
角川スニーカー文庫のラノベ、『クロス×レガリア 王威の決戦』(三田誠先生原作、ゆーげん先生イラスト)が発売中です。
表紙は、馳郎&ナタとジン&ウーのWカップル並び立つ仕様。
ライバルコンビが手を組んでラスボス戦に突入!というシチュエーションが燃えますのう(;゜∀゜)=3ムッハー
お話的には、ナタを奪われ、西王母に隔絶した力を見せつけられた馳郎でしたが、蓮花やジン、白鳳六家の生き残り達の協力を得て、全てに決着を着けるべく奪還作戦に挑む!という最終巻らしい展開です。
冒頭からオールスター×全力全開でガンガン盛り上げていくぜ!という雰囲気で進んでいくのが胸熱でしたね。
半鬼仙として覚醒した馳郎が鬼宝で無双したり、今までの肉体の限界を突破した状態でカエアンとのコンビネーションを決めたりと、ナタを取り戻すために出し惜しみなく足掻こうとする姿がいっそ清々しく、それに合わせて仲間達が自分に出来る方法で力を貸すという王道展開は、王権(レガリア)を持つ者の活躍を描く本シリーズにこれ以上なく相応しいものだったと言えるかと。
西王母も彼女たちの事情に則って、同族を率いる王らしく振舞っているわけですが、少影以外の有力な配下を引き連れていなかったのが勝敗に大きく影響した感じですね。
というか、西王母の娘である蓮花が、完全に馳郎への愛の為に戦うわ!状態に&操られたナタとガチンコバトルと、メインヒロインであるナタを食う勢いで八面六臂の大活躍だったので、状況が絶望的な割にはほとんど負ける気がしなかったというw
ナタに比べるとあまり美味しい出番がもらえなかった印象のある蓮花でしたが、最後の最後でヒロイン力爆上げになって良かった良かったw
物語の流れとしては、完全にナタが正妻ポジション、しかも今回は囚われのお姫様属性も相まって優遇されまくりの感がありましたが、自分に正直に生きているのが彼女の魅力ですし、母親である西王母よりも馳郎を選ぶ!という大きな選択が出来たこと自体が彼女の成長と愛の証だったと言えるかと。
先代白鳳の思惑の掘り下げと、馳郎自身の選択によって彼の王としてのあり方が明確に描かれましたし、過去からの因縁を乗り越えた明るい未来が感じられるエンディングになっていたのも好印象でした。
辛さや困難、自身の選択の結果から逃げない覚悟と、清濁併せ呑みながらそれを貫く意思を持って馳郎が進み続ける限り、彼の王権が揺らぐ事は無さそうですね。
主要キャラのほとんどが、ここまでの事件で馳郎の行動に某かの形で感化されているので、比較的みんな丸くなったというか、落ち着くべきところに落ち着いたなぁとほっこりさせられた反面、今までの事件のようにな、なんだってー!的に度肝を抜かれる部分が無かったのはちょっと残念かも。
1巻分完結を早めつつ、破綻なく伏線回収&後日譚までまとめる様に配慮されているのは十分凄いことなのですが、ようやく主要キャラが出揃って、これからもっとお話が大きくなっていくのかと思った矢先の完結だったので予想外&勿体無い感じですね。
その分は、早くも用意されているらしい次回作に期待したいと思います。
気になった方は、是非チェックなさってみて下さいませ。
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ライバルコンビが手を組んでラスボス戦に突入!というシチュエーションが燃えますのう(;゜∀゜)=3ムッハー
お話的には、ナタを奪われ、西王母に隔絶した力を見せつけられた馳郎でしたが、蓮花やジン、白鳳六家の生き残り達の協力を得て、全てに決着を着けるべく奪還作戦に挑む!という最終巻らしい展開です。
冒頭からオールスター×全力全開でガンガン盛り上げていくぜ!という雰囲気で進んでいくのが胸熱でしたね。
半鬼仙として覚醒した馳郎が鬼宝で無双したり、今までの肉体の限界を突破した状態でカエアンとのコンビネーションを決めたりと、ナタを取り戻すために出し惜しみなく足掻こうとする姿がいっそ清々しく、それに合わせて仲間達が自分に出来る方法で力を貸すという王道展開は、王権(レガリア)を持つ者の活躍を描く本シリーズにこれ以上なく相応しいものだったと言えるかと。
西王母も彼女たちの事情に則って、同族を率いる王らしく振舞っているわけですが、少影以外の有力な配下を引き連れていなかったのが勝敗に大きく影響した感じですね。
というか、西王母の娘である蓮花が、完全に馳郎への愛の為に戦うわ!状態に&操られたナタとガチンコバトルと、メインヒロインであるナタを食う勢いで八面六臂の大活躍だったので、状況が絶望的な割にはほとんど負ける気がしなかったというw
ナタに比べるとあまり美味しい出番がもらえなかった印象のある蓮花でしたが、最後の最後でヒロイン力爆上げになって良かった良かったw
物語の流れとしては、完全にナタが正妻ポジション、しかも今回は囚われのお姫様属性も相まって優遇されまくりの感がありましたが、自分に正直に生きているのが彼女の魅力ですし、母親である西王母よりも馳郎を選ぶ!という大きな選択が出来たこと自体が彼女の成長と愛の証だったと言えるかと。
先代白鳳の思惑の掘り下げと、馳郎自身の選択によって彼の王としてのあり方が明確に描かれましたし、過去からの因縁を乗り越えた明るい未来が感じられるエンディングになっていたのも好印象でした。
辛さや困難、自身の選択の結果から逃げない覚悟と、清濁併せ呑みながらそれを貫く意思を持って馳郎が進み続ける限り、彼の王権が揺らぐ事は無さそうですね。
主要キャラのほとんどが、ここまでの事件で馳郎の行動に某かの形で感化されているので、比較的みんな丸くなったというか、落ち着くべきところに落ち着いたなぁとほっこりさせられた反面、今までの事件のようにな、なんだってー!的に度肝を抜かれる部分が無かったのはちょっと残念かも。
1巻分完結を早めつつ、破綻なく伏線回収&後日譚までまとめる様に配慮されているのは十分凄いことなのですが、ようやく主要キャラが出揃って、これからもっとお話が大きくなっていくのかと思った矢先の完結だったので予想外&勿体無い感じですね。
その分は、早くも用意されているらしい次回作に期待したいと思います。
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