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gurimoeの内輪ネタ日記(準備中)

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終焉世界の天災姫1巻の感想レビュー(ライトノベル)

2013年07月31日 13時46分31秒 | ライトノベル・小説
角川スニーカー文庫のラノベ、『終焉世界の天災姫(レベリオン)』(三ノ神龍司先生原作、藤真拓哉先生イラスト)が発売中です。
第18回スニーカー大賞特別賞受賞作ということで話題ですね。
表紙は、主人公の不動とヒロインのヒナ。
巫女服×脇チラ×絶対領域のコンボにテンション上がらざるを得ないッ(;゜∀゜)=3ムッハー

お話的には、世界の環境を制御するシステム「天巡(アグリ)」の暴走で壊滅的な被害を受けた地球を舞台に、その事件が原因で生まれた異形の種「禍獣(ファンタズマ)」を倒す「陰陽徒(メヲト)」を目指す主人公・不動と、プロの陰陽徒で『大祓の巫女(エピミシア)』と呼ばれるヒロイン・ヒナが出会い…というボーイ・ミーツ・ガール系学園バトル展開です。

中二病ライクなルビが多めで主人公は強力な異能使い、といった辺りは、ある意味ラノベ的なテンプレ感が強い印象でしたが、特殊な生い立ちを持つ不動やヒナのものの考え方は意外と大人びていて芯があり、きちんと状況を見ながら自分で考え、自分で決めることの出来る人物として描かれているのが好印象でした。
両親を殺したテロ集団に対する復讐心とどう向き合うのか?自分に宿された強すぎる力のせいで常に命の危険に晒されながら生きざるを得ない事を受け入れることが出来るのか?といったテーマは、普通なら今後の物語を追っていく中で徐々に登場キャラ達の間で消化され、心の成長として描かれていくパターンが多いと思いますが、本作ではそのあたりの整理は既になされており、そこで立ち止まらずに次の段階へと進んでいこうという意志が根付いているのが前向きで良いですね。

天災と揶揄され、人には言えない野望を胸に秘めつつも、周りの人間に支えられている事を自覚(恋心は除くw)して、引き際を見極めながら禍獣と戦っていく不動の心構えはプロさながらですし、周囲の構造物等に被害を出しつつもただ暴れているわけではなく、己の実力を過信しない冷静さを保ちつつも、禍獣に対する闘争本能を文字通り燃やしながら斬りかかっていく姿には、少年バトル漫画的な熱さが感じられてよかったです。
ヒロインと世界を守るために特殊な能力を持った空をも飛べる鎧を装着!剣と銃を組み合わせた様なデカイ武器を振り回し、炎をまきあげながら技名を叫んで敵をぶった斬る!とか、なんとも王道ですねw

また、恋愛対象として意識的にしているわけではないにせよ、打ち解けた女性相手にはさり気なく気配りできる辺りも天然タラシの素養がありますなw
開幕時、既にクラスメイト兼幼馴染・満月(みつき)とお姉ちゃん的生徒会長・瑠璃さんから好意を寄せられているのも頷けますわ(・∀・)ニヤニヤ
元々、両手に花だったところへ、ヒナとその友人兼上役的存在である宇美が転がり込んできて…と、なんとも棚ボタハーレムな雰囲気が羨ましいですのう♪
折角の藤真先生起用ですし、ロリ可愛いヒロインがたくさん増えてくると良いなぁ(*´∀`*)ポワワ

元々天然な部分もあるとは思いますが、それぞれシリアスな事情を抱えつつも、それを表に出さないように努めて明るく、ひょうきんに振舞っているふたりの姿にはグッと来るものがありました。
虎の着ぐるみで登場する宇美はともかく、見た目は清楚でスタイルも良く(巨乳属性w)神秘的な雰囲気の中出会ったヒナが、まさか体を張って笑いを取りに来るキャラだとは、イイ意味で意表を突かれましたね。
拙者も「おっぱいアタック」やら「ヒナちゃんダイブ」やら喰らいたいでござるw

主人公とヒロインの関係性や、今後目指すべき目的についてはきっちり描かれ、物語の方向性はバッチリでしたが、宇美に関してはまだ手の内を全て見せていませんし、妹の明花についても何やら秘密があるご様子。
その辺の事情については、次巻以降での掘り下げに期待したいと思います。


気になった方は是非、チェックなさってみてくださいませ。


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