全国交通ニュースブログ

山梨県のタクシーの営業区域の状況

47都道府県の中で、山梨県が最後の紹介となりました。

関東運輸局管内のタクシーの営業区域が別表として掲載されている資料はこちら

<山梨県>

甲府交通圏

  甲府市・甲斐市・中央市、中巨摩郡昭和町

東八・東山交通圏

  山梨市・甲州市・笛吹市

峡西交通圏

  南アルプス市、西八代郡(市川三郷町)、南巨摩郡(富士川町)

峡北交通圏

  韮崎市・北杜市

峡南交通圏

  南巨摩郡(南部町・早川町・身延町)

東部・富士北麓交通圏

  大月市・都留市・富士吉田市・上野原市、北都留郡(小菅村・丹波山村)、南都留郡(忍野村・富士河口湖町・道志村・鳴沢村・西桂町・山中湖村)

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交通圏の名称に採用されている「峡西」「峡北」「峡南」は山梨県内で一般的に使用される地域区分で、それぞれ「県庁所在地の甲府市から見て西側・北側・南側」という意味合いに相当します。

山梨県内でも平成の大合併が大規模に行われましたが、現在の甲府交通圏を構成する自治体については以下のようになっています。

 甲府市・・・もともとの甲府市が東八代郡中道町と西八代郡上九一色村北部を編入

 甲斐市・・・中巨摩郡のうち竜王町・敷島町と北巨摩郡双葉町が合併して成立

 中央市・・・中巨摩郡のうち田富町・玉穂町と東八代郡豊富村が合併して成立

 中巨摩郡昭和町・・・合併なし

ちなみに、平成の大合併前時点で中巨摩郡には10町村が所属していましたが、残りの6町村(櫛形町・若草町・白根町・甲西町・八田村・芦安村)は合併して南アルプス市(こちらは峡西交通圏)になりました。

東八・東山交通圏」の名称は、「もともと東八代郡と東山梨郡に属していた地域」からきているものと思われます。いずれも平成の大合併により消滅しましたが、平成の大合併が本格化する前の2003年の段階では、

 東八代郡=石和町・一宮町・御坂町・八代町・境川村・中道町・豊富村・芦川村が所属

 東山梨郡=春日居町・牧丘町・三富村・勝沼町・大和村が所属

となっており、さらに全域がかつて東山梨郡に属していた市として山梨市と塩山市の2市が存在しました。

現在この交通圏に属している3市はいずれも平成の大合併で成立したもので、具体的には

 山梨市・・・もともとの山梨市と東山梨郡のうち牧丘町・三富村が合併して成立

 甲州市・・・塩山市と東山梨郡のうち勝沼町・大和村が合併して成立

 笛吹市・・・東八代郡のうち中道町・豊富村以外の4町2村と東山梨郡春日居町が合併して成立

となっています。中道町(現甲府市)・豊富村(現中央市)は現時点でいずれも甲府交通圏に属していますが、平成の大合併以降に調整が行われたどうかは不明です。

西八代郡は現在市川三郷町のみが所属しますが、同町は平成の大合併で西八代郡の3つの町(市川大門町・三珠町・六郷町)が合併して成立しました。

南巨摩郡富士川町は、同郡のうち北部にある鰍沢町と増穂町が合併して成立しました。南巨摩郡の他の町と異なり峡西交通圏に含まれます。

南巨摩郡身延町は、もともとの身延町と南巨摩郡中富町・西八代郡下部町が合併して成立しました。南巨摩郡南部町は、もともとの南部町と同郡富沢町が合併して成立しました。

北杜市は、平成の大合併以前に北巨摩郡に属していた6町3村のうち、双葉町(現甲斐市)以外の5町3村(須玉町・長坂町・白州町・高根町・小淵沢町・大泉村・武川村・明野村)が合併して成立しました。

上野原市は、平成の大合併で北都留郡上野原町と南都留郡秋山村が合併して成立しました。

南都留郡富士河口湖町は、平成の大合併で同郡の河口湖町・勝山村・足和田村および西八代郡上九一色村南部(本栖湖や精進湖一帯を含む富士山の北麓で、村北部とはほとんどつながりがなかった)が合併して成立しました。

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