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『白夢(スノーミスト)放課後の霧使い』の感想レビュー(ライトノベル)

2009年06月23日 20時52分22秒 | ライトノベル・小説
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『白夢(スノーミスト)放課後の霧使い』(瀬尾つかさ先生原作、るろお先生イラスト)が発売中です。
表紙はヒロインの白雲雪姫(しらくもゆき)。
銃を片手に佇む彼女ですが、繊細なタッチのイラストとは裏腹に、かなり破天荒な性格の持ち主。
男の子のようなしゃべり方といい、高いところに登りたがる癖といい、色々と目立つ部分の多い彼女は、あまり目立ちたがらない性格の主人公榮一とは対称的な存在として描かれています。

お話的には、4年より前の記憶を無くし、天涯孤独の身になった榮一は、親戚である白雲家に引き取られ、雪姫達が通う白雲学園で生活することに…という展開です。

冒頭からいきなり『はぐれ』と呼ばれる化け物との戦いに巻き込まれる榮一。
スノーミストと呼ばれる特殊な霧を操る能力で敵と戦う学生達。
その時、榮一の身にも霧使いとしての能力が?と、ハイスピードなアクションバトルに手に汗握ります。
(*^-^)b

ボーイミーツガール×異能アクションの組み合わせは、ライトノベル作品でも王道と呼べる黄金パターン。
いわゆるライトノベルというジャンルらしさを前面に出しつつ、榮一の過去に関する伏線を巧みに配置し、さらに榮一自身が自分への理解を深め、精神的に成長していく様子も盛り込んで…という『物語を構成する主な要素』を高いバランスでまとめ上げた良作だと思いました。

多少都合が良すぎる展開に見える部分もありますが、登場キャラクターの御披露目と世界観を伝える初回としての役割は12分に発揮されていますし、美少女達との間に芽生える絆=恋愛フラグ的な部分も、大小の違いはあれど、無理なく好感に繋がるような行動が多く、嫌みがなくて好印象でした。
るろお先生が描かれた美麗なイラストが序盤から多めに、良いタイミングで挟まれているのも、感情移入しやすく、ポイントが高いです。

それぞれの特徴的な性格が分かり易く描き出されているので、そのキャラクターの“らしさ”についてはすぐに理解出来ると思えます。
そんな“らしさ”の裏に見え隠れする本心の部分についても上手く掘り下げられており、文章として非常に見せ方が上手い作品だと、ある意味感動させられました。

一人一人が自分の役割を自覚し、果たすべき事を果たすという姿勢を貫いている様子が美しく、その使命感がチームワークへ繋がり、過酷な事態に立ち向かう力へと転化されている様子が伝わって来て燃えました。

全ての事が理解されている訳ではなく、謎のままの部分も多いながら、それでも自分の信じるもの、守りたいものの為に体を張る少年少女達の様子は、ベタながらもストレートな格好良さがあって爽快です。

それぞれ違う理由で榮一と繋がりを持ったヒロイン達が、2巻以降でどのように絡んでくるのか、今から気になります。

エピローグ部分も、予想より一歩突っ込んだ描かれ方だったので、尚更楽しみに感じます。

気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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そこまで面白くないわけじゃあないんだけど、気になるところがいっぱいある作品だった