静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

防災(救助)訓練

2018年04月13日 11時04分36秒 | 学園紹介

平成30年度入学生が残り一枠。ぜひ学園に来てください。
4月中に入学できる人が対象です!
...つまり、来週で締切ます。
入学希望者は、なるべく早く学園にお問い合わせくださいね。

今日で第一週の終わりです。
今年の生徒は淡々とメニューを消化している印象です。
..って言うか、昨年がはしゃぎすぎだったんですけどね。

昨日の消火訓練に続きけが人の救助訓練です。
第一発目は、けが人の搬送(はんそう)です。
今年は昨年のより平均身長で3cmアップ!
170cm以上が半数なので、とても大きく感じます。
体重で見ると昨年より少ないですが、肺活量は500ccアップでした
まだ線の細い人が多いですが、一年後には見違えるようになるはず!

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 園長のつぶやき
最近の若者にとって、寮での集団生活は大きなハードルと「感じる」ようです。
確かに、環境はがらって変わります。
スマホの使用制限。規則正しい生活。毎日、自習時間がある。消灯、起床時間が決まっている。
そして、家族以外の人との生活...
何度も言っていますが、本当にすぐ慣れます。
「息抜きがあるのか?」
と思うかもしれません。
でも、基本は同年代の人たちで、漁師になる共通の目標を持っています。
息が詰まるほどの環境ではありません。
卒業生に聞いても、つらく思うのは最初のわずかな期間です。

残念ながら寮生活が、「大きなハードルと思ってしまう」人が増えている気がします。
 学園を見学した時に「入学希望」と答えても、入試を受けない人。
 入学試験に合格しても、他に行き先がないのに入学辞退をする人。
これらの人たちの何割かが寮生活を自分がたえられないものと思ってしまっている気がします。

見方を変えれば、
  少子化で、今の親は優しくて物わかりが良いし、家には自分の個室もある。
  スマホ、SNS、人と会わずに連絡するツールがある。
  だから、すべてマイペースで生活ができる。
と言う環境にいるんですね。そりゃあ、楽です、快適です。

でもね、だから寮生活が必要なんです。
親離れ、子離れをして、自分で居場所を作ることが大事です。

最低限の人付き合い、コミュニケーションができない人でも、
通学であれば(学園でも、違う学校でも)卒業はできます。
だけど、それで仕事に就けますか?
今は漁師じゃなくても、離職率(りしょくりつ)は高くなりました。
求人が多いので、すぐに別の仕事がみつかることも原因でしょう。
でも、すぐに仕事を辞める人は必ず繰り返します。

学園生は一年間で大きく成長します。
学園の教育に魔法はありません。
それは寮生活があることが大きいです。
家族から離れ、仲間との生活を始めることが自分を成長させるんです。

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