くらしのなかにアタマのカタマリ

真鶴と札幌と甲府のどこで老後を過ごそうか悩みながらブログを書くのである。

大河ドラマのOPについてまだまだ語る。

2010年03月01日 00時00分01秒 | 映画・ドラマを観たり。

前回「義経」について好き放題書いたような気もしますが、もうひとつだけ。
要所要所(五条大橋とか壇ノ浦とか鶴岡八幡宮での静の舞とか)で絵巻物風に演出されたシーンがあるのですが、あれはなかなか良かったと思います。
「義経」、題材としては好きなので、惜しむ気持ちがとても強いのであります…。
閑話休題、大河ドラマのオープニング(OP)話へ。


【風林火山】2007年/作曲:千住明
新選組同様、とても思い入れのある大河ドラマなもので、OPに対する思いもひとしお。

以前に観た「武田信玄」と比べると、重厚感よりも躍動感あふれる音楽。
海のものとも山のものともつかない山本勘助が、これから道を切り開いていくのだ!という感じがして好きでしたねえ。
映像は、騎馬武者が走っていく映像に加えて、美しい風景の映像が。騎馬武者というのが武田騎馬隊を連想させますし、音楽同様躍動感があってよいのです。
また、映像と一緒に「花」「土」などの書が出てくるのですが、力強い書で、それも良かったですね。特に「花」が出てくるところでは、由布姫やミツなど特定のキャストがクレジットされるのにもこだわりを感じたり…。
音楽のクライマックス部分の映像で、武田の旗が4回翻る(色違いで4色の旗がそれぞれ翻るのです)部分があるのですが、そこではどんなに登場人物が多くてもクレジットが表示されないというのも、なんだかよかったです。

そして、毎回OP冒頭で「疾きこと風の如く…」と、孫子の旗の文句が内野聖陽によって朗読されたものが流れるのも聴き逃せません。
ちなみに、前半と後半で、一度録音し直したそうですが、私は前半の方が落ち着いていて好きでした。

余談ですが、これをきっかけに毎年信玄公祭りに行くようになりました。
「風林火山」、ありがとう。ありがとう。


【篤姫】2008年/作曲:吉俣良
これはどうにも泣けるOPでした。映像が篤姫の生涯をイメージした映像だったからというのと、原作の『天璋院篤姫』が大好きでとても思い入れがあったから、だと思うのですが。
主人公の生涯をイメージしているのが強く感じられるという点で、「秀吉」のOPと同じですね。
音楽も映像もとても繊細で美しく、女性が主役の大河ドラマという雰囲気がよく出ていました。
最終回で、物語のテーマのひとつである「一本の道」が映像として表現されたのも印象深かったですねえ。

それにしても、主役を演じる俳優本人が出演する数少ないOP映像のなかでも、これだけ本人を全面に押し出した映像はないのではないでしょうか。(と思っていたら、今年の「龍馬伝」もそうだ。)
主演の宮崎あおいちゃんの美しさ(彼女は本来可愛らしいイメージだと思うのですが)に感動。

余談ですが、このドラマすごく面白かったのですけれども、大河ドラマとしてはどうなんだろうという気持ちになってしまうのです。いや、大河ドラマという言葉に明確な定義があるわけではないと思うので、アレなんですけど、まあその、あくまで私のイメージとして。


【天地人】2009年/作曲:大島ミチル
第二回OP詐欺発生。
明るく勇壮な音楽。「新選組!」同様、主要人物に若い俳優をキャスティングしているのですが、その若々しいエネルギーをも音楽から感じ取ることができます。
映像は、「いかにも!」なCG部分がまるでゲーム画面を見ているようでいただけませんが、武者の足が水たまりを踏んで場面転換してからラストの八海山頂上に直江兼続(妻夫木聡)が立っているシーンまではすごく好きですね。ここの部分の音楽もとてもよいです。

余談ですが、「義経」同様に物語の方はなんとも言えない内容で。
いつかものすごく面白くなるだろうと思って観続けていたら一年終わってしまいました。(それで観続けてしまった自分というのもスゴイ話なんですけど。)
OP(特に音楽)は、とても好きだったのですけどね…。


なんだかんだ好き放題書き散らして、ようやく終了。
今観ている「龍馬伝」と「草燃える」(再放送)はまだ始まったばかりなので、書きたくなったらまたいずれ。OPは基本的に一年間変わりませんが、やっぱりドラマを観ている内に思うところが出てきたりもするものなので…。

そうそう、こんなDVDを見つけてしまったのでさっそくポチっとしてしまいました。

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「利家とまつ」までしか収録されていないのが残念です。


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コメント (2)
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