2月28日(日)前橋市田口町公民館にて本年度の活動報告会を実施しました
ので
報告します。
実施内容
1.主催者挨拶:NPO法人前橋環境保全基地 アリスの森 鈴木さん
2.SAVE JAPANプロジェクトについて 群馬NPO協議会 栗原
3.これまでの取り組みと今後に取り組み方針について アリスの森 鈴木さん
・前々回(9/27):草刈りをした畑に繁殖用の水路を造る為の仮水路の作成
・前回 (12/6):カワニナ生息用水路製作
・水路作りの現状と今後の取り組みについて
![111](http://gunma-npo-kyougikai.way-nifty.com/blog/images/2016/03/01/111.jpg)
4.セミナー:自然教育研究センター 倉岡さん
「セミナー概要:ホタルを定着させるための道のり」
○ホタルのことを知ろう!
・指標生物
・ゲンジボタルが住む環境条件
・ゲンジボタルの産卵数
・ふ化したした幼虫が成虫になる確率
・ふ化した幼虫が留年する率
・幼虫が障害で食べるカワニナの数
・幼虫の死亡原因
○ホタルを飼育しよう!
・ホタルが住める環境を取り戻したい
・自然環境を保全するきっかけにしたい
・養殖業者のようなことはしたくない
・飼育をする意味
・育てる対象と難易度
・ホタルの幼虫と貝の関係
・カワニナ・タニシ
・ゲンジボタル・ヘイケボタル
・ゲンジボタル成虫が100匹発生するためには
○取り組みを引き継ごう!
・イメージを明確に
・結果はすぐに出ない
・100年後の世代に残す準備
・地域の血統を残す
・途中で諦めた地域は数知れず
・地域ぐるみで取り組みを残す
・「ホタルの住む環境の復元」のモデルケース
5.参加していただいた皆さんからのご意見照会
・ホタルについてより多く知ることが出来た。
・ホタルの育て方、カワニナの育て方を学ぶことが出来た。
・カワニナの生育、蛍の食性
・環境問題に高い関心を持っている方が多いから。
・ホタルのことについて多くの知識を得られた。
など。
(鈴木さんのコメント)
ホタルのことを知って、ホタルを育て、次世代にまで取り組みを引き継ぐ
長い活動になります。ともするとホタルを守り繁殖して見てもらうのが
目的になってしまいがちですが、ホタルを守る本当の意味(里山全体
の
環境の保全、地域の宝、人材の教育これらがうまく回るとホタルの
増加
につながる)を理解して活動に自主的に参加出来る環境づくり、
我々の
すべきことに真摯に向き合い結果に左右されずに共有する想
いを繋いで
いくことが大切。
今回、参加された皆さんを中心に、多くの皆様に知っていただき、継続
していただきたいです。
今後ともよろしくお願いします。(栗原)