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上野三碑と多胡碑記念館

2022-02-14 08:30:00 | ぐんラボ!について
KUROSHIBAです。
今回ご紹介するのは、高崎市吉井町にある多胡碑と多胡碑記念館です。


上毛かるたに、
「むかしを語る多胡の古碑」
とうたわれているので、群馬県民であればたいていの人が多胡碑というのを聞いたことがあると思います。
しかも、「上野三碑」という名称で、市内の山上碑・金井沢碑とともにユネスコの「世界の記憶」に2017年に登録されました!

これらの石碑がなぜ貴重なのかは、ごめんなさい。長くなるのでここでは触れません。
でもひとつだけ、キーワードは「羊」です。
何やらミステリアスではないですか。

「世界の記憶」は、「世界文化遺産」や「世界自然遺産」とは異なり、造形物よりも記録に特化したものが登録されます。たとえば「慶長遣欧使節関係資料」とか「舞鶴への生還~(長いので以下略)」などが登録されていて、どちらかといわなくても、とても地味です。地味ですが、日光東照宮や富岡製糸場と比べても決して価値が低いというものではありません。むしろこうしたものほど、もっと注目されて良いと思います。

ただ、どちらかというと、行けば見られる、というものではないという弱点があります。古文書や紙資料がほとんどですから当然なのですが。
ただし、多胡碑は「行けば見られます」。
ガラス越しに。立派な覆屋に守られております。

ここへ来る前に、山名町の山上碑と金井沢碑も見てきましたが、平日なのに見学者がそこそこいました。高崎市では三碑めぐりのバス(無料)を運行していますが、時間と体力があれば歩いてまわることもできますよ。

多胡碑の隣に多胡碑記念館があります。
ちょうど、近くで発見されたという4世紀頃の銅鏡(鳥頭四獣鏡系)が展示されていました。手のひらほど(10.5cm)の大きさで、かなり保存状態が良く、国内では類似の鏡は約50枚しか出てないそうです。(2月20日まで公開)

ぜひ、春を探しに足を運んでみてください!

多胡碑記念館 - ぐんラボ!

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