まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

本当にわからないんだよね、公益法人って。

2007年04月21日 | 政治
そういえば、新宿の地下街にて、巨人軍のPRがされているが、
等身大の「上原」と、そして、実寸のホームベースまでの間に、
数十個の電球が一直線に、投げられるボールの軌道通りに壁に並んでいる。

上原のボールを実感して見ようという「コーナー」だ。
友人同士とか、カップルが、面白半分に、ホームベースに立つが、
これが、本当に、「速い」。
ほとんどが、「はえー」、「すげー」という声になる。
150kmの球速なんであろうか。

あっという間に、点灯したボールに見立てた、ランプが走ってくる。
そういう世界を実感できるということは、新鮮な驚きをもたらしてくれる。

新人材バンク、地方拠点8カ所に 基本設計案

  政府が国家公務員の再就職(天下り)斡旋(あっせん)を一元管理するために
  内閣府に設置予定の新人材バンク「再就職支援センター」の基本設計案が6
  日、明らかになった。50歳以上の全国家公務員の職歴などのデータを管理
  し、これをもとにセンターが求人企業との交渉や引き合わせを実施することを
  明記。国土交通省や農林水産省などの地方出先機関の職員についても、全国8
  カ所に拠点を置き、人事情報の整理や斡旋を行う。

どこかのテレビで、省庁の「天下り」は、実は、人員整理。
つまり、優秀な人間に与えるポストが、当たり前だが数が限られているので、
そうかといって、職場を確保しておかないと、優秀な人材を集められないので、
必要悪かもしれないが、必然なんだ。

そういう「説明」に、並んでいたコメンテーターは、
それが何か?さらには、渡りに見られるように、
何年かおきごとに、数億円もの退職金をもらえるような内容に、
それとこれとは、別の話だろう、と怒っていた。

渡りで、数億円もの退職金を貰える方は、かなりしっかり、長いこと
勤め上げた方で、それなりの地位に着いた人間が多いのは確かで、
出世競争に敗れた、または、本当に肩たたきにあった方など、
「肩身の狭い」民間で、雇われている方も多い。

問題なのは、「公益法人」の方だろうてば。

  国際交流や福祉、教育などを担い、公益性があり、所管の省庁に設立を認めら
  れた団体。法人格を人の集まりに与える社団法人(日本医師会など)と、財産
  に与える財団法人(日本相撲協会など)がある。法人税は原則非課税で、出版
  などの収益事業には課税される。 全国の財団・社団は約2万6000。国所
  管は約7000で、都道府県所管が約1万9000となっている。年間支出は
  19兆円を超える。

結局、小泉さんが、ほとんど「手をつけなかった」この公益法人。
「痛みを分かち合う」なんてフレーズが懐かしいが、
せっせと、財政難の中、お役人グループは、それぞれの系列を強化してきた。

もちろん、相撲協会とか、ご活躍中のものもあるが、
政治家の何やらも含めて、とかく、何の仕事をしているのか、
さらに、何に役に立っているのか、
いやいや、どうも、単なる「再就職先」の箱物としてしか
機能していないんじゃないかとか、
疑いの目で見られているのは、事実である。

だって、2万6千。
どんだけ、公益法人がやらなくてはいけない仕事があるんだよ。

民間に天下った役人さんは、優遇されている方も多いけど、
談合問題やら、その談合にすら絡めないのかと、攻め立てられて、
神経症になってしまう方など、
公益法人ののんびりさとは、ちょっと違う。

結局、政府が、人材の「出口」を抑えることをすれば、
実質的に省庁の「人事権」の最終武器を封じることにもなり、
多分、効果的。
この先、お役所が、自分のテリトリーを「拡大」し、しのぎを削る展開に
歯止めがかかることになれば、いいんだけど。

それにしても、センターの拠点を作るんだって。
まぁ、これは、しょうがないか。
作るの大好きだなぁ。



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