まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

この戦い方はどうなのかしら?

2007年04月17日 | 政治
たまたま目に付いた感じのままに、取り上げてしまう不明をお許しください。

詳報、そのまんま知事vs報道陣 激バトル「定例会見は必要?」

  宮崎県の東国原英夫知事(49)は16日の定例記者会見で、会見開催の意義
  をめぐり、県政記者クラブの報道陣らと激しい舌戦を展開、会見場が不穏なム
  ードに包まれるひと幕があった。知事が会見の冒頭で「定例記者会見は必要で
  すか」などと逆質問。対する報道陣が「稚拙な質問」と応戦し、“バトル”の
  第1Rのゴングが鳴った。会見は結局、予定通り行われたが、大きな遺恨を残
  す形となった。

多分、この話題も、様々に展開されているんだろうな。

当初、個人的には、その頑張りも、未知数ではあるものの、努力のされ方も
行動も、好意的に見ておりました。
ただ、時折使用される「言葉」に、どきっとさせられることもあり、
不必要な誤解を招くんだろうなぁ、
ちょっと、「突っ込めないよなぁ」
なんて感じてはいましたが。

マスコミさんなど、特に、ニュースキャスターさんが仕切る番組では、
もちろん、事前にレクチャーはあるんでしょうが、
出演される知事よりもはるかに、話す内容を吟味して
「攻撃」してくるわけです。

よくもまぁ、あんなにテレビに出るよなぁ、
と、その度胸ぷりに敬意を表していたものです。
ああ、詰まっているよ、ああ、口が回ってないよ、
ああ、同じことを繰り返しちゃっているよ、
と、いくつかの場面で、防戦一方になるのは目に見えていたはずです。

だから、「ネタ」としてのフリートークは、
そういう世界でお育ちになっただけに「得意分野」かもしれませんが、
例のタミフルに関しての受け答えは、
正直、引きました。

彼は何度も、「高高度の意図を」みたいなことを言って、
理解してもらえないとは、なんて仰っておりましたが、
あれを、ネタとしては理解できても、政治家としては不問にできるだけの
ものではありませんでした。

ええ、いわゆる「空気が読めていない」という感じが、
最近、大きく漂い始めてきたんです。

で、この記事。
あちこちで、「記者クラブ」の存在を理由に戦っている知事はおりましたが、
定例会見を「ネタ」に戦う知事は、はじめて見ました。
これも、「戦いどころ」が、違うんじゃないのかなぁ、と
感じておりましたが、

  一方、この日の会見では就任直後から続くテレビ出演について「出過ぎ」とい
  う批判のメールが一部から届いていることを明らかに。知事は「公務をおろそ
  かにしているつもりはない。テレビ、メディアに出続けて(宮崎の)PRはし
  なきゃいけない」と説明。週末には頻繁に上京しテレビに出演していることか
  ら、嫌いなのは県政記者クラブだけ?

こういう風に、書いてしまうメディアに、
過去の映像何やらで、さかさまになって笑いを取る映像やら、
下品な笑いを振りまく映像やらで編集されると、
まさに、「県民がどう思っているのか聞いてみてくださいよ」
という話にもなりかねません。

能力と演出は、履き違えると、色んな「わき道」が用意され、
勝手に「脚色」されてしまうのは、
利用しているつもりで、利用されているという
ごく当たり前の「世界」。

ご存知のはずであろうに、と思ってしまうわけです。
だからこそ、戦う内容をこそ、吟味していかなくては、
こういう風に揶揄され、いつかは、スポイルされてしまう。
そういう世界のはずです。

今回のことは、映像でも拝見しましたが、
内容はともかくとして、「喧嘩売っているなぁ」と感じた人が多かったんでは
ないでしょうか。
オーラーを感じることができませんでした。
頑張ってほしいものです。