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『神剣アオイ2巻 幼なじみと黒猫メイド』の感想レビュー(ライトノベル)

2010年04月28日 03時24分30秒 | ライトノベル・小説
集英社スーパーダッシュ文庫のラノベ、『神剣アオイ2 幼なじみと黒猫メイド』(八薙玉造先生原作、植田亮先生イラスト)が発売中です。

表紙はアオイとたばねのWヒロインズ。
明るい表情の2人を見ていると、1巻の時の終盤のようなシリアス展開は無しなのかな~と思わされてしまいますが…今巻は今巻でまた違った痛さのあるお話になっていて、主に心が切なかったり。
(T_T)

そもそも、『神剣という存在そのものが、死(敵との差し違え)が前提の生である』という設定な訳ですから、その戦いが常に命懸けのものになるのは自然な流れだと思います。
しかし、一番のピンチは、1巻の幸人の行動によってなんとか回避出来たわけですから、ここは当然、ラブを挟みつつアオイと協力しながら更なる強敵との戦いへ…みたいな展開になるのかと予想していたのですが、そうは問屋が卸さなかったでござるの巻。
( ̄□ ̄;)!!

お話的には、たばねとの幸人との関係の掘り下げ、新キャラの黒猫メイド『クロ』に関連させた賓(まろうど)の多様な生態の掘り下げをしつつ、幸人が今後どの様に生きていくべきか自問自答を始める的展開です。

賓について知りゆく中、自分に出来ること、自分がしたいことについて考え出す幸人の正義感は、青臭いながらもストレートで好ましい印象でした。
しかし、乙女心への配慮については、赤点クラスだと言わざるを得ない件。
主人公の鈍感さ、優柔不断さについては、ある意味マンガ的、ラノベ的に王道パターンだと言えなくもないですが、流石にもう少し気を回してあげて欲しいところかも。

同級生のたばねとの関係については、この年頃の恋愛観的に女の子の方が進んでいるでしょうし、タイミング良く過去のエピソードが明かされる事もあって、捉えきれない部分もあるでしょうが、アオイからの好意については全く疑いようがないわけで。
恋に恋する部分があることも当然ですが、それを踏まえた上で、もっと優しく接してあげて欲しかったなと。
これでは大言壮語というか、独りよがりだと思われても仕方ないですね。

もちろん、お話の展開上、幸人の甘さが色々な歯車を狂わせてしまって…という演出が上手くいっているからこそ、見ている側として『幸人、もっと頑張れよ!』という気持ちにさせられた訳ですから、その意味ではとても良かったです。
ただ、流石に序盤でここまで重い展開を見せられてしまうと、ちょっとツラいかなという気持ちも。

普通の人間である幸人と、神剣であるアオイとは、見た目は似ていても全く別の生き物なのだという設定を前面に押し出した事で、時に淡々と、時に生々しくその価値観の違いが浮き彫りにされていてリアルでした。

他の作品との差別化に、とても成功しているかと思います。
加えて、人と賓との違いを、半人半妖っぽい見た目のクロとたばねの関係を描くことで更に強調するあたりも上手いなと思いました。
ここは、異なる存在同士はどの様に理解し合えば良いのか?そもそも理解し合えるのか?というこの巻のテーマに直結する部分なので、しっかりと考えながら読み進めていただきたいところかと。

また、種族の差は抜きにして、純粋に恋愛の対象としてお互いを認識、理解していくことの難しさについても丁寧に描かれていたのが良かったです。
生きることの意味を知ると同時に、唐突に恋愛感情と向き合う事になったアオイと、仲の良い兄弟のような関係から、気になる異性へ…的な意味で、思春期が遅れてやって来たたばね。
それぞれに立ち位置は異なりますが、悩み、傷付きながらも前に進む事が出来るのか、今後の展開が気になりますね。
で、そんな2人の姿を見ている分、幸人の態度に物足りなさを感じるというか、イラッとくるわけですね。
そう考えれば幸人に対するクロの評価も理解出来たり。

…男の子もガンバレ!
(´・ω・`)

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