わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【そうなのだ、大地が震えたのだ】 ~被災地熊本を歩く~

2016年04月24日 | 震災支縁=支え合いの縁を紡ぐ
前回の続きである。


益城町も熊本市もボランティアセンターが動き始めていた。

5年前と比べてずいぶんと手際の良い運営がなされている。

災害のたびに、人間は学習するのだな、と改めて思う。
















グランメッセ熊本の大きな駐車場は、避難してきた被災者の車でいっぱい。

場所取りをしてあるスペースは、夜にはびっしりと車で埋まるらしい。

家が壊滅的な被害となった人もいれば、家は壊れていなくとも夜に家に戻るのは怖いという人もいる。

ボランティアも集うが、泥棒や犯罪者も次々と集っている。

被災地には、常に善意と悪意が集まるものだ。

わかってはいても、やるせない。











熊本城は入れなかったが、遠くから見てもその被害がわかる。

昨年11月に泰阜村のスーパー猟師と一緒に熊本城に来たばかりなのに。

自然学校の大先輩:山口さんに案内してもらっただけでもありがたいのに、熊本駅まで送っていただいた。

今夜、九州の自然学校関係者が一堂に集い、「RQ九州」という災害支援拠点を開設する会議を開くことになっている。

時間があれば私もその場にいたかったのだが、いかんせん先約がある。

ちょうど2時間ほど前に熊本~博多までが再開した九州新幹線に乗って、一旦熊本を後にした。








手も震えているが、心も震えている。

そうなのだ、大地が震えたのだ。

身も心を落ち着かせなければ。

今までにない災害だと、被災地に足を運んで感じた。


次は、阿蘇の状況をお伝えしたい。



代表 辻だいち