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大奥のサクラ7巻の感想レビュー(ライトノベル完結巻)

2014年06月02日 23時36分28秒 | ライトノベル・小説
角川スニーカー文庫のラノベ、『大奥のサクラ 現代大奥女学院ほんまるっ!』(日日日先生原作、みやま零先生イラスト)が発売中です。

最終巻の表紙は、黒姫。
アラクネ関係の伏線があったので、ひょっとしたら彼女がラスボスになってしまうんじゃ…と心配していたのは自分だけではないはずw
序盤から登場していたキャラだけに、こうして表紙を飾ることが出来てよかった♪

お話的には、蠅王によって文字通り地獄と化してしまった大奥&大阪城にさくらを始めとしたヒロインズが集結!
思いがけず分断され、個別に強敵と相対する事になったヒロインズの死闘が続く中、秀影は遂に歪んだ歴史の真実を知ることに‥!という、最終決戦展開です。
結構ネタバレしてる箇所が多いので、未読の方は本編を先にお読みいただくのがおすすめ。

正直、前巻で蛍が死んでしまった時点で下手をするとさくらも含めたヒロインズ全員死亡エンド!みたいなまさかの展開もありえるのではないかと覚悟をしていたのですが、むしろあそこからよくぞここまで!というぐらいの大逆転ハッピーエンドで、良い意味で裏切られましたね。
昔の大奥メンバーを支配下において操れるというチートっぷりを見せた蠅王は十分脅威でしたが、むしろこういう展開のための能力設定だったのか!という感じで目からウロコでしたね。
生きながら蝕まれ死んでからも操られる蠅能力の恐怖を演出したあとで、それを逆手に取るかのように反撃の糸口が手繰り寄せられる流れは鳥肌が立つぐらいお見事でした。
特に、ええっ!?あの娘生きてたの!?むしろ2回死んでしまうの(´;ω;`)ブワッと思わせたあとにあのわかりやすい生存フラグは卑怯すぎるでぇw

バトル的には、なんだかんだ言ってもメインヒロイン補正でさくらが無双して決着!になるのかと予想していたのですが、各ヒロインがそれぞれの戦場で強敵を撃破&自分自身の問題に決着をつける形で勝利に寄与→蟲兵の過去もきっちり掘り下げ、かつて敵対していたものとも共闘して大奥生徒の意地を見せるという大合戦&個別エピソードフルサポート仕様とでも言うべき仕上がりでお腹いっぱいになれました。
というか、既に全部語りきられていたと思っていた人間関係についても、偉大な恩人に対して自分の成長を見せる形で恩を返す的な見せ方で盛り上げてくるのが胸熱でしたね。
キャラ数めちゃくちゃ多いのにどの対戦も内容濃すぎてヤバイっすわw

そもそもの発端となった時空間爆弾や、豊臣家が異様に繁栄していた世界観についても真実が明かされ、謎はすべて解けた!状態になったのも良かったですね。
ブラックボックス扱いにしてそういう世界観です( ー`дー´)キリッで済ませるのもアリだったかもしれませんが、歴史改変&そこから長い年月をかけて生まれてきた歪みの悲劇が秀影とさくらの手によって断ち切られ、新たな時代の幕開けが訪れる形になったことが、ここまでの激戦で命を落とした大奥の生徒たちへの手向けとなった部分もあると思いますし、
仕切りなおしてハッピーエンドに突入♪するのもすんなり受け入れらてたので良かったです。
元から“大奥という名のハーレム”を舞台にした作品だったので、ラブコメ的にこれ以上のオチはないと思いますし、さくら以外の秀影が好きなヒロインに対する救済的な意味でもベストなエンディングだったかと。
欲を言えば、エピローグで大団円の集合絵が見たかった気がしますが、文章量的にガッツリページ数が使われているので贅沢というものかしら。

兎にも角にも、両先生とも無事のシリーズ完結お疲れ様でした&素敵な作品をありがとうございました。
ロリかわいい美少女たちが血まみれになりながら死闘を生き抜くえげつない展開は、他のラノベ作品ではなかなかお目にかかれないオリジナリティがあって毎巻ドキドキさせられました。
次回作の発表を楽しみにしておりますm(_ _)m

気になった方は、是非、チェックなさってみてくださいませ。


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