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愚石庵

日々思う愚にもつかぬところをぼちぼちと。(ほぼ)毎日更新だけが取り柄。

昔話

2021年06月05日 | アーカイブ

6年前の記事にイイネを頂いた。
自分で読み返してみたら懐かしさがまた蘇ってきた。
記事は6年前だが,中身は54年前の事。
高卒の春、18歳!若い!昭和の風景!(^^;

というわけで、再録。(^^;

-------------------

今やBBQと言えばアウトドアの定番のように言われるが
むかしは、それが飯盒炊爨だった。

漢字では難しく書くのだね、ハンゴウスイサン。(^^;

大体何処の家にも飯盒があって、それでご飯を炊く。
薪の直火が基本。炊き上がったら飯盒を逆さにしてしばらく置く。

おかずは、カレーが定番。(^^;

小学生の頃からこれをやっていたので飯炊きは上手になった。(笑)

以下、以前書いたような気もするのだが、加筆修正ということで、、。(^^;

高校を卒業した春休みに、友と二人でこの飯盒をもって自転車で淡路島一周を計画した。
4泊5日。内三泊はユースホステルを予約。一泊は野宿を予定。昼は飯盒で自炊。
コンビニなんてなかったので、メシは自分で作るのが当たり前の気分だった。(^^;
自転車には炊事道具の他釣り道具一式をくくりつけて。(^^;

交通渋滞をさけて早朝5時出発。
ひどく向かい風の強い日で、甲子園にたどり着くまで二時間。

そのあと、一回目のパンクやらなんやらで明石にまでまた二時間以上。
やっとフェリー乗り場に到着。ここで初めて自転車で海を渡る。(^^;

岩屋に着いて、感動の初めての海外に足を下ろす。
なんてったって関西人には淡路島は海外なのだ。(笑)

が、ここからが地獄だった。
海岸線は平らとの予想に反してアップダウンの連続。

自転車は変速なしのママチャリ。
友の自転車は三段変速。遅れを取る。しんどい。(^^;

なんとか100キロを走破して夕方五時に洲本到着。
一日目の宿はお寺のユースだった。一泊1500円也。(^^;

二泊目は福良の公営ユース。
ここでペアレントの厳しい毛布たたみチェックを受ける。
うるさいオッサンだった。(^^;

三泊目が丸山の海岸洞窟での野宿。
ここでの釣りが一番釣れた。他は皆目ダメ。(^^;

釣ったメバルを焼いて飯盒飯を喰らう。
余りのご飯はメバルと一緒に握り飯にした。

新聞を重ね着して寝ていたら寒くて目覚める。

ふと見ると、野ねずみが大事な握り飯を囓ってやがる。とほほ。

次の日は雨の中を郡家に。
最後のユースは元旅館だったようで、メシが頗る旨かった。

ここで出されたボラの付け焼きは、今でも記憶に残る旨さ。(^^;
前夜の寝不足からすぐに爆睡。

最終日は再びフェリーに乗って明石へ。

帰り道は例によって早かった。
甲子園からあっと言う間に戻ってきたような、、気がする。

我が人生で初めての海外旅行は、しんどくて寒い淡路島一周だったが
一番記憶に残る旅行でもあった。

この時、同行した友人は小学から高校まで一緒だった親友。

その彼が亡くなって13年以上になる。

あの時の話しを一緒に出来る相手が居なくなった。
連れ合いを亡くすと言うことはこう言うことかな、とも思う。

 

 

 こんな格好で高校三年間通学に使った自転車に乗っていった。

 

海辺で枯木を拾ってきて飯盒炊爨。(^^;

 

洞窟での寝姿。寒かった。(^^;

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (キャサリン)
2021-06-06 08:36:49
正に【青春のど真ん中】ですね
羨ましいです
女性でもできなくはないでしょうが
やはり女性ではねぇ~
主人も大学の時友人と3人で北海道を
愚石さんと同じような旅行をしたそうです
ただ車だったのですけどね・・
その話を聞いたとき素直に「いいなぁ~男は」
と思いました
今は無き親友を思うとき、必ず青春の冒険が
付いて来ます、なんだか胸きゅんです
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Unknown (キャサリンさま/愚石)
2021-06-06 12:14:15
車で北海道と自転車で淡路島じゃ大人と子供の違い!
何てったて4泊5日で予算7千円ほどでした。(^^)
確かに女性はこの手の旅って難しいかもです。
しかし、最近じゃ女性のソロキャンプもブームとか。
時代は変わります!(^^)
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