Carpe Diem-Seize the Day-

Because life means just right now for us...

何をしてもしなくても

2012年06月01日 07時42分22秒 | ペットロス・QOL

後悔はするものだと思う。

。。。否、自分はゆきの苦痛を

少しでも取り除き、痛みや苦しみを

最低限に抑える事に奔走する

はずではなかったのか?

自問自答。。。

今の自分は、ゆきに万が一の事が

有った際の自分の気持ちを

心配して居る。

 

そして旅立った後には

ゆきが如何に辛かったかを

労うキレイな涙を流さず、

自分の命であるゆきを失った悲しみ、

自分の喪失感で慟哭する。

 

これは違うだろう?

 

数年前、14~5才だったか?の子を癌で

亡くされた方のQ&Aを目にした。

最後の最期まで化学療法や放射線治療を

する為に病院へ通われたらしい。

。。。しかし、亡くされた後、

病院へ行く-というストレスを与えずに

民間療法でも何でも

自宅でゆっくりとリラックス出来る

方法を選べば良かった、

返って病院通い等のストレスが死期を

早めたのではないか---

と綴られて居た記憶が有る。

これは確か、Q&Aにて

口腔腫瘍だったか?高齢の子の

治療選択で悩まれて居る飼主さんが

質問した事に対する答えだった様に

思う。

答えを綴られて居た方は

後悔されて居た様だった。

 

ヒト以上に動物の場合には

多くの選択肢で迷い、悩む事が

数計り知れない。

 

そうだ、それが動物を迎える、迎えた、

という事なのだ。。。

自分に言い聞かせる。

苦悩の中、病院巡りをし、狂った様に

民間療法を探す、そして

獣医と意見を戦わせる。

時には敵に回しもする。

飼主の食欲は失せる。

例えはズレるが、

寝ては夢、醒めては幻の様に

「その事」で脳ミソは占領され

「それだけ」の為に奔走する。

。。。それで良い、それで良いのだ。


---それが動物を迎えた証---

 

後悔の度合いは愛情の重さと

比例する、と勝手に思っておこう。

 

大丈夫だ、

ゆきは何も考えず

唯々、真っ直ぐ未来へ歩んで居る。

飼主が軟弱では

ゆきは戸惑う。

引き戻そうと手を伸ばしても

時間には触れない。

届かない。

過ぎた刻は二度と戻らない。。。

 

もっと、もっと苦しもう。

沢山悩み、頼り無いこの飼主が

最善と思う方法を引っ張り出す。

。。。苦しもう。。。

ゆきが何を望むか。。。

長生きは望まないだろう、

一秒でも長生きして欲しいと

切に願うのは飼主だ。


恐らくゆきは当たり前の生活、

当たり前の日常を望んで居る。

それを念頭に置き

あらゆる事を進めて行く事を

忘れてはいけない。


長生きをして欲しいのではない。

。。。いや、長生きはして欲しい、

それは紛れも無い本音なのだが

それに因りゆきのQOLが著しく

阻害されるのであれば

望んではいけない。

長生きだけに焦点を絞っては

ダメなのだ。


エゴで引き取り、エゴで此処まで

一緒に生活をして貰った。

終末に近付き。。。その刻位は。。。

せめて。。。


ゆきの事を考え様じゃないか?

何年経ってもヘタレ飼主を

卒業出来ない自分が

腹立たしい。


ゆきがニンゲン言葉を持つなら

真っ先に言うだろう。

全く、何時まで経っても

成長しないわね、

と。。。