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MONSTER DAYSの感想レビュー(ライトノベル)

2013年11月25日 19時10分48秒 | ライトノベル・小説
MF文庫Jのラノベ、『MONSTER DAYS』(扇友太先生原作、天野英先生イラスト)が発売中です。
第9回新人賞 <最優秀賞> 受賞作品ということで話題ですね。

表紙は、主人公のライルと物語のカギを握る少女・クーベルネ。
拙者も美少女をお姫様抱っこしたり騎◯位されたりした…おや、誰か来たようでござ(ry

お話的には、人間と魔物が共存する世界で、両者間のトラブルを取り締まる人魔調停局の新人実働官として働くライルと相棒のアルミス(本性は一角獣で百合属性)の元に、外部魔物集落【竜羽の里】の使者で、龍族の姫であるクーベルネを護衛する任務が与えられることに…というバディ系事件捜査&バトルアクション作品です。

MFと言えば、基本的にラブ寄せ作品が多い印象ですが、本作は逆にラブコメや恋心がメインではないのがポイント。
プロの調停局実働官として、また、クーベルネの生い立ちや人となりを知った友人として彼女を守りぬく決意をしたライル達の活躍がひたすら熱く、リアルに描かれていて、緻密な世界観と物語に惹きこまれました。
徐々に明かされる予想外に重い真実に打ちのめされながらも、最後まで決して諦めずに戦い続ける信念と正義の守り手達が超カッコ良く、往年の刑事ドラマや人気サスペンスシリーズのような、組織が一丸となって事件解決のために連携する様子が胸熱でしたね。
ライルとアルミスだけでなく、同僚の先輩や上司達全員が誇りと情熱を持って働いている事が伝わってきましたし、個性が強すぎるメンバー達が、事件発生時にはそれぞれの役目を理解した上できっちりと仕事をこなす姿にプロ意識が感じられて良かったです。

ドラマでは相棒、アニメならタイバニといったあたりでバディものが脚光を浴びて久しいですが、ライルの相棒(階級的には部下だけど性格的に上下関係無しw)であるアルミスは、有能ながらいわゆるク◯イジーサイコレズ属性なクール系年上美人設定が(・∀・)ニヤニヤ
いつもジャブ代わりにお互いの悪口を言い合いながらも、現場ではツーカーの意思疎通ぶりを発揮して的確な対処を見せるふたりが、出来る大人チックでスタイリッシュでした。
人間と魔物が仲良く幸せに暮らせる様に日夜戦っているのが調停局なわけですが、ふたりの関係こそが、その共存が実現出来る良い証拠になっている部分もあるかと。

ただ、歴史やら種族、国家間の思惑が様々に入り乱れることになって一筋縄では行かないわけで。
クーベルネがその出自故に孤独にさらされ、ひたすら運命に翻弄されてしまうのが可愛そうでしたが、そんな彼女の身柄だけでなく、心も保護するべく東奔西走するライル達とのふれあいに心温まりました。
第一印象ではかなり勝ち気でやんちゃに思えたクーベルネですが、自身の立ち位置を十分に理解した上でそれを受け入れようとしている姿が、より一層健気さを感じさせてくれますね。
彼女の心の成長も本作の大きな見所ですが、カイルとはこのまま家族愛的な方向で絆を深めていくのか、歳相応に恋愛対象として恋心を募らせていくのか、次巻が楽しみです(*´∀`*)ポワワ

バトル面では、魔法と銃弾が飛び交う派手な描写が多く、非力な人間であるカイルがチート級に強大な力を持つ魔物相手に、人類の英知が生み出した特殊弾と小道具を駆使して勝利を拾いに行く流れがとてもスリリング&爽快でした。
アルミスの能力でかなり便利に回復出来るとはいえ、銃器をはじめ“当たると即死”系の攻撃も多く、ましてやクーベルネを守りながら戦うというハンデもあるので、全ての戦いで気を抜ける場面がないのがポイント。
というか、大ダメージ食らったシーンがめちゃくちゃ痛そうだったでござる((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル
人の生死がかかっている以上、そもそも気を抜いていい仕事ではないわけですが、常に状況を分析&判断しながら最善の方法を模索し続ける事が求められるわけで、なかなか真似のできるような事じゃないですね。

そんなこんなで必死に頑張るライル達のあずかり知らぬところで暗躍していた黒幕達の真意が、事後報告的に明かされる終盤の演出がまたシブすぎる件。
組織人だからこそ、上層部や国家権力には従わなければならないルールの元では救えない命をどうやって救うのか?というのを、姫を守る騎士よろしくカイルの英雄的行為でもって押し通るまでが表だとすると、そんなカイルの行動までも見通した上で、状況がどちらに転んでも自分達が有利になるように画策している黒幕達が裏、といった感じで、明暗両方のサイドから眺めることで物語にグッと深みが増し、2倍以上に楽しめて良かったです。

ライルや仲間たちそれぞれにもまだまだ語られていない過去のエピソードがあるみたいですし、それを絡めつつ更なる難解な事件に介入&解決していく展開になると良いですね。
個人的には、文体や設定があまりMFらしくない本作が最優秀賞に選ばれた事が、今後の新人賞やレーベル全体にどう影響して来るのかも楽しみだったり。
デビュー作とは思えない密度&完成度の高さは、賞をとっただけのことはある!と素直に感じさせてくると思いますし、たくさんのラノベ好きにオススメしたいところです。


気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

【PV】第9回MF文庫Jライトノベル新人賞 『MONSTER DAYS』


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