前沢牛と愉快な仲間たち

地域のことなどいろいろ

流氷と氷山

2018-12-17 14:29:40 | 日記
タイタニック号は、1912年4月14日の夜、ニューファンドランド沖を航海していました。

しかし巨大な氷山と衝突してしまい、史上最大の海難事故を引き起こしました。

北極海の氷山は、ときとして大西洋を南下して、航行中の船舶にはとても危険な存在なのです。

いっぽう、根室の「流氷まつり」で知られる流氷ですが、こちらも船の航海を妨げてしまいます。

しかし、海を埋め尽くした流氷原は、どこまでも歩いて行けそうでロマンを感じさせます

氷山と流氷、単に大きさが違うだけではありません。

氷山は、海に浮かんでいても海水が凍ったものではありません。

陸の氷河が海に押し出され、流れ出したものです。

氷河の氷の原料は雪なので、氷山の氷は溶かすと真水になります。

南極の氷山をアラブの乾燥地帯まで引っ張ってきて、水資源として使おうという話があるようですが、これも氷山の氷が不純物を含まない純粋な氷だからでしょう。

一方、流氷は海水が直接凍ったもの。

ですから、流氷の氷は塩分をたくさん含んでいます。

北極の氷はほとんどがこの海水が直接凍ったものになります。

氷山は、海上に出ている部分の数倍の体積を海中に隠しているので、当時最大の客船だったタイタニック号といえど、ひとたまりもなかったということです



焼肉を食べる順番

2018-08-22 14:53:20 | 日記
焼肉店に入ったら、まず何の肉を注文しますか?

焼肉店で焼肉を食べるときは、タン塩、カルビかロース、ミノやレバーなどの内臓、という順番で食べるのがオススメです。

タンに代表される塩焼きは、焼く直前に塩をふりますが、時間がたつと逆にうまみを消してしまいますので、すぐに食べたほうがよいです。

そして次に醤油ダレに漬けたカルビやロースなどの正肉、最後に濃厚な味噌ダレに漬けた内臓を食べるのがよいです。

塩味→醤油味→味噌味と、味付けの薄いものから食べれば、それぞれの肉をおいしく食べられ、またこの順序だと何度も網を替えてもらわなくても焦げ付きが少ないというメリットもあります。

ところで、ホルモン焼きのホルモンですが、ホルモンという言葉は商標登録されていて、登録したのは大阪の洋食レストラン「北極星」のオーナーです。

捨てられてしまう内臓で美味しい料理がつくれないものだろうかと試行錯誤してグラタンや煮込み料理を完成させ、これをメニューに加えたところ爆発的な人気となりました。

内臓料理を食べると力が湧いてくることから、体内で生成される物質のホルモンの名にちなんで「ホルモン」料理と命名し、1940(昭和15)年に商標登録したそうです。

「忙しい」が口癖の人

2018-05-14 11:57:46 | 日記
「忙しい、忙しい」が口癖の男は、「私は有能で周囲から期待されているので、どうしても忙しくなる」と言いたい、のかもしれません。

ところが、周囲の人間は、「彼は人の使い方が下手なので、自分だけが忙しくなる」とか、「仕事の処理能力がないので、いつも忙しい思いをしている」と考えてしまうのです。

有能な人間が忙しいのは当たり前で、暇なのは窓際族だけなのです。

彼女の前で「忙しい」を口癖にする男は「自分が有能な人間ではない」ことを認めたくないので、「忙しい」を連呼して「自分は忙しい人間である」ということを正当化しようとしているのです。

「急ぎの仕事は忙しい人に頼め」

本当に忙しい人は仕事の進め方がうまいので、仕事が早いのです。

ところが、「忙しい」が口癖の人に仕事を頼むと、「忙しいからダメだ」と言ってから、「仕方がないな」と恩着せがましく引き受けたりします。

そして、このような人間に仕事を頼んでしまうと、ろくなコトにはならないのです。

つまり、彼女の前で「忙しい、忙しい」と口走るような男など、出世するはずがないのです。

本質的にまともに努力をして成果を上げようとする考え方の持ち主は少ないのです。

近視は老眼にならないのか

2018-03-26 15:13:08 | 日記

年を取ると、誰にでも肉体的な老化現象が起こってきます

 

目も例外ではありません。

 

目の老化現象の中で、最初の兆候として現れてくるのが「老眼(老視)」です。

 

人間の目は、水晶体の厚さを増減させることで、網膜にピントを合わせています。

 

遠くのものを見るときには水晶体の厚みを薄くし、近くのものを見るときには水晶体を厚くしているのです。

 

ところが、老化とともに水晶体の弾力がなくなってきます。

 

弾力性が低下すると、厚みが調節できにくくなるのです。

 

そして常に遠くにピントが合った状態になります。

 

近くのものが見えにくくなる状態、つまりこれが「老眼(老視)」なのです。

 

40歳を過ぎたころから、手元近くのものが見えにくくなり、老眼を自覚するようになります。

 

「近視の人は老眼にならない」というのは本当

 

近視の人でも、老眼は起こります。

 

近視の人はもともと地学がよく見えるので、老眼の程度が軽いうちには、老眼を自覚しないだけなのです。

 

老眼の自覚症状は、遠視の人のほうが年齢的に早く出るのです。

 

だから、遠視の人は早くから老眼鏡を使うことになります。

 

目の老化である水晶体の弾力性の低下は、誰にでも起こります、もちろん近視の人にも


日本最長の川はどれ?

2018-02-26 10:54:36 | 日記

「日本で最も長い川は?」と質問されたら、どう答えますか。

 

たいていの人が信濃川と答えるでしょう。

 

信濃川が日本一長い川であることは子どもでも知っていることです

 

ですが、その答えにはちょっと問題があります。

 

『理科年表』よると、信濃川の長さは367キロメートルとあり、二位の利根川と45キロメートルの差があります。

 

信濃川の源流は埼玉・山梨・長野の県境にある甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)で、長野県、新潟県を流れ、日本海に注いでいます。

 

ところで地図を開いて、長野県と新潟県を見てみると、長野県には信濃川はありません。

 

長野県を流れている信濃川は千曲川(ちくまがわ)となっています。

 

すなわち、信濃(長野県旧国名)には信濃川は流れていないということになります。

 

信濃川は長野県を流れているときは「千曲川」で、新潟県に入ってはじめて「信濃川」となるのです。

 

「千曲川」の長さは214キロメートルで、「信濃川」の長さは153キロメートルです。

 

「千曲川」と「信濃川」を合わせると日本一長い川になるのですが、「信濃川」だけでは日本一とはいえないのです

 

同じ川なのにどうして県によって呼び方が違うんでしょうね。

 

名前を統一しようという動きはなかったんでしょうか


シャンプーとリンスに含まれる界面活性剤の働き

2018-01-12 10:32:45 | 日記

シャンプーとリンスはどちらも界面活性剤ですが、陰イオンと陽イオンという正反対の性質があります。

 

そのため、シャンプーで髪を洗ったあとにリンスで仕上げをすると髪がしっとりしなやかになるのです

 

シャンプーの主成分は陰イオン性の界面活性剤で、髪の表面に付着している油性の汚れを包みこみます。

 

油汚れは水と一緒に洗い流されますが、髪の油気が抜けるためカサカサになり、陰イオンが引き起こす静電気で、髪の毛と髪の毛がからまりやすくなります。

 

リンスには乳化した脂肪分と陽イオン性の界面活性剤が含まれていてシャンプーによって不足した脂肪分を補い、髪に残っていた陰イオン性の界面活性剤と陽イオン性の界面活性剤とが結びつくので静電気が起きにくくなり、髪の毛同士の摩擦が少なくなるので滑らかな髪になりクシの通りもよくなります。

 

陽イオン性の界面活性剤は摩擦を減らしたり繊維の風合いをよくしたりするためによく使われるもので、洗濯の仕上げ剤の有効成分も陽イオン性の界面活性剤です。

 

シャンプーのあとにリンスで仕上げるのも、洗濯物を洗剤で洗ったあと仕上げ材を使うのも原理は同じなのです。

 

リンスインシャンプーは、シャンプー成分とリンス成分の界面活性剤が順に働きます


ファスナーの最初の用途とは

2017-12-15 11:07:37 | 日記

衣類やバッグに用いられている留め具の一種であるファスナーですが、ジッパーやチャックとも呼ばれています。

 

ちなみに、「チャック」は日本生まれの呼び方です。

 

仕組み自体はとてもシンプルなのですが、これを思いついたところがすごいですね

 

その最初のものは19世紀末、アメリカで誕生しました。

 

1893年、シカゴに住む機械技師のウィットコム・ジャドソンがファスナーの特許と取得しています。

 

そのファスナーはブーツに用いられたものでした。

 

編み上げのブーツには長い靴紐が使われており、いちいち結ぶのが面倒でした。

 

そして、長い靴紐に代わるものとして、ジャドソンによってファスナーが考案されました。

 

ジャドソンはそれをシカゴ万国博に出品しました。

 

この万国博には2000万人以上の見物客がありましたが、ファスナーはまったく注目されなかったのです

 

その後、ジャドソンが経営するファスナー会社では、米国郵政公社(現在の米国郵政グループ)からファスナーつき郵便袋の注文を受けることとなります。

 

ところが、そのファスナーがたびたび動かなくなるとして、郵便袋は廃棄されてしまいました。

 

こうして、世界初のファスナーは、不成功に終わることとなったのです


走りを楽しむためにミッドシップ車は特性をよく知ってコントロール

2017-12-05 10:07:27 | 日記

ハイパワーを求めると、エンジンが大型・重量化するため、ボンネットに収めたときに、フロントに荷重がかかり過ぎ、すぐにホイールスピンするような危険なクルマになります。

これを避けるためにとられるのが、ミッドシップエンジンです。

ミッドシップの車重のバランスは、FF車とは反対の、前輪40%、後輪60%。

このため後輪のグリップがよくなり、スリップはしにくいです。

ただ難点として、運転が難しいことがあります。

後輪のグリップがよく、スリップまでの限界はFF車やFR車に比べて高いですが、いったん限界を超えてしまうと、車重が後ろに偏っているだけに強い遠心力がかかってリアが流れてしまい、コントロールすることが困難になるのです。

日本のミッドシップ車には全損事故が多いといいますが、これもミッドシップの特性をよく知らないで乗っていた人が多かったからでしょう。

これを防ぐためには、ブレーキ残しやエンジンブレーキで車速を十分に落とし、クルマを完全コントロールすることが必要です。

コーナーを少しずつ速度を上げながら走り込み、荷重の移動量などをしっかりつかんでおきます。

また、ミッドシップは雪道ではFRより滑りやすく、雨の日のフロントの防水性も低くなり、スピンしやすいので、注意が必要です

 

https://jiko-ask.com/search/pid:3


豚骨ラーメンの白いスープは本場中国ではありえない

2017-10-16 11:26:52 | 日記

ラーメンの歴史は古く、中国では5世紀ごろにはすでにあったといわれていますが、日本に本格的に入ってきたのは明治時代の後期で、全国に広がるのは戦後になってからのことです。

本場のラーメンを知っている中国人にいわせると、日本と中華料理のラーメンは似て非なるもので、とくに九州の豚骨ラーメンに関しては邪道だそうです

豚骨ラーメンのスープは白く濁っていますが、問題はこの濁り。

麺類には澄んだスープを使うのが中華料理の原則なので、白濁スープは中華料理にはないと中国の人たちはいうのです

ところが、日本では終戦直後から白く濁ったスープのラーメンのほうが一般的で、澄んだスープのほうがむしろ珍しかったのです。

それには燃料が関係しています。

戦後、日本のラーメンは焼け跡に立ち並んだ屋台から再出発したのですが、当時、屋台で使われていた燃料は石炭から作ったコークス。

コークスは固形燃料なので、ガスのように微妙な火力の調節ができません。

そのため、もともとは澄んだスープを作るつもりだったのですが、結果的にスープが煮詰まり白く濁った白湯になったといわれています。

豚骨は煮込めば煮込むほど栄養がでますので、栄養状態の悪かった当時は、そのほうがよかったのでしょう

どうしてお腹が鳴るのかな

2017-09-12 11:16:57 | 日記

学生の頃、授業中にお腹がグーッと鳴って、恥ずかしい思いをしたという人もたくさんいることでしょう。

社会人になっても、大事な会議中にお腹が鳴るとか、シーンとしたエレベーター内で鳴っちゃったとか。

突然鳴り始めるし、止めることもできません

どうしてお腹が空くとお腹が鳴るのでしょうか。

それは、脳が命令して、血液中の糖の量(いわゆる血糖値)が減少していることを胃が教えてくれている、つまり警告音だったのです。

食べ物は消化されると糖になり、エネルギー源として体内の各組織で燃焼されるのですが、それをからだの隅々へ運ぶのは血液の仕事です。

エネルギーの供給は途切れてはいけないので、常に一定以上の糖が含まれていることが必要になります。

人間では、血液1デシリットルにつき約100ミリグラム以上とされているんだそうです。

しかし、血糖値はいつも安定しているわけではなく、食後に急激に増え、時間が経つごとにどんどん減少していきます。

あるレベル以下になると、脳が危険を感じ、胃に信号を送ります。

信号を受けた胃は、収縮運動を起こし、グーッという音で警告するというわけです

あの音は、胃が強く収縮することで、胃の中の胃液やガスが動くことで発生しているのです。