水中の赤、空中の赤

そろそろ紅葉の便りも聞こえ始める季節となりましたが、水産試験場の池でも秋になると赤く色づく魚がいます。（赤い魚と言っても金魚じゃないよ）
それは、ヤマメのオス。

ヤマメのオスは成熟すると桜色から紅色に染まってとてもきれいです。


体色の美しさと裏腹に、顔つきは猛獣のように厳つくなります。


全長60センチ超、２kgを越すような大ヤマメのオスは淡水魚とは思えないほどの迫力です。



そして、空を舞う「赤」は、アカタテハ

秋によく見られる蝶の中では、私の一番のお気に入り。

とても美しい蝶ですが、英名はIndian Red Admiral　インドの赤い提督、あるいはAsian Admiral　アジアの提督。
優雅な姿に似合わず勇猛な名前がついています。


成虫で冬を越します。幼虫はこちら→アカタテハの幼虫