まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

世界を認識できるか、国連総長を持った国。

2006年10月04日 | 隣国問題
国連事務総長に潘氏当選確実 常任理事国一致して支持

韓国の潘基文外交通商相

名門ソウル大で国際関係論を学んだ後、70年に外務省(現外交通商省)入り。
国連課長や米州局長、駐米公使などを歴任したほか、米ハーバード大で修士号を取
得しており、米国との間にも太いパイプを持つ。事務総長には欠かせないフランス
語のほかドイツ語も話すとされる。
“外交のプロ”としての日本外交当局の評価も高い

9日に、公式投票が行われるということです。
「期待を裏切らないよう最大限努力して、我が国の国益を伸長させ、外交の幅を広げる」
というコメントを、自国のマスコミに語っておりましたが、
今回の事務総長は、アジアから選ぶ、ということが決まっているようでした。

今までのアナンさん、ガーナ出身。
この地位に就くと、出身国の国益など、誰も期待していない感じで、
非常に難しい、国際問題の「舵取り」こそが、手腕ということになります。

今回の潘さんですが、それを一番ご存知なのは、本人であることは間違いないでしょう。
何しろ、この時期にいきなり大きな問題が勃発。

「核実験実施する」 北朝鮮外務省が声明

  朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省は3日、声明を発表し「科学研究部門で
  今後、安全性が徹底して保証された核実験をする」と表明した。

軍部の発表ではなく、外務省の発表ということで、本気度が違います。
トータルな「意思」が見て取れます。
国際社会は、当然ながら反発を強めますが、ご存知の通り、韓国の立場は、
どちらかというと、「追い込んだから、そうなるのは、当たり前」。
というお立場が、ぐぐっと、最近力を増しております。

要するに、自国の考え方と、事務総長としての考え方は、多分、重ならない
ケースが多発するんではないか、ということ。
さらに、国際社会では、今、こうなんだ、ということが、
潘さんを通して、韓国に必ず伝わる。

それをヒステリックに「糾弾」するのか、様々な意見なり、どうにもならない
「無力感」を感じてしまうのか、
外交といえば、日本と中国とアメリカ。特に日本をやりこんでいれば、
まぁ、グッドジョブな感じであった世論が、どのように変わっていくのか。
かなり、今回の件を通して、興味深々でございます。

日本でも明石さんとか、緒方さんとか、ご活躍された方がいらっしゃいましたが、
明石さんにいたっては、国連事務次長でした。
日本にとって、国益がどうのこうの「改善」「改悪」も含めて、どのような
影響があったんでしょうか?

我々が興味がなかったのか、知る努力をしてこなかったのか、
マスコミが、もともと、国際問題が苦手なのか、興味が無いのか、
多分、どちらもでしょうが、
国連の事務総長とは、案外、大変でもあり、自国の事など、構っている暇が
無い仕事だと、思いますが。


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