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徳島南部自動車道・羽ノ浦トンネルは順調だが・・・

関連ブログ記事・・・2023/9/13付「徳島南部自動車道、阿南IC~立江櫛渕IC間は2025年度内開通へ

この阿南IC~立江櫛渕IC間のおよそ4分の1を占める羽ノ浦トンネル(長さ753m、約4年間の工事を経ての2023/7貫通済)の内部に初めて取材カメラが入りました。徳島県唯一の民放テレビ局である四国放送が、2024/8/20付でYahoo!ニュースにその動画を配信しています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6adf866240b88c04cba95318e9de1390054242fa

取材時点ではトンネル内の水路を全長にわたり延伸する工事を行っており、2024/10からは道路のコンクリート舗装の工事に着手し、2025年度内に開通という段取りです。阿南IC隣接地に本社工場のある日亜化学工業の勤務者にとっては本当に待ち遠しいですね。

さて、この配信記事のタイトルに「四国横断道の現状と課題」の文言が入っていますが、その課題(未開通区間の状況)については全然突っ込みが足りません・・・ 徳島河川国道事務所副所長の「道路というのは、上から徳島側からつないでいきたいという思いはある。やはり地質の問題用地の問題がまだあるので」のコメントで終わってしまっています。

本ブログでこれまで取り上げている通り、実際の課題は以下の通りです。

1.徳島津田IC南方で勝浦川を渡る「津田大橋」は規模が大きく、付近の自然保護も必要なので急いで工事できない。そして、事業費も当初見込みの2.5倍に膨れ上がっている(2023/11/14付ブログ記事参照)

2.勝浦川南岸の徳島市大原地区では地すべりや土砂崩れなどのリスクが高く、専門家も交えた技術検討委員会で事前調査を進めているものの、未だ設計着手のメドが立っていない(2024/5/24付ブログ記事参照)

3.小松島市西部の新居見トンネル<長さ約1400m>は2023年末に掘削開始したばかりで、南側は四国霊場第18番の恩山寺のすぐ下のため地形的な問題から工事用道路を建設するのは困難と思われ、北側からのみ掘り進めることが濃厚(2024/1/17付ブログ記事参照)

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