07:12
そろそろUSGを拾おう、と---
カートでの採尿は至難の業であると学んだ。
カート無し散歩は最早難しい。
であれば、散歩前に朝一自然を、汚庭で採尿すれば良いだけだ。
散歩に出る格好のまま、尿カップを準備し、
ゆきへ声掛け。
チッチチッチ、聞こえず心此処に在らず。
更にチッチチッチチッチ、と徐々に大きな声で
日曜の朝っぱらだというのに叫び上げ、裏庭へ誘導するも来ず。
いつもとは相違する飼い主の行動に目一杯
不信感を浮かべる。
仕方無いな。本人の気持ちはもう既に散歩へ
行って居る。
カートに取り敢えず乗って貰い、採尿セットを持ちそのまま出発。
即、採尿。右手でカートを、左は採尿カップをしゃがんだ
股の下へ滑り込ませる。ゆきとカートをそのままにし
一度汚家へ戻る。玄関中に採尿されたカップを置き
慌てて30秒足らずの私道を上がった左へ走り戻る。
心細そうなゆきの表情。
ごめん、ごめん、おまえのチッチ、後で調べてみような?
07:19
暖かい気候に釣られ、猫さんが大分顔を出す様になった。
それでも一時の10分の1に減ってしまって居る。
早速、お見合い。
ハチワレさんは逃げない。ゆきがもう追い掛けない事を
解って居る様に感じる。
ゆきとハチワレさんの位置。。。
この後、ハチワレさんは悠々と左方面へ消えるも
案の定、目で追うだけで追い掛けようとはせず。
07:22
恒例猫さん集会場へ。まぁ、気持ちクンクンするのみ。
今朝はインには薄手T&腹巻、アウターは薄手パーカーのみ。
気温この時点で15℃。
07:25
溝川とマンション前の極細道の手前。今思ったが
何故、この極細道へ行かなかったか?ゆきの大好きな場所
だろうに。。。そうだ、ゆきがスルーしたのだったか。
07:26
大通り。サツキの匂い嗅ぎ。
07:27
匂い追跡をし乍ら進む。
07:36
Uターンし、集会場通り勾配を上る。下りは
極力避けたいが、上りは後肢訓練になると思い
歩く様に。
07:40
ゴミ置き場通りとてっちゃん通りの間辺りに
咲く、河津桜という種類らしい。
つい3~4日前には、花の跡形も無かったはずだ。
此処数日、気温の上昇で開いた様だ。
07:41
てっちゃん通り直進。
07:42
市営住宅公園を、フリーのまま道路から出たり入ったりし乍ら
ボール遊びをする
てっちゃんを見付け、ゆきは思わぬ行動に出る。
何と、公園へ入ったてっちゃんを
もの凄い勢いで走り追い追い掛けた。
カートを在らぬ方向のまま放り投げ、ゆきへ付いて行く。
ボール投げに集中するてっちゃんを追い掛け
更に走る、飼い主も走り乍らカメラを向ける。
07:43
残念な事に、彼は一切ゆきを見て居ない。
ボールに熱中して居る。
それでも追い掛けまくる。
満身創痍で、息も切れ切れのゆきを
止める気は無かった。
ゆきの心臓の音が此処まで聴こえて
来そうだった。大好きなてっちゃんとずっと会いたかったゆき。
元気の源になって居る様にも感じる。
もしかして倒れるかも知れないとも思った。。。
狩猟本能も手伝い、大好きな猫さんですら
既に追い掛け様とはしなくなって居るゆきが
此処まで彼を追い掛ける行動をとてもとても
禁止には出来ない。
水飲みのてっちゃんに付いて行くゆき。
07:44
彼の周りをウロウロして居る。
終に待ちくたびれ、てっちゃんにチョッカイを。
仲々相手にされず。イジラシイゆきが愛おしい。
そんなに好きなのか。2年前に初めて会った際には
彼の方がしつこかったではないか。
ゆきは寧ろ引いて居たのだ。現在は立場が見事に逆転だな。
07:45
水が足りなかった様だ。
やっと少し落ち着いたてっちゃんは、ゆきに近付いて来る。
ゆき、至福の時。
残念乍ら、案の定この後酷い咳嗽出現。
循環器からも走る事は厳禁だと言われて居るのだが。。。
呼吸器にもかなり拙い。それでもゆきは嬉しかったのだ。
ほんの数分。。。恐らく何年振りの走り。。。
そして最期のランになるだろう。
てっちゃんパパもゆきの酷い噎せ返った様な
咳嗽を目の当たりにし、驚いて居た。
わぁ、ホントだ。。。と。
07:47
ポケットにあったフード一粒を与えてみると
たった一粒をカリカリと良く噛んで居る。
懐かしかった。ゆきも昔は良く噛む子だった。。。
07:51
カートの上でリラックスをし始める天真爛漫なてっちゃん。
飼い主パパが呼び引っ張るも降りず。
フード一粒で誘う。
今回の様な走る姿をもう一度見せて
貰えるとは思わなかった。もう別に見たくは全くなかった。
返って心配で胃が痛くなりそうだ。
しかし、ゆきは本当に本当に嬉しそうだった。
心肺機能、四肢疼痛、勿論背部痛等の悪化が
懸念されるも、これで良かった、と思う。
ゆきは幸せそうだった。
けしてこの飼い主と居て味わえない幸せ---
てっちゃんに会え、間違い無く幸せに輝いた。。。一瞬。
これで益々市営住宅公園の印象が
イコールてっちゃんと刷り込まれたろう。
てっちゃんを。。。1時間だけでも、否30分だけでも
借りられないだろうか。
汚庭で、ゆきと遊ばせられないだろうか。
彼位の大きさであれば脱走は大丈夫かと思うが。。。無理だろうか。
他所様の子に何かあっては取り返しが付かなく
なってしまう。。。か。。。
今度お願いしてみるか。。。どうするか。。。
もしそれが無理なら彼の散歩だけでも
出来ないモノか?だとするとゆきはカート無しでは
きつい。てっちゃんはカートに興味有り。。。
ふくぎんよりも大きな彼とゆきを連れ
カートで、となるとこれも又、難しい。
しかし。。。一度汚庭でゆきと会わせたい。
てっちゃんをお宅へ連れて帰る際、
ゆきが留守番、というのも気の毒。。。
何か良い方法は無いモノかなぁ。
もし、彼が汚庭に来たなら、ゆきは心臓が破裂する程
喜ぶ事だろう。
それはそれで拙い。。。考え様。
これから暖かくなれば、てっちゃんは玄関外へ
出て居る事も多くなる。又会えるだろうか。
ゆきが嬉しい、楽しいと感じるであろう事を
出来る限りしたい。
07:52
勿論、パンティングも喘鳴、咳嗽も出現した為
乗って貰う。一度も降りずにこのまま汚家へ。