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楽園への清く正しき道程 1番目はお嫁さんにしたい系薄幸メイドの感想レビュー(ライトノベル)

2016年02月04日 21時12分40秒 | ライトノベル・小説
ファミ通文庫のラノベ、『楽園【ハレム】への清く正しき道程【ルート】 1番目はお嫁さんにしたい系薄幸メイド』(野村美月先生原作、竹岡美穂先生イラスト)が発売中です。

表紙は、新ヒロインのミーネ。
メイドを寵姫に迎えるとか、なんとも羨ましいシチュエーションですのう(●´ω`●)
不倫で二股=色々と問題になりそうな今日このごろですが、正妻公認だからみんなハッピーで問題ナッシング!

お話的には、フロリンと協力関係を結ぶことになったルディが彼女への想いを深める中、そうとは知らないフロリンのアイデアで“お嫁さんにしたい子番付レース”が開催されることに。
有力候補達の話題で持ちきりの王宮でルディが出会ったのは、いじめられっ子のメイド、ミーネで……というハレムメンバー探し展開です。

いわゆるシンデレラ・ストーリーを軸にしつつ、心温まる交流と身分差によるすれ違いといったイベントを盛り込んだ内容は、まさに王道ラブコメといった感じで受け入れやすいかと。
本命は別にいるのに寵姫を娶ることに対してルディが抵抗を感じるのは、王族としてはともかく一般人出身の彼としては当然のことだと思いますが、ミーネと触れ合っていく内にその純粋さや慎ましい性格に惚れ込み、真剣に愛するようになっていく様子が瑞々しく描かれていて、こちらまでうっとりさせられてしまいました。
フロリンの愛を得られないことで絶望的な気持ちを味わうルディですが、ミーネと逢瀬を重ねている間はそのツラさを一時忘れることが出来ますし、ハレムという今まで知らなかった愛のあり方を知ることで、たくさんの女性を一度に愛しつつもみんなが幸せになれる未来を思い描く事が出来るようになったのは、物語的にも大きな進歩だったと思います。
男は甲斐性やでぇ!(;゜∀゜)=3ムッハー

ミーネ自身はルディの正体を知らないので、いつそれがバレるのか、バレた時にどう反応するのか?が今巻の見所。
シンデレラの魔法使いよろしく、新たな世界と新たな自分を見せてくれるルディに惹かれていくのは自然な流れだと思いますが、ある意味ではずっと嘘をつき続けてきたとも言えるわけで。
なにかにつけて番付レースにうつつを抜かす人たちからとばっちりを受けてしまうあたりも、彼女自身にはなんの落ち度も無いので可哀想でしたね。
ぶっちゃけ、中盤の特命騎士の大活躍でめでたしめでたしとなるのかと予想していたので、そこからの意外な展開には驚かされましたが、上辺ではなく、彼女の生まれや過去を起点とした心の孤独を知り、癒やすことが出来るのか?に話の中心がシフトしていく流れがお見事でした。
単なる玉の輿ラッキー♪ではない、お互いが心から相手を愛し、愛される関係が築き上げられていく様子が感動的でしたね。
伏線にも無駄がなく、ルディの服飾技術も遺憾なく発揮され、お話がきれいにまとまっていて良かったです。

計画を立てたフロリンのほうが、最初は良かれと思ってノリノリだったのが、最終的には……となってしまったのも、お約束ながらこちらも王道ラブコメらしい展開で美味しゅうございましたw
ぶっちゃけ、0番以外のお嫁さんとは全員結ばれていくことがほぼ確定しているはずの本シリーズなので、彼女にどんな未来が待っているのかが最大の謎であり、焦点となってくるところだけに興味深いですね。
テレーゼとかエヴァリーンも后候補に入ってきそうではありますが、こんな切ない想いをあと5回も繰り返すことになったら流石にフロリンの心が折れてしまいそうな気がするので心配かも。
理想としては1巻ひとりペースで各ヒロインのお当番回が続いていく方向だと思いますが、その中でふたりがどんな答えを見つけるのか楽しみ。
あと、寵姫が増えたら、先に赤ちゃんが出来たりして色々状況が変わってくるのかと思いきや、その心配は無さそうだった件。
道程ってそういうことなのか(・∀・)ニヤニヤ


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