
ファミ通文庫のラノベ、『パナティーア異譚5 双界のハピネス』(竹岡葉月先生原作、屡那先生イラスト)が発売中です。
表紙は、理人とイシュアンのご両人。
制服姿の理人が抱きかかえるシチュエーションは物語的にレアな感じですが、気心が通じあっている様子にほっこりさせられますね(*´∀`*)ポワワ
お話的には、バティーヤによって強制的に地球へ帰還させられてしまった理人は、イライラを募らせつつも再召喚の機会を信じて耐え忍ぶ生活を送ることに。
かなりの期間が過ぎたある日、なぜか自分以外にもパナケイアの事を知る人物がいると気付いた理人は、手がかりを得るべく会いに行くことに…というクライマックス展開です。
召喚について、色々と制限があることは1巻の時点から描かれ続けてきましたが、ラスボスとの直接対決!という場面から勇者が退場させられてしまうというハプニングにはとても驚かされたわけで。
それをどうやって元の状態へと繋げるつもりなのか気になっていたのですが、とても理路整然とした真実が明かされると共に、理人の家族関係も掘り下げられていたのが好印象でした。
ぶっちゃけ、理人がイシュアンを置いて地球に帰ってしまうエンドというのは考えにくかったわけですが、かと言って家族を捨てるという選択を男子高校生に課すのはかなり酷なことでしょうし。
仮に両親を出さないまま結末まで辿り着いたとしても、それで説得力が無い、ということにはならなかったと思いますが、きちんと自分の大切なものについて考えた上で結論を出した、という意味では今回の展開の方が良かったのは間違いないかと。
エピローグのオチについては、話の流れ的にやっぱりこうなったのねwという感じでしたが、ひょっとしたらそれを地球でやる可能性もあるかなぁ?とも思っていたので、その意味でも中盤の重要決断イベントに驚かされた私が通りますよっとw
個人的には、理人が居なくなったことで残された仲間達にも大きな被害が出るのではないか心配だったのですが、いずれもそんなヤワなタマでは無かったのが一安心&(・∀・)ニヤニヤという感じですね。
あのまま目の前で理人が完全に消失してしまっていたら、そこで一気に気力が萎えて壊滅、というところまで追い込まれてしまっていたかもしれませんが、やはりこれ以上ない拠り所が残されていた事で冷静に撤退&機を窺う事が出来たのではないかと。
その間もそれぞれの為すべきことを為して、各分野で頭角を現していたヒロインズの強さがまた“らしい”感じで良かったですw
ラブコメについては、落ち着くところに落ち着いたということで流石に意外性は無かったですが、ようやく素直に気持ちを通じ合えたふたりの様子が見られたので良かったです。
むしろ、ヤンデレではなく完全に闇堕ちした響子の扱いがどうなるのかハラハラさせられましたが、ある意味では理人と完全に対になる結末を迎えたのが印象的でしたね。
魔神アルゴスの意外な意思と、今後それがどうなっていくのか?という部分がやや消化不良な感もありましたが、その辺りは読者の想像で補完すれば良い感じかしら。
色々な意味で孤独になってしまった響子ですが、巻き込まれたとはいえ無辜の人々を多数傷つけてしまった事実は如何ともしがたいですし、失恋後は堕ちるとこまで堕ちてしまった哀れな被害者だとも言えますし、報われなかった想いをそっと閉じ込めたりはせずに、叫べるだけ叫んで伝えた辺りはセンシティブなハイティーン(死語かもw)の生の感情がひしひしと伝わってきたりと、登場人物中で最も多様な側面が描かれたキャラクターだったので、一区切り付いた後は気持ちをリセットして心機一転、新たな生活をスタートさせてくれると良いなと思います。
…ああ、ウルスラさんについてはある意味ヒロインズの中で最強というか、自分で幸せになる方法を見つけて実現したわけですし、これもまたベストエンドですのう(*´∀`*)ポワワ
そして、まさかの新キャラ濱野さんは本作のベストツンデレヒロインでFAかと。
なにしろ4巻分ツン状態だったわけですしw
最後になりましたが、両先生ともシリーズ完結おめでとうございます&素敵な作品をありがとうございました。
次回作が読める日を楽しみにしておりますm(_ _)m
気になった方は、是非チェックなさってみてくださいませ。
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表紙は、理人とイシュアンのご両人。
制服姿の理人が抱きかかえるシチュエーションは物語的にレアな感じですが、気心が通じあっている様子にほっこりさせられますね(*´∀`*)ポワワ
お話的には、バティーヤによって強制的に地球へ帰還させられてしまった理人は、イライラを募らせつつも再召喚の機会を信じて耐え忍ぶ生活を送ることに。
かなりの期間が過ぎたある日、なぜか自分以外にもパナケイアの事を知る人物がいると気付いた理人は、手がかりを得るべく会いに行くことに…というクライマックス展開です。
召喚について、色々と制限があることは1巻の時点から描かれ続けてきましたが、ラスボスとの直接対決!という場面から勇者が退場させられてしまうというハプニングにはとても驚かされたわけで。
それをどうやって元の状態へと繋げるつもりなのか気になっていたのですが、とても理路整然とした真実が明かされると共に、理人の家族関係も掘り下げられていたのが好印象でした。
ぶっちゃけ、理人がイシュアンを置いて地球に帰ってしまうエンドというのは考えにくかったわけですが、かと言って家族を捨てるという選択を男子高校生に課すのはかなり酷なことでしょうし。
仮に両親を出さないまま結末まで辿り着いたとしても、それで説得力が無い、ということにはならなかったと思いますが、きちんと自分の大切なものについて考えた上で結論を出した、という意味では今回の展開の方が良かったのは間違いないかと。
エピローグのオチについては、話の流れ的にやっぱりこうなったのねwという感じでしたが、ひょっとしたらそれを地球でやる可能性もあるかなぁ?とも思っていたので、その意味でも中盤の重要決断イベントに驚かされた私が通りますよっとw
個人的には、理人が居なくなったことで残された仲間達にも大きな被害が出るのではないか心配だったのですが、いずれもそんなヤワなタマでは無かったのが一安心&(・∀・)ニヤニヤという感じですね。
あのまま目の前で理人が完全に消失してしまっていたら、そこで一気に気力が萎えて壊滅、というところまで追い込まれてしまっていたかもしれませんが、やはりこれ以上ない拠り所が残されていた事で冷静に撤退&機を窺う事が出来たのではないかと。
その間もそれぞれの為すべきことを為して、各分野で頭角を現していたヒロインズの強さがまた“らしい”感じで良かったですw
ラブコメについては、落ち着くところに落ち着いたということで流石に意外性は無かったですが、ようやく素直に気持ちを通じ合えたふたりの様子が見られたので良かったです。
むしろ、ヤンデレではなく完全に闇堕ちした響子の扱いがどうなるのかハラハラさせられましたが、ある意味では理人と完全に対になる結末を迎えたのが印象的でしたね。
魔神アルゴスの意外な意思と、今後それがどうなっていくのか?という部分がやや消化不良な感もありましたが、その辺りは読者の想像で補完すれば良い感じかしら。
色々な意味で孤独になってしまった響子ですが、巻き込まれたとはいえ無辜の人々を多数傷つけてしまった事実は如何ともしがたいですし、失恋後は堕ちるとこまで堕ちてしまった哀れな被害者だとも言えますし、報われなかった想いをそっと閉じ込めたりはせずに、叫べるだけ叫んで伝えた辺りはセンシティブなハイティーン(死語かもw)の生の感情がひしひしと伝わってきたりと、登場人物中で最も多様な側面が描かれたキャラクターだったので、一区切り付いた後は気持ちをリセットして心機一転、新たな生活をスタートさせてくれると良いなと思います。
…ああ、ウルスラさんについてはある意味ヒロインズの中で最強というか、自分で幸せになる方法を見つけて実現したわけですし、これもまたベストエンドですのう(*´∀`*)ポワワ
そして、まさかの新キャラ濱野さんは本作のベストツンデレヒロインでFAかと。
なにしろ4巻分ツン状態だったわけですしw
最後になりましたが、両先生ともシリーズ完結おめでとうございます&素敵な作品をありがとうございました。
次回作が読める日を楽しみにしておりますm(_ _)m
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