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穢れ聖者のエク・セ・レスタの感想レビュー(ライトノベル)

2014年01月06日 16時37分20秒 | ライトノベル・小説
MF文庫Jのラノベ、『穢れ聖者のエク・セ・レスタ』(新見聖先生原作、minoa先生(ニトロプラス)イラスト)が発売中です。
第9回MF文庫Jライトノベル新人賞受賞作ということで話題ですね。

表紙は、メインヒロインのエトラ。
白銀の聖女という呼び名に相応しい、清楚な佇まいが印象的ですね。
こんな美少女なお姫様が義理の妹とか、辛抱堪りませんのう(;゜∀゜)=3ムッハー

お話的には、国を滅ぼされ、母を辱められた元皇子の主人公・シリュウは、憎むべき敵であるフィガロ魔皇国の皇帝・オルドネスへの復讐を胸に誓いつつ、過酷な戦場の最前線でこき使われる毎日。
敗戦国民として不当な扱いを受け、戦地で功を立てても決して成り上がることは許されない現状に焦りを感じていた彼ですが、血の繋がらない義妹で、第五十七皇女であるエトラと出会い、思いがけない提案をされたことで大きな転機を迎えて…というボーイ・ミーツ・ガール×復讐反逆展開です。

正直、表紙を見た時には全然予想していなかったのですが、人型の巨大兵器“輅機(ロキ)”が魔法っぽい必殺技で一騎当千の活躍をする戦争ものジャンルということでテンション上がりました。
空軍も含めた、銃弾飛び交う激戦区でしのぎを削るシリュウの様子をまざまざと描いた後に、その努力をあざ笑うかのように颯爽と登場した輅機が、たった一機で戦況を覆すチートぶりはインパクトありましたね。
戦いが終わったら終わったで、その搭乗者である第五皇女・ディーヴァに奴隷的に飼い殺しにされるシリュウが、内心では怨嗟の炎を燃やしながらも辛うじて“従順な犬”らしく振る舞いながら耐え忍ぶ様子が生々しく描かれ、シリアスで絶望感漂う世界観がとても個性的でした。
軍内で何がしかの功績を立てて権力を得られれば、国を内側からぶち壊す事も出来るはず!と頑張っているのに、どれだけ優秀な結果を残してもそれが取り上げられることはないという詰み状態で生き続けるというのは、並大抵の精神では乗り越えられないでしょうね。

そんな中、他の人達とは違って自分を労ってくれる健気な義妹・エトラの存在がシリュウの心の癒やしとなるわけですが、いずれは滅ぼす魔皇国の人間、まして憎きオルドネスの娘という事実に葛藤しながら、彼女とどう接するべきか苦悩する様子も見所。
過去に一度出会っていた事もあり、美しく育った見た目や、噂に違わぬ優等生ぶりに次第に惹かれていく様子は歳相応で初々しく、自覚は無いながらも彼女を守りたいという気持ちを強く感じ、またそう出来るように行動するシリュウの姿が格好良かったです。
現在の上司であるディーヴァからは、文字通り踏んだり蹴ったり唾をかけられたりエロい尋問に付き合わされたりwというぞんざいな扱われ方をされているシリュウですから、体が弱いながらも真面目に政務をするエトラに肩入れしたくなるのは無理の無いところかとw

ただ、そんなエトラには聖女という表の顔とは別の、裏の顔があって…というあたりが汚れ聖者というタイトルの由来になっているご様子。
彼女の生い立ちが掘り下げられるとともに、その壮大な野望と覚悟が明らかにされていく中盤パートからは、秘密の共有者としてお互いを認め合った彼らの、たったふたりの大作戦がスリリングに描かれるので必見です。
時間もなく、かなりタイトな綱渡りを強いられる状況でありながらも、それぞれの復讐を実現すべく共犯者となったふたりが、自ら立案した作戦を遂行していく流れにワクワクハラハラさせられました。
一歩間違えれば破滅という中、不敵に笑い合い、ジョークを飛ばしながら目的をクリアしていく様子は映画的で面白く、行動の方針にも説得力があって良かったと思います。

聖女と呼ばれながら、実際には計算高く、悪女な部分も持ち合わせているエトラですが、なんだかんだでシリュウに惚れているのは演技ではなく本心ですよー、というのがチラ見えしていて微笑ましかったですね。
彼女ひとりでも、シリュウひとりでも、大局を覆して願いを実現することは出来ず、だからこそふたりで手を組んで魔皇国をぶっ潰そう!と頑張る姿が切なくもドラマチックに感じられました。
無茶をするのは覚悟の上!と、傷付くことを恐れず、かなり捨て身気味になってしまうあたりは危なっかしかったですが、自分の命をチップにしながら無謀な賭けを続ける様子に興奮させられたのもまた事実だったかとw

計画通りに進んだ部分だけでなく、計画外の事が起こってしまった部分も含めて、比較的予想の範囲内だったというか、一番効果的な演出になるように調整されていた感がありましたが、読者が見たがっている展開を見せてくれたという意味で満足感が高かったです。
まだまだ野望の第一歩、オルドネスの方が一枚上手っぽい?という感じで前途多難ですが、輅機や魔法周りを掘り下げつつ、ゼウルの動向や周辺隣国との折衝あたりを随時入れる感じで盛り上げていって頂きたいところです。
エロイベントもマシマシでオナシャス!(`・ω・´)ゞ



気になった方は是非、チェックなさってみて下さいませ。

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