太田川漁協日記

漁協での出来事や釣果など日々を綴ります

受精卵放流(高瀬堰直下右岸側)

2018年11月07日 | 

水温:15.6度

海水温:20.7度

とっても天気の良い中、午後1時から高瀬堰直下右岸側にて受精卵放流を行いました。
午前中に受精に適した親魚のアユを、メス230匹、オス300匹選別しました。

午後から河川で卵をしぼり、しゅろに付着させ、河川の流芯へ設置しました。
カワウに産卵を迎えたアユが食べられないように、案山子を設置しています。
今年は、漁協の理事や総代、組合員さん以外に、国交省、広島市水産課、㈱荒谷建設コンサルタント、かめや釣具㈱さんや釣りクラブのたくさんのが、お手伝いに来てくださいました

組合長より、担当や段取りの説明があり、まずは1回、デモンストレーションをしました
みんな、ちゃんと覚えていました

バケツリレーで川の水を運び、約180枚のシュロを水にぬらし、受精させた卵が付着しやすいようにしておきます。

メスの卵を採卵し、計測します。
1gで、約2500粒の卵があります。
一匹のメスで約6gぐらい、採卵できました。

雄の精子をしぼり、混ぜ合わせます。

やさしく、水鳥の羽で混ぜて、受精させます。

シュロに付着させます。

流れのある場所へ、シュロを設置しています。

シュロが流されないように、鎖や鉄筋に結び付けます。


今年は、約283万粒のアユの卵をシュロに付着させました。約2週間後、どれぐらい卵がふ化したか、広島市水産課さんと一緒に調査します
今年は、アユ仔魚の流下促進を目的に、国土交通省の高瀬分室が試験運用として、右岸・左岸の両岸を開けていただいています。多くの受精卵をふ化し、流下仔魚が海域へ流下することを期待しています。
また、広島市水産課の調査により、高瀬堰左岸側の瀬に、約135万粒の産卵状況の報告がありました。(10/18・10/29潜水調査)

今年3年目の受精卵放流は、皆さんとってもテキパキとこなし、2時間余りで終わりました。
地元企業の山崎製パン㈱広島工場さんからのご厚意により、パンの提供があり、お手伝いに来られた方へ、おいしいパンを配らせていただきました
いろんなパンを、たくさんいただきました

 

天然アユの遡上の取組みとして、11月12日(月)の午後2時から、安佐南区東野2丁目(通称:ヤナギ)にて親魚放流を行います。8,000匹の親魚の放流を予定しています


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