この自宅を放置し放題のまま、千葉、埼玉、都下と
マンション賃貸をし、ゆきと共に点々とした。
その最大の理由は、斜め前のオカシナ家族に
けして大袈裟ではなく、ゆきの命を脅かされたと感じた故なのだが---
それは息子;と言っても40才過ぎ?と
精神疾患を患って居ると小耳に挟んだその嫁;が
根源だった。恐らく2003年、ゆきが5才頃
それまで平穏だった関係は、何処からとも無く
自立に失敗した息子が嫁を連れ戻って来た辺りから崩れた気がする。
尤も、この家族が以前住んで居た、現在訪問する老人宅
近くの知り合いが言うには、変わった家族で
深入りしない方が良いよ、との事ではあったが。。。
息子は、真夜中重低音で
私道にて停車させた車のアクセルを思い切り吹かす、
大声で携帯電話を使う、
造園屋の車が邪魔になると後先考えず
クラクションを鳴り響かせる、
定職に就く事も無いのか、玄関横には、幾つものサーフボード、
大きなジェットスキーまでも置かれ、年がら年中海へ行って
居るらしくウエットスーツも干されて居る。
髭を生やし真っ黒に日焼けも。
息子には頭も上がらないのか、一切注意をする事の無い両親。。。
その息子に輪を掛けた様な狂気に満ちた嫁。。。
イヌが嫌だと大騒ぎをし、我が汚家の門を破壊し
雨戸を強打しそれ越しにガラスを割り、
終いには、門の中へ毒団子をバラ撒き、適正飼育がされて居ない
と保健所へ連絡し、保健所職員が我が家に来た程だった。
とにかくゆきを毛嫌いして居た。。。
---しかし、それ以前、オカシナ家族ではあったものの
そこには娘も居た。そしてビーグルを飼って居た為
まだ息子が舞い戻る以前には、良くゆきとも遊び
一緒に写真も撮って貰った。
モーちゃんというレモン色のかなり大人しく可愛いビーグル。。。
本名はモーフィスだったか。
尤も、息子が嫁と共に戻って来ると
その姉?は結婚した先の住まいである三軒茶屋から
殆ど姿を見せなくなって居た。
---そのビーグルのモーちゃんが、昨日急に亡くなった
と耳にする。
こちらに戻った際、息子は暫く居らず
更に嫁も居なくなって居り
代わってモーちゃん飼い主である姉とご主人が頻繁に里帰りをして居た。
その際にはモーちゃんは、元気で何処にも悪い所は無い
と聞いた。
それから暫くし、息子が又入り浸り始め、モーちゃんの
姿を見る事は無くなった。。。と同時に狂気の嫁も
自分とゆきがこの地を出た後以降
居なくなった様だが。
昨日私道で、オカシナ家族宅母親が
ゆきに向かい珍しく
元気ね~と優しく話し掛けて来る。
呆気に取られて居ると、家は昨日急に亡くなって
今から行くの。。。
と。。。今から行く、とは三軒茶屋へ行くのだろうか。
何だか大荷物だった。
モーちゃん飼い主は別としても、飼い主一家は苦手だが
彼女が亡くなった事はかなりショックだ。
ゆきと同じ年で、お互いに頑張んなきゃね、と
話したのはこちらに戻り直ぐの頃だったかと思う。
大人しく、森の鈴とまで言われるビーグルだが
吠え声を一度も聞いた事が無かった。
2~3年前、門越しに撫でると、懐こそうに
微笑んでもくれた。
その際記憶に有るのは、短毛の体中に
細かな湿疹が無数に触れた事か。
飼い主のオカシナ家族娘も気にして居る様子も無く
こちらも何も言わなかったが。
悪性云々というより、アレルギーの様にも感じた。
ゆきは太ってしまい、こちらに戻ったが
食事管理を結構厳しくして居るとの事で
モーちゃんはスリムな体型だった。
滅多に見た事の無い、かなり大人しくレモン色の
モーちゃんだった。。。