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断末のミレニヲン1巻の感想レビュー(ライトノベル)

2014年12月28日 01時59分55秒 | ライトノベル・小説
角川スニーカー文庫のラノベ、『断末のミレニヲン I 君を連れてあの楽園まで』(十文字青先生原作、so-bin先生イラスト)が発売中です。
薔薇のマリアシリーズの十文字先生の新作ということで話題ですね。

表紙は、主人公のアトルとヒロインのコーデリア。
美しい姫とそれを守る剣士、というとファンタジーでは鉄板の組み合わせでテンション上がりますね。
ダークでシリアスな雰囲気のイラストが作品にバッチリはまっていてカッコヨス(;゜∀゜)=3ムッハー

お話的には、剣の王国の猛将ハラルを父に持つ主人公のアトルは、父と優秀な兄と共に馬の王国の要人・コーデリア姫を護衛中、謎の屍霊の群れに襲われてしまって…というゾンビパニック系ホラーファンタジー展開です。

一匹二匹ならともかく、最初から集団で襲いかかってこられるシチュエーションなので絶望感が半端無い件。
多少剣技に優れてようと、数の暴力に立ち向かうのは限界がありますし、噛み殺された被害者も同じく屍霊化するので、倒しても倒しても焼け石に水という罠。
現時点では発生した原因やら目的はもちろん、黒幕っぽい存在も不明なので、否が応でもどうしようもない極限状態であることを痛感させられてしまいますね。

ホラーにはあえなく殺されてしまう被害者がつきものですが、モブ的なキャラだけではなく、アトルと関係が深い人物も次々と死亡退場させられて行くのに驚かされましたね。
ただでさえ神経をすり減らされる逃亡の最中、誰かを生かすために自らの命を散らしていく様子は悲しくも感動的で、その遺志を託された重みを噛み締めながら前に進み続けるアトル達の姿に目頭が熱くなりました。
優秀な兄や姉へのコンプレックス故にやや精神的な甘さの残るアトルですが、コーデリアをはじめとしたヒロイン達を守るべく命を懸ける局面が続く中で少しずつ己の成すべき道を見据え、男らしい根性を見せる様子が格好良かったです。

本作の敵である屍霊については、いわゆるゾンビってこういうイメージだよね!という王道を行く設定なので、強さよりも怖さを感じさせる演出がメインになっているのが好印象でした。
このタイミングで襲われたらヤバイ!というポイントでしっかり襲いかかって来るのが、悔しい!でも、感じちゃうw
追い詰められた人間の特有の弱さや醜さがまざまざと描かれるのもえげつないですが、そんな人間たちがあっさり蹂躙されていってしまうのがまた無情極まりないですね。
屍霊自身は理性ではなく本能の赴くまま襲い、貪り食っているだけでしょうし、会話での駆け引き等は役に立たず、負けたら即ゲームオーバーという緊張感に最後までゾクゾクさせられました。

ラブコメ的には、ポジション的にメインヒロインっぽいコーデリア姫だけではなく、その従者で積極的にアトルと交流を深めようとするキルシャや、逃亡中に知り合った少女リーゼとの淡い恋模様が描かれ、殺伐とした状況が続く中、一服の清涼剤になっているのがありがたかったですね。
彼女たちを守らなくては!という気持ちを持ち続けることでアトル自身が支えられた部分も大きいでしょうし、そんなアトルを見たヒロインズが惹かれるのも自然だったと思います。
境遇の違い故に、それぞれの恋に対するスタンスが違っているのが興味深かったです。

屍霊に食い殺されたり、逆に叩き潰したりの表現がリアルでグロいのは少し人を選びそうですが、殺るか殺られるかの緊張感は一読の価値アリ!
時折入るサービスシーンがかなり官能的・蠱惑的で生々しいエロさなのも(・∀・)イイネ!!

ラストの引きもかなり衝撃的で、今後どうなってしまうのか全く読めませんが、ダークで硬派な世界観を掘り下げつつ、必死に生き延びながら屍霊の謎に迫っていって欲しいですね。


気になった方は、是非、チェックなさってみてくださいませ。


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