」。
 石垣さんは本州の金融機関にカレンダーの絵を提供しており、モチーフは道内だけとは限りません。
 このほか「初夏の成田山」も、関東地方の風景を描いたスケッチです。

 「スケッチ」と銘打った作品では「鉄錆に想いを~小林酒造」「伏見台展望台―由仁―」なども目を引きました。



 「笹~コスモ~」は最大の作品。
 クマザサは、道内の山野ではありふれた植物で、わざわざ描こうとする人はあまりいません。光を浴びる、あるいは、影になっているクマザサをじっくりと描き、水色や緑の飛沫を散らして、生命感を強調しています。


 なお、会期中は毎日午後2時から、公開制作を行っています。
 本州方面の水彩画家では実施している人も多いことを知り、はじめて行うことにしたそうです。
「初日に、最終日には完成しますと言ってしまい、自分はあまり早く絵を完成させるタイプじゃないのですが…」
と話す石垣さんでした。


2018年8月14日(火)~19日(日)午前10時半~午後6時半(最終日~午後5時)
さいとうギャラリー(札幌市中央区南1西3 ラ・ガレリア5階)


□石垣渉さんのサイト http://www.ishigaki-w.com

関連記事へのリンク
石垣渉さんの新刊「ワンランク上を目指す 水彩画 水を操る15のテクニック」(日貿出版社)■平成29年度道銀芸術文化助成事業 石垣渉 水彩画の世界展 ~目の前に広がる風景~ (2018年3月)

石垣渉 水彩画の世界展~太陽のある風景 (2017)

第10回透明水彩展 コロコニ (2016)
■石垣渉水彩画の世界 -身近にある景色-

透明水彩展コロコニ (2015、画像なし)

第9回 水彩連盟 北海道札幌支部展 (2014)
石垣渉 水彩画の世界展~10周年記念展 (2014)

水彩連盟北海道札幌支部展 (2013年、画像なし)
【告知】石垣渉 水彩画の世界展~世界の景色と北海道の風景~(2013)


石垣 渉 水彩画の世界展 ~地球~ (2012、札幌)
【告知】石垣 渉 水彩画の世界展 ~地球~ (2012、札幌)

【告知】透明水彩コロコニ (2011)

2010年5月の個展

石垣渉 水彩画の世界展 (2009年7月)
透明水彩コロコニ(2009)

透明水彩展 コロコニ(2008、画像なし)
北海道イラストレーターズクラブα(アルファ)会員作品集 マイワーク26原画展(2008年)
石垣渉 水彩画の世界展 (2008年4月)

石垣渉 水彩画の世界展 -流れ-(2007年)
竹津昇・石垣渉2人展(2007年)

道新夕刊の後志・小樽版に石垣渉さんがイラスト

石垣渉風景画展(2003年)



コメント

太陽光発電で全電力をまかなっているボヘミアンガーデン・礼賛 ―Rising Sun Rock Festival in Ezo 2018(ライジングサン・ロックフェスティバル)

2018年08月17日 17時29分21秒 | Rising Sun Rock Fes他
(承前)

 たしか2013年ごろからだと思いますが、ライジングサン・ロックフェスティバル(RSR)のステージ「Bohemian Garden(ボヘミアンガーデン)」の電力は、太陽光発電でまかなわれています。



 ことしもボヘミアンガーデンに出演したロックバンド「シアターブルック」のフロント、佐藤タイジが主宰し岐阜県で毎年開いているロックフェス「中津川 THE SOLAR BUDOKAN」のチームが担当しています。

 ステージに向かって左側には太陽光発電パネルが並び、夜間などは蓄電池にためた電力を使います。

 佐藤タイジは「原発反対!」と歌うのではなく(いや、べつに歌っても、ぜんぜんオッケーだと思うけど)、原発に頼らない生き方を、実際にやってみせているわけで、ほんとうにすごいなあと思います。
 まさに、不言実行です。
 2014年、「ええ音でしょう?」とギターを鳴らしていたタイジの笑顔、忘れられません。
 そう言われると、ソーラー電源のギターの方が、澄んだ音に聞こえてきます。



 ボヘミアンガーデンは、いちばん華やかで大きなSUN STAGE(サンステージ)からは遠く離れているけれど、渋いプログラムが多いです。
 アコースティックな音楽も、ここが一番似合います。

 怒髪天の増子兄イが「イカ釣り漁船」と呼んでから、着色した小さな電球がそれにしか見えなくなっているのですが(笑。ただ、まじめに言うと、実物のイカ釣り漁船の照明は、この数十倍明るいです)。

 ステージのてっぺんにはシカとおぼしき頭骨が取り付けられています。

 今年のRSRは雨が多く、SCOOBIE DO(スクービー・ドゥ)の演奏の前には、屋根の上にたまった雨水を取り除くのに、苦労していました。




 ステージのそでに、白いフクロウの親子の置物がありました。


 なんだかんだいって、自分は、いくつもあるRSRのステージのうち、ボヘミアンガーデン滞在時間がいちばん長いような気がします。


コメント

8月16日(木)のつぶやき その2

2018年08月17日 01時48分42秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
コメント

8月16日(木)のつぶやき その1

2018年08月17日 01時48分41秒 | 未分類・Twitterのまとめ・その他
コメント