魚灯

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武田暁

2006-04-28 | 魚灯とは
武田暁(タケダ アキ)


ズボンを「パンツ」、台所を「キッチン」と呼ぶエレガントなお方。
時折、周囲を迷宮へいざなう会話のマジシャンでもあります。
しかしそんな印象とは裏腹に、彼女には冬の大地で芽吹きを待つ根っこの様な逞しさとしなやかさがあり、そこが作品と我々をどどーんと支えているのです。(桝野)



●山岡による“武田暁”紹介 vol.1
 ~“会話のマジシャン”への処遇~

魚灯の看板役者、武田暁を紹介します。

‥そう。上で桝野が紹介している通り、武田暁とは

>周囲を迷宮へいざなう会話のマジシャン

なのです。
丁寧すぎて、全てを語りだそうとしてしまうのです。
普通、用件のみを話しますよね。
例えば「フリ」があって「オチ」がある。
しかしこのマジシャンは、その「フリ」に至るまでが長い。
喋りだしたが最後、その話が終わるまで膨大な時間がかかってしまうのです。
聞いている方は、武田暁が何を言いたいのか、言い出そうとしているのか全くわからなくなってしまって途中で聞くのを諦めてしまったりするのです。

可哀想と言えば可哀想なんですけどね。でもほんとにわからない‥。
この「可哀想」と「わかんねぇよ」が私の中で戦ってあみ出した技が
「暁ちゃん、私はあなたの話聞いてるよ作戦」。
‥作戦っていうほどのものではないですが。
話がわからなくなってきたら、とりあえず武田から目をそらさず、適当に武田の発する音に合わせて合いの手なりうなずいたりするわけです。
「ほほう」「あ、なるほど」「へぇ。」「そうかそうか」「え、それで?」「あはははは」等々。
意外とピッタリ合うみたい。
素晴らしいじゃないですか。武田は喋りたいことを喋り、私は今日のご飯、何を作ろうかと考える。長い話の時は料理の段取りまで考えられる。
ところが困ったことに、これには当然一つの落とし穴が。
時々、「~じゃないですかぁ。え、山岡さんはどうなんですか?」
とこっちに振られること。
でも、
山「‥‥うん。」
暁「え、うんって?」
山「‥私も‥そうかな。」
暁「ええー?うそ~?!(笑)」
とまぁ、やはり何とかなったりします。

ひどいですね。でもひどいのは私だけではありません。

ミーティング中、桝野が質問しました。
桝「暁ちゃんから○○の話聞いたことあったよね。あれどんな話やったっけ?」
暁「あぁ、あれはですねぇ、○○○~」
と、喋りだしてほんの十五秒後、大げさじゃなく本当に十五秒後です。桝野が自分のカバンの中から金銭出納帳みたいなのをおもむろに取り出して中に何か数字を書き込み始めたのです。
そうです。もう話を聞くのを諦めた桝野がそこにいました。
しかも計算までし始めている。
は、早すぎる‥‥。

可哀想なのは武田です。
武田もきっと面食らったはず。
私なら「ちょっとちょっと桝野さん、話聞いてる?」とツッコミますが、‥武田は本当に優しい人なんです。人に文句を言ったりすることなんてできない人なんです。
その後武田はそのまま喋るのをやめず、あろうことか目線を私に向けてきました。
おっと‥私が聞くことになるのかその話‥
危機感を感じた私は、武田の代わりに桝野にツッコミました。すると、

桝「あ、ほんや。ゲラゲラゲラ♪」すると武田も、

暁「あはははは♪」

山「‥‥‥」

‥‥まぁこんな感じで武田暁は魚灯の中でとても愛されています。
(つづく)

 
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