くらしのなかにアタマのカタマリ

真鶴と札幌と甲府のどこで老後を過ごそうか悩みながらブログを書くのである。

谷中初体験

2005年08月31日 22時47分19秒 | 今日のできごと。
幕末から明治にかけて活躍した、三遊亭円朝の幽霊画コレクションを観に、谷中の全生庵に行って参りました。


私、恐怖体験等を聞くのは苦手なのですが、ホラー映画やホラー小説などの作り物は割と大丈夫で。絵画ももちろんOKです。

そして日本画(特に浮世絵)を観るのが好きで、特にお化けや幽霊などの怖い絵が大好きなんです。というと悪趣味な人みたいですが。

お化けや幽霊、妖怪などを描いた時、日本画は一番怖いと思っています。洋画の幽霊など及びもつかない恐怖感と冷気を醸し出している。その雰囲気に惹かれます。


で。
東京に住んでいながら谷中を訪れたのは初めてだったのですが、下町風情の残る素敵な町でした。
地下鉄千代田線千駄木駅からてくてく歩いていくと、いくつもお寺があるその中に「全生庵」があります。幕末に活躍した山岡鉄舟が建立し、円朝もこちらの墓所に眠っています。

いくつもの幽霊画が展示されていましたが、印象に残ったのは、
■高嶋甘禄「髑髏図自画賛」(髑髏から今まさに幽霊が形作られようとした瞬間)
■飯島光峨「木魚の怪」(木魚がいつの間にか鼻から上の髑髏になっている様)
■林静「雨中幽霊図」(雨の中に佇む幽霊)
などでした。(全生庵HPにて見ることができます。)

帰りは千駄木駅ではなく、15分ほど歩く日暮里駅へ。(乗換えが少なくて済むので。)その際、谷中霊園を通っていくのですが、大きな霊園で驚きました。
途中、徳川慶喜のお墓があることを知り、矢印が指し示す方向に行ったのですが、よく分からず・・・。そのうち、幽霊画を観たあとでお墓にいることが気味悪くなり、あまり探さずに帰ってきてしまいました。

今回は夕方近かったので、次に行く機会があればもっとゆっくり時間をとって、谷中界隈を散策したいと思います。
コメント (5)
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