だという事を
自分が一番良く知って居る。
その、知識も乏しくイヌの事すら
満足に飼育出来ないクセ、
やはり限り無く
野生が強い習性の動物は
ニンゲンの元で生活を
すべきではないとも
思う。
こじ付けがましいが
イヌのその歴史を鑑みる際;
ヒトと共に共存し
ヒトの為に改良され
ヒトの為に訓練され、
ヒトの為に犠牲になった唯一
の動物がイヌだといった事;を
思い起こせば
もしかしたらイヌは
イヌだけはニンゲンが飼育
しても許されるのかも
知れない、と勝手に
思う。
が、
それですらも
もしかすると
服、トリミングも去る事乍ら
オヤツ、ドッグフード、
ドライブ、そして医療
すらも本来は必要無い
のではないか、と悩む事が
ある。
ワクチン、高度医療に因り
寿命が5年、10年
延びたところで
果たしてそれが幸せと
言えるのか、と。
例え日々の食事に困ったとしても
寿命が5年だとしても
群れと共に移動し
獲物を捕らえ、
イヌ世界の年功序列が構築された
世界に暮らす事の方が
イヌに取り幸せと
言えるモノなのでは、と悩む。
尤も悩んだところで
どうする事も出来ないのだが。。。
ここまでヒト生活に食い込ませ
受けたくもない医療を受けて貰い、
イヌの身体に如何にも
悪そうな甘いモノまで
食べさせられ、
揚句には服までも
着せられるゆき。。。
。。。薄目を開け
ウトウトするゆきを撫で乍ら
時折こういった思いに
囚われる。
ごめんよ、と。
ここまでニンゲンの社会に、
否、生活に順応させ
本当に申し訳無い、と。。。
動物はやはりけして
飼うものではないのかも
知れない。。。
動物園も各々の学校での
飼育も。。。
何もかもニンゲンのエゴだ。
そのエゴの最先端を行く
飼主が思う。。。
それこそ野生で居るべきで
あろう鳥類のカラス。。。
この動物が可愛くて
仕方がないと思う。
本当に賢い。
北斜面の荒れ放題の柿畑の
枯れた柿の木に良く
止まって居る。
決まった(恐らく)ハシボソカラス
が3羽現れる。
常に食べ物を探して居る。
我が家のフェンスにも止まって居る。
隣近所には言えないが
時折、パン、ドッグフードを
与える。
3~4日も続けると
1羽が仲間を呼ぶ。
カァーカァーカァーと間延びした、
安心した鳴き声で。。。
そうでない折には
カァッカァッカァッとメゾスタッカート程の
声を発して居る。
大昔からカラスが飼いたくて
仕方が無かったが
それこそ大空を飛ぶ様な鳥類は
無理だ、と幼心にも
理解は出来た。
カラスは本当に賢い。
イヌより賢いかも知れない。
ニンゲンは自分に無い物を
対象物に求めるらしい。
。。。賢い生き物が好きだ。。。
北断崖も高額で売られた。
6棟戸建が建つらしい。
辛うじて留る事の出来た柿の木も
もう直に取り除かれて
しまう。
カァーカァーと呼んでみると
キョロキョロし
その音の出どころを探す。
柿畑が分譲されても
又、来てくれるだろうか。。。