春の妄想犬

幼い頃から、いぱ君はカミカミが好きでした。

両手で持ってカミカミしたり、くわえカミカミもお手の物。

ひとり、くっちゃらくっちゃらカミカミさせておけば、

おとなしい仔犬でした。

 

 

 

 

うまいわ～、カミカミカミ・・・

あんたは、木枯らし紋次郎かっ！

↑　コレがわかるかわかんないかで、年齢ラインが分かれますな。

 

 

 

 

カミカミカミ・・・

大きくなっても、カミカミ好きは変わりません。

犬の嗜好品ってヤツでしょうか・・・

 

 

 

 

カミカミカミ・・・

カミカミに没頭しておりまする。

いったい、何を思ってカミカミしてるんでしょうね。

 

 

 

 

カミカミカミ・・・

散歩で会うた、黒のプードルちゃんかわいかったなぁ～

遠くから、おいらをじ～っと見つめて待ってたで。

プリッケツからシッポ、ブンブンふって・・・いしししし・・・

また、女の子の事かいな・・・

 

 

 

 

 

そばまで行ったら、立ち上がって早よ来いって・・・

お色気むんむんのお年頃って、感じやったなぁ～

いぱ君より、年上やん。

年増女は嫌いって言ってなかったっけ？

 

 

 

 

鼻ぐりぐり（犬のご挨拶）した時、嬉しそうやったでな～

ただの勘違いちゃうん？

どさくさに紛れて、鼻ペロッとしたった。うしししし・・・

それって、セクハラちゃうん？

 

 

 

 

あっ、なんや、おかん聞いとったんかい？

黙って聞くなんて、人が悪いなぁ～

 

 

いやいや、春の陽気でいぱ君の頭の中が

お花畑になってるみたいやから、心配してただけやし・・・

こいつは、タマ取った方がええんちゃうんやろか・・・？