住めば公園風田舎町

「住めば都」と言われるがわたしゃ田舎の方がいい。町全体が公園のようなそんな田舎町に住みたい。

396 「もしも、徐福が日本に来ていたら」 (67)

2007-07-02 22:42:57 | もしも、徐福が日本に来ていたら

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396 倭伊波禮毘古命(カムヤマトイワレヒコノミコト) (5)



「うちてしやまん(撃ちてし止まん)」と言う言葉を、どこかで聞いたことの有る人は多いだろう。
第二次大戦中は、女性の間でも聞かれた言葉である。
戦時教育の中で、訓えられた。
 この意味を文法的にどうなるのか解説を探したが見当たらない。
「撃ち尽くすまで止めない。」と言う意味だ。
一方で「倒れて後止む」とも通じるところがある。
しかし、「たとえ倒れても、敵を打つまでは止めない」という恐ろしい執念を感じる。

それが神武東征の最後の仕上げの時、八十建(ヤソタケル)を撃つ時の歌にある文句だ。
何回も繰り返し歌われている。

歌わ長い。
大昔の軍歌ではなかったか?


 

 其の地より幸行(いでま)して忍坂(おしさか)の大室(おおむろ)に到りし時に、尾生えたる土雲(つちぐも)【訓みて具(ぐ)毛(も)と云う】の八十建(やそたける)、其の室に在りて待ち伊(い)那(な)流(る)【此の三字は音を以ちてす】。 故、爾くして天つの御子の命(みことのり)以ちて饗(あえ)を八十建に賜いき。 是に八十建に宛てて八十膳夫(やそかしわで)を設(ま)けて人毎に刀を佩けて其の膳夫等に誨(おし)えて曰く、「歌うを聞かば一時共(もろとも)に斬れ」。 故、其の土雲を將に打たんとするを明かせる歌に曰く、


 意(お)佐(さ)賀(か)能(の)
 意(お)富(ほ)牟(む)廬(ろ)夜(や)爾(に)
 比(ひ)登(と)佐(さ)波(は)爾(に)
 岐(き)伊(い)理(り)袁(お)理(り)
 比(ひ)登(と)佐(さ)波(は)爾(に)
 伊(い)理(り)袁(お)理(り)登(と)母(も)
 美(み)都(つ)美(み)都(つ)斯(し)
 久(く)米(め)能(の)古(こ)賀(が)
 久(く)夫(ぶ)都(つ)都(つ)伊(い)
 伊(い)斯(し)都(つ)都(つ)伊(い)母(も)知(ち)
 宇(う)知(ち)弖(て)斯(し)夜(や)麻(ま)牟(む)
 美(み)都(つ)美(み)都(つ)斯(し)
 久(く)米(め)能(の)古(こ)良(ら)賀(が)
 久(く)夫(ぶ)都(つ)都(つ)伊(い)
 伊(い)斯(し)都(つ)都(つ)伊(い)母(も)知(ち)
 伊(い)麻(ま)宇(う)多(た)婆(ば)余(よ)良(ろ)斯(し)   忍坂の
 大室屋に
 人多に
 来入り居り
 人多に
 入り居りとも
 厳々し
 久米の子が
 頭槌い
 石槌い持ち
 撃ちてし止まむ
 厳々し
 久米の子らが
 頭槌い
 石槌い持ち
 今撃たばよろし 


 如此(かく)歌いて刀を拔きて一時に打ち殺しき。 然くして後に、將に登美毘古を撃たんとする時に歌いて曰く、


 美(み)都(つ)美(み)都(つ)斯(し)
 久(く)米(め)能(の)古(こ)良(ら)賀(が)
 阿(あ)波(は)布(ふ)爾(に)波(は)
 賀(か)美(み)良(ら)比(ひ)登(と)母(も)登(と)
 曾(そ)泥(ね)賀(が)母(も)登(と)
 曾(そ)泥(ね)米(め)都(つ)那(な)藝(ぎ)弖(て)
 宇(う)知(ち)弖(て)志(し)夜(や)麻(ま)牟(む)   厳々し
 久米の子らが
 粟生には
 香韮一本
 其ねが本
 其ね芽認ぎて
 撃ちてし止まむ 


 また歌いて曰く


 美(み)都(つ)美(み)都(つ)斯(し)
 久(く)米(め)能(の)古(こ)良(ら)賀(が)
 加(か)岐(き)母(も)登(と)爾(に)
 宇(う)惠(え)志(し)波(は)士(じ)加(か)美(み)
 久(く)知(ち)比(ひ)比(ひ)久(く)
 和(わ)禮(れ)波(は)和(わ)須(す)禮(れ)士(じ)
 宇(う)知(ち)弖(て)斯(し)夜(や)麻(ま)牟(む)   厳々し
 久米の子らが
 垣本に
 植えし山椒
 口疼く
 我は忘れじ
 撃ちてし止まむ 


 また歌いて曰く


 加(か)牟(む)加(か)是(ぜ)能(の)
 伊(い)勢(せ)能(の)宇(う)美(み)能(の)
 意(お)斐(ひ)志(し)爾(に)
 波(は)比(ひ)母(も)登(と)富(ほ)呂(ろ)布(ふ)
 志(し)多(た)陀(だ)美(み)能(の)
 伊(い)波(は)比(ひ)母(も)登(と)富(ほ)理(り)
 宇(う)知(ち)弖(て)志(し)夜(や)麻(ま)牟(む)   風の
 伊勢の海の
 大石に
 這ひ廻ろふ
 細螺の
 い這ひ廻り
 撃ちてし止まむ 


 

(日本書紀)

神風の伊勢の海の大石にや
い這ひ廻る細螺の細螺の吾子よ吾子よ
細螺のい這ひ廻り撃ちてし止まん撃ちてし止まん

(古事記)

神風の伊勢の海の
生石に這い廻ろふ細螺の
い這ひ廻り撃ちてし止まん

(ホツマツタエ)
ハングルに似た表音文字によって書かれているホツマツタエという書がある。
その書は、

ホ29173 カンカゼの イセのウミなる  神風の 伊勢の海なる
ホ29174 いにしえの やえはいもとも  古の 八重這い求む
ホ29175 シタタミの アコよヨアコよ  細螺(下民)の 吾子よ善吾子よ
ホ29176 シタタミの いはひもとめり  細螺(下民)の い這い求めり
ホ29177 うちてしやまん        撃ちてし止まん

ホツマツタエによるとジンムテンノウは1世紀の人。
また、天照大神は男神だ。



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6 コメント

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うつてしやまん (かのこ)
2007-07-03 10:56:51
guuchanさん今日は。
この言葉実際には使ったことが無いのですが・・
お能・狂言・・の一節にあるようにふと思いました。
そちらの事は疎いですが・・・。

3首3様で似ていますが
微妙に異なるのですね~・・謎めきますね。

ポップコーンやアイスバーの方が
蒸しパンやジャムより高カロリーですよ。
脳を使う毎日ですので 多少はいいでしょうが・・

丸見えです。(笑)

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なになに (自然を尋ねる人)
2007-07-03 11:04:51
 ホツマツタエによるとジンムテンノウは1世紀の人。また、天照大神は男神だ。
てなことを言われると私は何を信じたら良いのでしょうか。
あー!あれから40年、学生時代はよかった。
嘘をつかれても信じていたのです。
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かのこさん~こんにちは (guuchan)
2007-07-03 14:06:44
 丸見え?
 猫の子が鏡の後ろを覗くように、思わず、パソコンの後ろを覗いていました。
 一体どこから覗いているのか?

 アイスバー、カロリー高いですかね?
 家内もよくそういいますが、guuchanは、冷たいから体温を下げる効果がりそうだと。
 こんど旅行するに当たって、あずきや、抹茶や、ミルクチョコや、何時になく沢山アイスバーを取り寄せて行ったようです。
 
 自分だけ旅行して悪いと思ったのか。
 それにしては安上がりな罪滅ぼし、、、。

 神武天皇の頃の兵や、庶民に、一度でいいからこのアイスバーを食べさせて見たかった。
 戦争をしなければ、こんな美味しいものが、毎日食べられる世の中になるなどと、思わなかったでしょうか?

 


  
 
 
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自然さん~こんにちは (guuchan)
2007-07-03 14:11:57
 ホツマというのは真実ということらしいです。

 ホツマツタエとは本当のことの伝承らしいですね。
 全くの偽作説もありますが、偽作説の論拠も希薄ですね。
 ホツマツタエ、多分まだ全部が約し終わってないのではないかと思います。
 
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guuchanさん....こんばんは. (お気楽で--す.)
2007-07-03 19:53:26
ハィハィ 撃ちして.やまん....昔..むかし...とこかで
 聴いた気がします....
 イャイャ 歌もややこしいです....ハィ...

 お魚釣りの 方が お気楽には向いてます.
 ****ハッ...ハッ..ハ...
又 遊びに 来ます.
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お気楽さんーこんにちは (guuchan)
2007-07-03 21:18:34
 今日は雨が降らなかったので魚釣りに行けましたね。
 
 明日の朝はまた大前らしいですね。
 海の底ではアジ、メジナが沢山パン粉を待っているでしょうね。気の毒に。朝飯抜きですね。

 そういえば今年はフクの掛かり方が少ないように思いますが、、、。
 

 
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