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金剛バス撤退後の代替交通の解説・その2

その1はこちら 路線ごとの対応一覧はこちら 金剛バスの路線図はこちら

6.白木線(富田林駅~東水分)

こちらも、河南町が自家用有償旅客運送として運行し、便数は現在の3分の2程度になります。

7.さくら坂循環線(富田林駅~さくら坂4丁目~富田林駅)

基本は近鉄バスが運行し(便数は現在の3分の2程度)、朝夕ラッシュ時など輸送力が不足する時間帯はこれに加え河南町が自家用有償旅客運送として定員11人以上の路線バス車両により3循環程度を運行します。運賃は金剛バスと同等です。

8.東條線(富田林駅~こんごう福祉センター~富田林駅、富田林駅~甘南備~サバーファーム、富田林駅~こんごう福祉センター~吉年など)

吉年系統(終点の吉年バス停付近が千早赤阪村)以外は富田林市内で完結する路線です。

こんごう福祉センター循環系統については南海バスが運行します(便数は現在の半分程度)が、資料2の37ページによれば、これとは別に近鉄バスがサバーファーム(富田林市農業公園)方面を循環する系統をレインボーバス(=富田林市内を走る近鉄バスのうちコミュニティバスとしての性格を持つ路線の愛称)として3循環程度運行予定とのこと。サバーファームの開設者は富田林市であり、自然な流れではあります。

なお、サバーファームへの路線はもともと金剛バスが土日祝のみの観光路線として運行していましたが、2023/10/6付ブログ記事で書いた通り乗務員不足のため運休しており(サバーファーム公式サイトによれば2023/2/21から運休)、この資料の通りだと復活となるわけですが、毎日運行なのか土日祝限定なのかは不明です。そして、現在1日4往復している吉年系統の代替に関する記載は資料のどこにもありません。

9.富田林循環線(富田林駅~川西~滝谷不動前~下佐備~富田林駅)

この路線は休止路線であり、そのまま廃止を検討しているとのこと。

但し、うち東半分の「富田林駅~下佐備~滝谷不動前」の区間は、滝谷不動尊の縁日の毎月28日に限り1日あたり16往復運行されています。

https://kongoujidousha.com/pkobo_news/upload/70-0link_file.pdf

生活路線としての位置づけではないため、おそらく金剛バス撤退前の最後の縁日である2023/11/28が最後の運行となることでしょう。

(つづく)

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