緑の切妻屋根の家が建つ

60代も後半になり、ひょんな事から一人住まいの実家を建て替えることになりました。

黒潮をさかのぼって紀伊半島を巡る旅 3日目 南紀白浜

2018-04-25 11:02:20 | 日記
 お客が私しかいない売店で梅干が350円と安かったので買う。そして、一路南紀白浜へと向かう。最初は紀伊博物館があるという平草原公園だ。ついてみると、全然人気がない、休館日だったのだ。南方熊楠博物館はちゃんと休館日をチェックしてあったのにここの休館日チェックを忘れてしまって、/(-_-)\と思う。が仕方がない南紀白浜を一望するというので痛い足を引きずりながら展望出来ることころまでいって、とりあえず写真を撮った。
 車に戻りナビを「さんだんかべ」と入力するが該当するところが出ないので、仕方なく地図上で近くの駐車場に設定した。後でわかったのだが、「さんだんぺき」と入力しないといけないようだった。三段壁は無料駐車場があり、そこに行く間のお土産物屋が結構果物など安そうであった。ついてみると地上からはよく見えないが、お土産物屋の建物にエスカレーターがあり、1300円払うと中の懐中洞窟まで降りられるそうだが、1300円まで払って行ってみたいとは思わなかったので、駐車場に戻りながら3個で確か100円の瀬戸香かなんかの果物を買って千畳敷に向かう。
 千畳敷とは.「新第三紀層の砂岩からなる、太平洋に面したスロープ状の岩盤である。砂岩は非常に柔らかいため、打ち寄せる波の浸食を受け、複雑な地形を形成している。 その広さはおよそ4ヘクタール」となのだそうだ。千畳敷も無料の駐車場があった。そこに止めて下に降りて見ると砂岩で柔らかいせいか、落書きなどもほってあった。海沿いまで行きたくもあったが、なんにせん前日の那智の滝めぐりで足が傷んだのが治っていないので諦めて、駐車場のところにある一階土産物屋二階レストランのレストランで海をみながらお昼を食べることにする。せっかくなので、グレの唐揚げ定食にする。いろいろなオカズがついていて1000円くらいなのでお得感があった。
                     
 食後熊野三社神社に向かうが、どうも車では行けない場所にあるっぽいので、あきらめて円月島の見えるところに向かう。車をとめて写真を撮ろうとしたら、撮ってくれるという人がいたので円月島を背景紙にして撮ってもらったが、風で乱れた髪を直そうとしている手が顔にかかって写ってしまっていた。
 とりあえず円月島の写真は取れたので熊楠博物館に向かうが、駐車場にくると赤信号がついているものが置いてあるので仕方なく車をとめて、坂道の入口に杖が置いてあったのでその杖を使いながらやっと上に上がると、なんと上にもう車が止めてあった。あの信号はずーっと赤ではなく緑にも変わったらしい。出て帰るときどっちから上がってきたかわからなくなったので、一緒に降りた人の話でわかった。その人は仕事でよく海外に行くという中年の女性でマイルがたまったのでそれを使い、南紀白浜まできたのだそうだ。南方熊楠という人は写真を見るとなかなかイケメンである。そして一生いろいろな研究をしたり、自然保護運動などをして生涯を終えた人であるらしい。お金がなければできないような生き方である。今で言うとちょっと障害もあったのではないかと感じられるような天才だ。何ヶ国語もすぐにマスターできたらしい。一番印象に残ったのは、彼の書いた腹案という大きな紙にいっぱい言葉を書き散らしてそれを結んだ図である。今で言うマインドマップみたいなものを既に考案してそれを使いこなして思考していたんだな。天才と言われる人はやはり時代を先取りしているのだなと驚いた。

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