おぉ!?と思う本の日記

私、ギャーがなんとなくニオう本の感想をダラダラ更新します

オーデュボンの祈り

2008-10-24 14:12:45 | 伊坂 幸太郎
オーデュボンの祈り伊坂 幸太郎著 (新潮文庫) 『オーデュボンの祈り』 
 内容:コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、抑えようのない才気がほとばしる!第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作、待望の文庫化。

やっと給料日だ~!!嬉しいな♪それに今日頑張れば土日だし☆ ・・・なのに。。すっごい雨降ってるんですけど↓↓止むのかな・・・これ。帰りまでには止んでて欲しいな!折角今日は地元で欲しかった本をドカ買いしようと思ってるんで!折角買った本が雨でヨレヨレになるのはしのびないし!で、伊坂幸太郎氏のデビュー作品☆  いや~これデビュー作なんですね!すごい才能だなぁ。グラスホッパー読んだ時も思ったんだけど、この人の頭の中は一体どうなってるんでしょうね(汗)
で、ですね。この主人公達がすごく好きだったんですけど、その中でも私のツボだったのは案山子の優午と田中の仲と、桜と日々野の仲です!
一応登場人物の紹介をば・・・(ウィキ参照)
・伊藤:この話しの主人公。知らぬ間に萩島に連れて来られた。
・案山子(優午):この話しの鍵を握る存在。未来を予知できる
・城山:人を痛めつけるのが趣味の恐ろしい男。主人公も被害にあいそうになった。警察官で、コンビニ強盗しようとした伊藤を逮捕する。
・日々野:主人公に島を案内した男。テキトウで人の話を聞かない。
・轟:島で唯一外に出られる人間。見た目が熊にそっくりらしい。色々と謎の多い男。
・園山:嘘しか言わない画家。何を聞かれても嘘しか言わない。
・静香:伊藤の元恋人
・主人公の祖母:既に死んでいる設定だが描写が多い。
・曽根川:もう一人の島の来訪者。主人公より前に来ていて、轟と何かあるらしい。
・桜:島で殺人を許された男。不思議な男である。詩をよく読んでいる。
・田中:ジョン・ジェームズ・オーデュボンのリョコウバトの話を伝えている人物。優午と仲が良い。足が悪い。

読み終わるまでは全然そんなこと考えなかったんですよ。だけど、読み終わって全てが明らかになったときに私には何かが降ってきちゃったんです(笑)
 それは、優午と田中ったら!人類とかの枠を越えて相思相愛ですわよ!!ということです。

 もう頭の中が腐り切っていてカビが生えてる状態なので許してください(誰に向かって言ってるんだか・・・)
ここからは私の妄想となりますのでご注意ください!
 田中と優午はよく向かい合って話していました。田中も自分の話はしたかもしれないけど、きっと優午の悩みというか思っていることをじっと聞いていることの方が多かったんじゃないかな?
 島の人達は優午に自分のことや周りの未来の様子なんかを聞いてはいても、優午自身の話には耳を傾けたりはしなかったんでしょうから。 

優午は自分の悩みをただじっと聞いてくれる田中の存在がすごく大事だったんじゃないのかなぁと思う。 ただ大事な分だけ優午には田中を失うのが耐えられなかったんじゃないかな。未来を見通す力のある優午にとってはそれはそれは恐ろしいことだったでしょう。しかも自分はこの先果てしなくここに立っていなければならない。島人から寄せられる悩みと自分の未来を見通せる力でヘトヘトに疲れていたんでしょう。
田中がいなくなった時のことを考えたら今までのようには生きてはいけない 
 そう思ったから田中に自分を殺して欲しいとお願いしたんでしょう。

なんかそう思ったら私自分の部屋でダーダー泣いちゃいました。あまりにも切ないじゃありませんか!
こちらはもう邪推(充分してるけど)できない清らかな想いでいっぱいです!!

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で、私がニヤリとしたのは桜と日々野の仲なんです。 さっき【清らかな想いでいっぱい】とか言ってたような気がするけど、、まぁいいか。

桜は島で唯一殺人を許された男で島の法律。島人も 桜に殺されたらもうそれは仕方がないという考え。
 日々野はさぁ。私的に全然伊藤の話を聞かないし、都合とかも配慮しないんだけど、大事なところはちゃんと抑えてるんだと思うんだよね。だから側にいても桜の逆鱗には触れないんだと思うな。
 桜が家の外でいつものように詩を読んでいたら日々野がやってくるんですよ。一応「よう桜」くらいは言うかもしれません。(ただし桜は無視) 桜の側にいるのみで会話なんてもちろんしないし多分日々野は自分で好き勝手やってるんだと思うな~。例えば木に登ってみたり、持参したリンゴとか食べてみたり。
 で、桜がチラリと日々野視界に捉えればニコッと笑いかけて満足して帰っていく。
 超ツン×デレな仲なんじゃないかな。で、で、、しばらく日々野がこなくても桜は淡々と庭で詩を読み続ける日々を送るんだと思うんですよ!だけど一息ついたときに視線をやる先はいつも日々野が歩いてくる方向なんです(キャーーーーーー)。
 
という腐った妄想・・・・如何?


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ふむ。

2008-10-23 16:43:41 | Weblog
 え?うっそーまだ木曜日?まだ明日は早起きしなきゃいけんのかと思うとブータレちゃいますのぅ(><)

 でも明日でやっっっっっっっっっっっっと給料日!!待ってましたよ!切実に!!お金がなさすぎで本が買えずに意気消沈していた長き日々が明日でやっと解消される!

 あ、でも12月の給料日にこないだ魔法のカード(クレジット)で買った洋服やらブーツやら30000万円の支払いがやってくるから自重しなければ!

 この一週間は非常にヤル気がなさすぎてどうしようかと思いました。社会人三年目にして鬱?(でも別に辞めたい訳ではない)やらなきゃなぁ~と思っている仕事(でも急ぎじゃない雑用)がどんどん溜まっていくのを見ていると憂鬱になりますね。12月にならないうちに片づけなければ・・・

 コンビニで【やる気】が売っててくれればドカ買いするのにな~。


 なんだかわけのわからないブログ更新でスマン!

壊れ気味の思考回路

2008-10-22 17:11:08 | Weblog
お金がなくて本棚の本を読み返し始めてから早4日。そろそろ脳内が妄想を欲しているようです。

 今日、朝の通勤電車の中で私の前に座っていた私立の中学生の男の子2人(仮名:ズルリ君 と お世話君)。が並んで座っていました。

 ズルリ君の方はスゴイ鼻風邪をひいているようで箱ティッシュ持参でズービズービとかみ続けていました。

お世話君:「ズルリ君、鼻風邪大分ひどいよね?大丈夫?」
ズルリ君:「(ズビー)うん。全然治らないんだよね。お世話君に感染らないようにマスクしてるけど鼻かむから全然意味無いよね。感染ったらごめんね」
お世話君:「別に良いけど、ムリだったら早退しなよ」
ズルリ君:「うん。ありがとう。そうする」
お世話君:「紙くずこれに(コンビニの袋)入れたらいいよ」
ズルリ君:「あ~ありがとう。助かる~」

という会話(ちょっと妄想入ってたからもうちょっと素っ気なかったかもだけど)が交わされていて、私としては朝から妄想が止まらなかった(笑)


 え?何ナニ?この二人の会話から推測するに、まだプラトニックな関係だよね?そしてまだお互いの気持ちっていうか自分の気持ちにさえ気づいていなかいのかしら?? 
 この制服は某私立中学ってことは男子校だ! あぁ~~美味しすぎる! この二人きっと高校もストレートで進学して、高2くらいでお互いの気持ちに気づくんじゃないかしら?ちょっとズルリ君の方はニブそうだし・・・


 なぁ~んてことを考えながら満員電車に揺られていました。

 もう寿命が長くなな私。最低だ・・・

仏果を得ず

2008-10-21 13:43:33 | 三浦 しをん
仏果を得ず三浦 しをん著 (双葉社) 『仏果を得ず』 内容:“好き”が過ぎるとバカになる。でも、そんなバカならなってみたい。文楽に賭ける若手大夫の熱い青春。直木賞作家が愛をこめて語ります。

 三浦しをんさんの作品だけあって、ニヤニヤムフムフなシーンが沢山あって、妄想の余地がしっかり残されていて非常に満足な作品でございました☆ 文楽の技芸員さんは、太夫、三味線、人形遣いとなっていて、合計で九十人前後がひとグループ(?)になり、同じ仲間で何十年も一緒に公演を行うんだそうです。太夫と相方の三味線さんは一緒の楽屋を使い、人形遣いさんは何人かで一部屋を使うそうです。(三浦しをん著(ポプラ社)『あやつられ文楽観賞』参照) 基本コースは東京と大阪を一月ごとに行き来し、その合間に地方公演の旅にも出る。だから技芸員さん達は公演最終日になると楽屋の片づけと旅仕度をするそうなんですが、旅しなれてるからすごく仕度が早いらしいです☆見習いたいものだなぁ~! 先輩と後輩、師匠と弟子という、同じ芸の道を歩む同士にしてライバル。な人間模様が文楽の裏舞台では繰り広げられているんだそうです。 健太夫はまだ新米の太夫、師匠でる人間国宝銀太夫から三味線の兎一郎と相方になれ!と突然告げられる。実力は若手ながらピカ一!しかし変人と噂される兎一郎と毎日顔は合わせていたものの一度も話したことがない健は慌てます。 しかし少しずつ兎一郎との溝を埋めていく健。 文楽の修行で兎一郎や周りの先輩、師匠からアドバイスをもらったりしながら古典の登場人物を理解しようとウンウン悩みながらも成長していく健の成長物語・・・・しかし!それで満足するような私じゃありません! ちゃぁ~んと嗅ぎとりましたよ!おぉ!?という薫りを!(笑) 健はまだなんか自分でいっぱいいっぱいだからそんなでもないんですけど、健の師匠の銀太夫と方をつとめる三味線の亀治さんがも~~~~スッテキーな味わいを醸し出してるのです(壊) 亀治さんが家族で旅行に行くとなったら銀太夫はついて行っちゃうし、兎一郎情報によれば亀治さんが家族を大切にしているのは確かだけど、銀太夫になにかあったら家族なんて放り出して尽くす間柄なんですって☆☆(あ、ちょっと妄想入っちゃったかも)私のツボに入りまくる銀太夫と亀治さん!一番ツボだったシーンは、銀太夫は甘い物が大好きなんですが、糖尿の気があるので奥さんに甘い物を止められている。だけどファンの方からもらうお饅頭とかが楽屋には沢山ある。亀治さんにも注意されるから食べたいけど我慢している銀太夫(可愛い!!)でも、亀治さんが目をちょっと離した隙にパクッと饅頭を口に入れてしまう銀太夫! 「こらっ!!」と亀治さんに怒られるあ~もうキュンキュンしちゃって危うくキュン死にするところでした(笑) あと、大穴で健の兄弟子の幸兄なんだけど、(全然その要素は書かれていませんけど)絶対彼は人形遣いの誰かとそういう関係にあると思うな!でもちょっぴりプライドが高そうだからなぁ~♪5~10歳位年上の人形遣いさんだと思う ウシシ で、きっと旅の合間を縫ってお互いのアパートに行き来するんだど思うな! で、先輩でもある人形遣いに舞台の出来を誉められたりダメ出しされたり・・・一喜一憂する幸兄。幸兄は人形遣いの彼が覆い被さってくるか、抱きしめてくれないと次の行動に移せなさそうだ!幸兄(受)は上目遣いで人形遣いの彼(攻)を見つめるんだと思うんですよね=  キャー♪とまぁそんなこんなで長い修行の道ですからね!しかも男ばっかりだから!! 想像してうっとりできる作品でした(笑)


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わがままな大男

2008-10-17 17:08:08 | 海外作品
わがままな大男オスカー・ワイルド著 (星雲社) 『わがままな大男』 内容:大男の住む広い大きな屋敷は、大男が長い間留守にしていたので、子供達が毎日庭へやって来て遊んでいました。大男がもどって来て庭で遊んでいる子供達を追い出してしまうと、その庭には春が来なくなり…。

 子どもが読む清らかな絵本にまでセンサーが反応してしまう自分の腐れ具合にちょっと嫌気がさすなぁ。しかし、一時期枯れたかと思われた妄想の泉はやはり幸か不幸かそう簡単には滅びないのでありました。で!ものっすごいニオウ文章炸裂だったこの絵本!
-ある日、大男が帰ってきました。彼はコーンウォールに住む鬼の友人を訪問し、そこで7年間一緒に過ごしていました-↑え?訪問っていうか鬼の事が忘れられなくて着の身着のまま会いに行ったんじゃ・・・しかも7年間って訪問するには長すぎる月日だと思いますが、、鬼と大男は一緒に愛の暮らしに明け暮れたってことだよね?鬼と大男・・・どっちが受けなんだ?(←オイッ!)
-「ここには美しい花がたくさん咲いている」大男は言いました。「しかし、子どもたちが何よりも美しい花だ」-↑っていうかこのセリフまでにセンサーが反応してしまう私はもはや末期です(爆)いや、いいんですよ。心温まる大男のセリフです。しかしなぁ~。ちょっとニオイますよね~(笑)
-大男が愛していた小さな男の子が立っていたのです-↑あ・・・あれ?もう愛し合ってしまっていたんですか?っていうか男の子ですよね?しかも大男さん!鬼との愛の日々はどうしたの!!? あ、そうか!7年で愛の生活が終わったから自分の庭にいた美しい少年に新たな恋心を抱いたのですね(違)☆
-その子は答えました。「これは愛の傷なのだよ」-↑あ~ビックリした。このセリフ読んだとき、思わずか?の傷か!!? と邪推してしまった~(^^;)手足の傷ね。ちょっと残念なような。。
-「かつて、あなたは、この庭で私を遊ばせてくれた。今日は、あなたがわたしの庭へいっしょに来るのだ。私の庭へ。パラダイスへ」-↑あ~・・・これは、、アレですね。もう確実ですよね。もう行っちゃえよ、パラダイス。好きにしてくれよ(笑)で、この大男は次の日幸せそうに白い花に埋まって死んでるんですけど、これはきっと少年との愛を現世で全うして、それから空に登って第二ラウンドを開始するんじゃないかと(汗) 大丈夫でした!全っ然妄想の泉は健全(?)でした!ていうか泉は溢れんばかりです(爆)


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所持金が!

2008-10-16 16:53:48 | Weblog
すまぬ!(篤姫仕様)(←って誰も見てないかもだけど!)
仕事で請け負っている画像が明日までの納期なのに全く終わる兆しが見えないのでごわす!(西郷隆盛仕様)
おいどんは、もんどりうっているんでもす(大久保利通仕様)
 
 て遊んでいる場合じゃないですね。仕事しろって話です。

 ちょっとテンパってて妄想に集中できないのです(涙) くやしゅうございます!(幾島仕様)

しかもまだ給料日まで一週間もあるのに所持金が241円しかないって仮にも社会人なのにどうよ!?これマズイでしょう!!
 あ、あと携帯を全く使わないせいか(時には存在を忘れることもしばしば)今月の請求額が2,800円だった。すごいな~!ていうか友達いないんだな~自分(笑)auって安いよな~と感心してしまいました~。

 というわけで、妄想ではないくだらないブログっていうか記録?はできるだけ更新しますが、妄想ブログは・・・もうしばし!もうしばし待たれよ!!(徳川家茂仕様)

 と連載当初からハマっているNHK大河ドラマ篤姫 からお送り致しました~  


 も~ダメだぁ~。文章からも窺える通り、テンパリの極みにございます(滝山仕様)どうかどうか、温かい目ぇで見守っておくれやす(和宮仕様)

今週は、、

2008-10-15 17:52:12 | Weblog
毎日のように更新していたのに気づいたら今週は更新してなかっただ~。
そんな自分にビックリしただ~!!

 昨日と今日は三連休明けだったせいか生きるので精一杯だった。あと、よく分からない人からメールが来る。 自分のことで精一杯だったから総スカンしている現在です。もともとマメじゃないからメールも数日おいて「そうだね、そうしましょう」くらいしか送らないんですけどダメですかね?でも私の友人もそんな感じだから普通?(多分違うな)

 明日くらいには妄想が復活していると思うからまた密かに更新しようと思います。 どなたか見てくださっている方がいらしたら、もうちょっとしたら妄想ブログを更新しますから、今少し!しばしお待ちを!!


禁じられた楽園

2008-10-10 16:46:17 | 恩田 陸
禁じられた楽園恩田 陸著(徳間書店) 『禁じられた楽園』 内容:平口捷は、若き天才美術家の烏山響一から招待され、熊野の山奥に作られた巨大な野外美術館を訪れた。そこは、むせかえるような自然と奇妙な芸術作品、そして、得体の知れない“恐怖”に満ちていた。現代の語り部が贈る、幻想ホラー超大作。

う~ん。壮大で漠然としたホラーでしたが、最後の10ページの出来がイマイチでちょっと残念な作品。しか~し!別の意味では楽しかったですよ♪おぉ!!?と思う場面、セリフが盛りだくさんだったのでよし! 
ここから関係のネタバレになりますのでご注意を☆
烏山響一・・・世界的に認められた若き天才美術家
淳・・・烏山一族。しかし公にはされず、大手広告会社のキャリア。ある日を境に失踪する。
夏海・・・淳の婚約者
平口捷・・・響一と同じ大学に通う
和繁・・・淳とは学生時代の知人
律子・・・彫刻芸術家を目指す。アルバイト先に響一がきたことで熊野の山に正体される

ここからは私の妄想となります ご注意ください

禁断の愛ッス!(笑)①捷に執着する響一、②和繁を巻き込みたい淳(もちろん愛ゆえです)③響一と淳の愛、もう夏海と律子のことはこの際除外して考えます!
①捷に執着する響一
捷とは同じ大学に在学にしているとはいえ、一コマしか一緒の授業じゃないし大教室、そして接点は全くない。なのに捷の名前をフルネームで覚えていた響一☆しかも、捷に 何故自分の名前を知っているのか? と聞かれたときに、「捷が俺を呼んだのが聞こえたんだ(ちょっと妄想入ってるかもだけどこういう言い方だった)」だって~(キャー!)捷は基本無邪気だし、到底響一には敵わないでしょうからすぐに響一のモノになるでしょう。②和繁を巻き込みたい淳
卒業して何年かぶりにあったにもかかわらず失踪した淳を探す事態になった和繁。ヘタレ攻(和繁)と老獪な受(淳)という図が素敵に妄想できますよ(^3^)何故自分を巻き込んだんだ? という和繁の言葉に 「お前がどう思うか、どういう反応をするか知りたかった(またちょっと妄想入ってるかも)」ってもうアンタ!!私を悶え殺す気ですか?と聞きたくなるくらい悶えました(爆)この事件が解決(?)してまた淳が世間に出るようになったら一気に和繁を落としにかかると思う!っていうかもう半分落ちてるからあとは自分から離れられなくするように仕上げをするだけですね☆ 全力で口説き落とされる和繁。事件のお詫びを兼ねて(あくまで装って)和繁の自宅を訪れる淳。素直に失踪劇をやめた淳を歓迎する和繁。
和繁:「今日はカミさんが留守だから大したモノは出せないんだが」
淳:「(もちろん調査済)構わないでくれ。お前のカミさんには用はないから」→ガバーと洋服を脱ぎ始める淳
和繁:「(慌てて駆け寄る)あわわ!どうしたんだ淳!!!?」
淳:「響一の影としての俺は死んだ。今度は和繁と生きる!」→和繁を引き倒して服を毟る
多分一気に和繁の上に乗って最後までヤッてしまう。(爆)コトが終わったあと、呆然としている和繁を口説きまくって落として完了☆すべて淳の計画通りになるのでした。終わり。
③響一と淳の愛
こちらは決定的な淳の証言もありますし♪
480ページ 後ろから4行目
「あなたは誰なんですか?」
律子が思い切って尋ねた。男は意表を突かれた顔で再び彼女を振り返る。
男はにっこりと上品に笑った
「僕?僕は、烏山響一の影さ」

物心がついたころより、お互いの闇を理解してくれる唯一の存在。思考回路も似ている二人は裏と表の関係としてお互いを必要とする。中学生くらいでお互いに必要なのが必然で愛に変わり、あっさり一線を越えてしまったんだなきっと。多分この二人の関係は一生続くよ(希望)それに気づいて狼狽える淳のヘタレ攻めの和繁。でも淳の手の上で転がされている状態だから多分はぐらかされるんだろうな~。それで悶々と悩む和繁。それを見て(愛しさいっぱいで)ニヤニヤとする淳(←鬼だよアンタ)。 響一は捷の繊細さと無邪気さを愛しているから淳との関係をおくびにも出さずに隠し通すんだろうな~。鈍チンだから捷も気づかないだろうし(笑)

小説の作り事態はイマイチだったんですけど、妄想の余地が存分にあって、私的には満足な作品でした☆


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夜は短し歩けよ乙女

2008-10-09 14:02:31 | 森見 登美彦
夜は短し歩けよ乙女森見 登美彦著 (角川書店) 『夜は短し歩けよ乙女』 内容:私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。我ながらあからさまに怪しいのである。そんなにあらゆる街角に、俺が立っているはずがない。「ま、たまたま通りかかったもんだから」という台詞を喉から血が出るほど繰り返す私に、彼女は天真爛漫な笑みをもって応え続けた。「あ!先輩、奇遇ですねえ!」…「黒髪の乙女」に片想いしてしまった「先輩」。二人を待ち受けるのは、奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった。天然キャラ女子に萌える男子の純情!キュートで奇抜な恋愛小説in京都。

ヨコシマな目線で見た本の紹介しか書かないので、「こんなに面白い本だけど妄想できないから紹介することもできん!!」 と思っていたんですけど、先の9/16のブログであっさり森見氏のエッセイ『美女と竹林』(妄想なし)を紹介していました(笑)
ってことで、「な~んだ。じゃぁ好きな本紹介しちゃおう!」 と決めました☆ 森見氏にハマるきっかけになったこちらの本!(どうやら私、発売されて一週間以内に購入していたことが判明)「ゴンドラの唄”♪い~のちぃ みじ~ぃかし~ あるけぇよぉ~ おとめ~♪” にフレーズ激似!!!しかも表紙がカワイイ」ということで衝動的に買ってしまった作品でした。もう冒頭から笑えましたね。 -私はなるべく彼女の目にとまるよう心がけてきた。吉田神社で、出町柳駅で、百万遍交差点で、銀閣寺で、哲学の道で、「偶然の」出逢いは頻発した。- 「何この話し!超面白い!!」 とメリメリとのめり込み、あっと言う間に読み終わりました。あ~もう家の中で爆笑しましたよ。姉にギョッとされること数回、母親に引かれること十数回。笑いました。 この乙女ったらもの凄く酒が強くてその飲みっぷりは気持ちいいです。キャラクターがまた強烈なラインナップなんですよね~(笑)先輩は”黒髪の乙女と偶然遭遇する”ことに命を懸けてるし、黒髪の乙女はお酒を飲むことに夢中だし、羽貫さんは鯨飲してタダ飲みと人の顔を舐めることに夢中(?)だし、樋口氏は酔っ払うと空飛んじゃうし学園祭では韋駄天炬燵でお騒がせだし、パンツ総番長は願掛けの方法を激しく間違えているし・・・もう滅茶苦茶個性的っていうか人間としてもどうなの?っていう人達が登場しまくる!あんまり天然キャラ的な主人公の小説ってわざとらしくてあまり好きではなんですけど、この本は最高でした。森見氏の作品を迷わず買い占める切っ掛けになった作品でしたのぅ。


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聖なる黒夜

2008-10-07 15:23:37 | 柴田 よしき
聖なる黒夜柴田 よしき著 (角川文庫) 『聖なる黒夜 ㊤』 内容:東日本連合会春日組大幹部の韮崎誠一が殺された。容疑をかけられたのは美しい男妾あがりの企業舎弟…それが十年ぶりに警視庁捜査一課・麻生龍太郎の前に現れた山内練の姿だった。あの気弱なインテリ青年はどこに消えたのか。殺人事件を追う麻生は、幾つもの過去に追いつめられ、暗い闇へと堕ちていく―ベストセラー「RIKO」シリーズから生まれた究極の魂の物語、ついに文庫化!上巻に本書サイド・ストーリー『歩道』を書籍初収録。
聖なる黒夜柴田 よしき著 (角川文庫) 『聖なる黒夜 ㊦』 内容:聖なる日の夜、一体何が起こったのか。ひとつの事件を通して暴かれていく麻生龍太郎と山内練に秘められた壮絶な過去。さらに事件は新たな殺人事件を招き、人間の愛憎、傲慢、悲痛な魂の叫びを曝け出していく。二人はこの暗黒の絶望の淵で何を決断したのか。息をもつかせぬストーリー、幾重にも張られたミステリ、そして人間の罪と罰を描破した孤高の大長編!!下巻に本書サイド・ストーリー『ガラスの蝶々』を書籍初収録。

 私が持っているのはハードカバー!オークションで手に入れたんですが、文庫ではさらにサイドストーリーが収録されているじゃありませんか(悔)なんだよ~!!せっかくハード買ったのに(涙) ハードカバーは聖書並に重い。通勤の時に読むと腕が筋肉痛になる。一頁に上下構成なのでページがなかなか進まない・・・という欠点がありますが、それでも!腐女子にとって絶対に欠かせない小説だと思うの!リコシリーズでは「あぁ!!ちょっと!麻生さんと練のこともうちょっと!!!!!」と身をもんでたんですが、この本は麻生さんと練の運命的な出会いが主体ですからね~!

本当に麻生さんって運ないですよね~。堕ちる堕ちる・・・。で、もちろん麻生さんと練のことは120%満足な感じでの絡み具合なんですけど、私が200%満足したのは麻生さんと及川だ! も~オイシ過ぎるでしょこの二人!!! で、妄想の余地がないです。この本。だってモロですもん。この小説に出てくる人物はホモばっかり!超美味しいです(危) 麻生さんはモテモテですよ♪ 練はあれですね、一目惚れ☆ 事件が終盤にさしかかってくるあたりで、麻生宅に練が勝手に入ってブイヤベース作っているシーンがあるんですけど、練がお玉持っているところを想像したら・・・くぅぅぅぅ!!!カワイイ!! その他にも他では見せない練の素を麻生さんがいればバシバシ見せてくれます。 そういう練の自分を前にしても無防備でいてくれるところに麻生さんはグラっと来ちゃったんでしょうね♪ や~(照)ごちそうさまでした(*^^*)
この本は隠れ腐女子だと通勤の時は後ろやら隣りやらに注意して読むことをオススメしますよ~。


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