gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

ゲーム・アニメ・ライトノベルの感想サイトを目指します。Twitterでもつぶやいてみたり。

あなたの街の都市伝鬼!の感想レビュー(ライトノベル)

2012年02月23日 14時58分38秒 | ライトノベル・小説
電撃文庫のラノベ、『あなたの街の都市伝鬼!』(聴猫芝居先生原作、うらび先生イラスト)が発売中です。
第18回電撃小説大賞の金賞受賞作品ということで、チェックされていた方も多いのではないかと思います。

表紙はメインヒロインであるムラサキカガミの都市伝鬼・サキと、主人公の出雲。
こんな可愛い女の子とお近付きになれるなら、喜んで驚かされたいでござる!と思ったのは自分だけではないはずw
自分もこの記事でムラサキカガミの噂を広めないと♪

お話的には、民俗学者志望で、高校生ながら大学の研究室にまで顔を出すほど都市伝説に興味を持つ出雲が、サキや他の都市伝鬼達と出会い、その物語を編纂していくことになって…というボーイ・ミーツ・ガール展開です。

古来から伝わる妖怪とは違い、比較的新興の勢力である都市伝鬼という設定もあってか、人間の姿をとる伝鬼が美少女揃いなのが嬉しいですね。
人が死んでしまうような逸話を持つ都市伝説も多いだけに、もっとシリアス系の話がメインなのかと思っていましたが、それぞれの噂の元となったエピソードを解説しつつも、基本的にはコメディタッチで進んでいくので雰囲気も一貫して、明るく楽しくがモットーという感じでした。
また、ノリの良いやりとりを通じて、伝鬼達の人となりや能力が自然と把握できるように配慮されているのも好印象。
元ネタである噂についても、メリーさんやベッドの下の斧男といったあたりはメジャーどころで有名ですし、そのイメージを裏切らないツボを付いたキャラ設定が(・∀・)ニヤニヤでした。

ラブコメとしては、初めて出会った本物の怪奇現象であるサキとの運命的な出会いの印象が大きかったのか、ほぼ一目惚れの本妻扱いを貫きながらも、美幼女とナイスバディなお姉様タイプの伝鬼とも同居、更には委員長タイプのクラスメイトやバイト仲間のサッパリさわやか系後輩女子とも良い感じに…と、なかなかのフラグ建築士ぶりを発揮で羨ましすぎるw
出雲の本命がサキであることは当人以外は察し済みながらも、それを受け入れつつ、からかい目的も含めていちゃついたり、思わせぶりな態度をチラ見せしたりと、なんという男の理想郷!据え膳ってレベルじゃねーぞw

もちろん、伝鬼の編纂者だからこそ、出雲に対して積極的にアピールしたいと伝鬼達も考えるわけですが、編纂者の持つ能力や、伝鬼達にとっての重要性という設定部分が丁寧に掘り下げられているので説得力が高かったです。
見た目の記入にこだわりを持っていたりするあたりは、本質とは直接関係ないとはいえ、やはり女の子らしくて微笑ましい限りw
本性を発揮している時のおどろおどろしい雰囲気と、女の子状態の可愛らしい雰囲気とのギャップが、文章とイラストでしっかり描き分けられているのも良いですね。
とりあえず、ヨカちゃんのイラストがすごく…欲しいですw

しかし、出雲も年頃の男の子なわけで、サキを異性として強く意識してしまうのは当然だと思いますが、彼ってばベッドの上では意外と野生的なのねw
それまで清楚な美少女というイメージだったサキが、そのシーンではやたらと色っぽいタッチで描かれているのがまたメニアックで良いぞ良いぞ~(;゜∀゜)=3ムッハー
初めから出雲に好意的ながら、このあたりでは恋愛ごとに疎く、結構天然&超然とした印象のサキでしたが、終盤に進むに連れて信頼関係が更に醸成されている様子が伝わって来ましたし、それがクライマックス部分での以心伝心ぶりやエピローグ部分での心情の吐露に繋がっていったのも良かったと思います。
事実上のアレで返した出雲もヤダ…カッコイイ(´∀`*)ポッ

オチで意外な大物が登場したことについては予想外で驚かされましたが、伝鬼サイドにも妖怪サイドにもそれぞれにつながりや組織のようなものもあると思いますし、色々と話を展開させていくことが出来そうで楽しみです。

個人的には、都市伝説にスポットを当てたラノベというジャンル的に、MF文庫の『101番目(ハンドレッドワン)の百物語』(サイトウケンジ先生原作、涼香先生イラスト)と読み比べてみるのも面白いかと思います。


気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

電撃文庫&電撃文庫MAGAZINE公式サイトはこちらから


ブログランキング・にほんブログ村へ

にほんブログ村

blogram投票ボタン
『小説(レビュー感想)』 ジャンルのランキング
コメント (4)   この記事についてブログを書く
« 2月22日(水)のつぶやき | トップ | 黒のストライカ5巻の感想レビ... »
最近の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2012-02-26 21:35:02
 どうも通りすがりです。これは見てみました。
 どんどん深めていけそうな内容だったので、次回(あるか?)にも期待ですね
コメントありがとうございます。 (gurimoe)
2012-02-27 11:41:04
・コメントありがとうございます。
メリーさんレベルの有名な都市伝説はそれほど多くないのかもしれませんが、マイナーな伝鬼こそ編纂して欲しがる設定ですし、伝鬼の物語とともにたくさんの美少女キャラが見られそうで楽しみですね。
Unknown (ぱいろん)
2012-06-10 15:16:03
私は正直あまり好きになれない話でした。
確かに前半は新鮮な構成で、読んでいて面白かったのですが・・・。

伝鬼である彼女たちは過去に何人の人を無差別に殺して回ったのでしょうか?
何の罪もない、ただ話を知っているというだけの人達を・・・

特にべド子なんかは、もう何人殺したかわかんないくらい殺ったと言っちゃってますしね。こんなやつらと同居して怖くはならないのでしょうか?
自分が殺されるとかじゃなくて、自分が伝鬼達の力を上げることによって、どれほどの人が死ぬ運命になるのか?

私なら、編纂どころではなくなりますね。だって、要するに人殺しの手伝いをしているのと同じですよ??

主人公はバカではなさそうなので、この辺の事に真っ先に気付かないとおかしい。つまりは主人公は自分の知らない誰かが何の罪もないのに死んでいくのを黙認しているという事ですよね。死ななくてもいい人たちなのに。
>ぱいろん様 (gurimoe)
2012-06-10 20:22:42
・コメントありがとうございます。
確かに伝説を築いてきた以上、多数の犠牲者を生み出してしまっていることは間違いないわけで、そこを有耶無耶にしてキャッキャウフフというのはあんまり納得行かないなぁとなってしまうのも無理は無いところかも知れませんね。

個人的には丁度2巻を買ってきて読み始める手前という段階なので、1巻読了直後の心境とはまた違っているのであまり参考にはならないかも知れませんが、人を脅かすなり殺すなりといったアイデンティティを維持し続けなければ自分自身が力を失い、人々の記憶からも忘れられ、消滅してしまうという過酷な生き方を強いられている彼女達にとっては、単純な善悪や倫理観、幸・不幸とは違った価値観の元で暮らさざるを得ないという部分もあったのではないかと思います。

見た目が美少女だったということも、主人公にとって大きかったとは思いますが、存在自体も確信していたわけでなく、仮にいたとしても単に怖くて悪さをすることしかしないと思っていた都市伝説の担い手達と実際に巡りあえたことが、彼の学術的な好奇心と使命感に火を付けたことは想像に難くないかと。

そこに編纂者としての役割を与えられたことで、単にテンプレートな都市伝説&伝鬼を記載するだけではなく、より詳細な個別情報をプラスすることで、無駄に力を行使して被害を増やさなくても、彼女達がより彼女達らしく穏やかに暮らしていけるようにお手伝いできる可能性が出来たわけですから、それを踏まえれば主人公が協力してがんばろう!と考えてもおかしくないのではないかと個人的には思いました。

むしろ、今後「人に仇なす伝鬼は全て排除すべし!」みたいな人間のキャラが出てきた時に、主人公がどう対応するのか?といった場面があれば、そのあたりも詳しく掘り下げられるのではないかと期待している次第です。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ライトノベル・小説」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事