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鳥取市内循環バスのWAON対応は2022年末で終了、その最期の様子

関連ブログ・・・2022/11/6付鳥取市内循環バスが、WAONなどに代わり2023/4からICOCA対応へ <11/9追記あり>、2022/11/9付続:鳥取市内循環バスが、WAONなどに代わり2023/4からICOCA対応へ

これまで鳥取市内循環バス「くる梨」でWAONや楽天Edyなどの非交通系電子マネーが使えていましたが(鳥取市公式サイトの「くる梨」のページにはついぞ記載されることはありませんでした)、12月末限りで終了となります。その最期の様子を報告します。

JR鳥取駅前には立派なバスターミナルがありますが、観光客が利用する可能性のある以下の路線はバスターミナルの手前に発着場があります。

 ・「くる梨」 ・鳥取砂丘行路線バス ・観光ループバス「ループ麒麟獅子」(土日祝のみ運行、鳥取砂丘も経由)

右端が「ループ麒麟獅子」用のバス、後ろの2台が「くる梨」です。

「くる梨」は赤コース・青コース・緑コースとあり、それぞれの色のバスが使われています。

「鳥取砂丘方面には行かない」ことは、絶対に強調せねばなりません。

バス停には、年末年始の運行予定(元日は全便運休など)は掲示されていますが、WAONや楽天Edyなどが使えなくなる旨の掲示はありません。一般配布用の時刻表にも記載はなく、私設の応援サイトか車内掲示でしか知る由はありません・・・ ちなみに、次バス停にある「丸由百貨店」は、最近まで地元資本ながら「鳥取大丸」の名称で営業していた百貨店が大丸とのライセンス契約終了により昔の名前に戻ったものです。

一方、車内では大々的に告知されています。現行の非交通系電子マネーの処理機は降車用扉の脇にあり、降車時にタッチするようになっています。運賃箱の上にICカード処理機のようなものが取り付けられているのが気になりましたが、この機器は他の「くる梨」用のバスでは運転席のパネル部分に取り付けられており、ICOCA対応のため新たに設置したわけではなさそうです。

なお、後日鳥取市の「くる梨」担当部署である都市整備部交通政策課に聞いてみたところ、現行の非交通系電子マネーの処理機は故障が多く、さらにこれら電子マネーの利用実績も少ないことから撤去を決め、市としては最終的に他の一般路線バスにもICカードシステムの導入を目指しているため、まず「くる梨」にICOCAを導入することにしたそうです。

ちなみに、2019年に駅南に移転した鳥取市役所の目の前にはイオンがあります。鳥取市役所前のバス停には全コースの全便が停車し、イオンがらみの買い物客も結構乗車していましたが、にもかかわらずWAONさえも利用が低迷していたとは意外です・・・

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