Salsa する?

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ダレを目指す?マダム岸恵子 脚本家/大石静 

2015-06-30 12:16:23 | ドキュメンタリー・その他



◆崖っぷちの選択。。◆

人はある時、ふと自分のゆく先が不安になる時期が来る。
ワタシもそうだった。
だがどう転んでも、親しい人や家族には言えない…と気づいた。
悶々と脳みそを悩ませても知恵のひとしずくも出ず。。
そこへ知人が敬う占い師が上京すると云う話が。
知人は予約が空いてる時間を埋めようと、抵抗するワタシの名前を入れた。
こういう場合、ワタシはいつもこう思うようにしてる。
『自分の信頼してる知人が言うのなら、ワタシには必要なことなのかも♪』
そう思い、大さじの不安と小さじ程度の期待でその日を迎えた。

当日、ワタシは占い師からボロボロに言われた。
お金が派生するお客さまなのに、もう二度と視てもらいたくないほど痛烈だった。
当たってる、当たってないの問題ではなかった。
心がポキッと折れた…

泣きたくもないのに出てくる涙は止まらなかった。
占い師曰く
世の中の一線に出てる人は、並大抵の努力じゃない。
その中から、自分もこうなりたい人を持て!
そこを目指さなきゃ意味がない。。

『そんな人いるわけないじゃん…
うわべだけで人は分かんないし。。』と、心の中で毒づいていたワタシ。
その瞬間に占い師に
「あなた、、ずい分、我が強いねぇ」
不協和音の空気が晴れぬまま占いは終了。
目指す人もいないまま5カ月が経とうとした。

そんな痛さも薄れかかった頃
サルサラバーの友人と久々と会うことに。
彼女の
「今週ね、さわこの朝の岸恵子が出たの。
すごく綺麗だっけど、82歳なんだって!
あとでYOUTUBEかなんかで見てよ。
絶対ためになるから」

彼女はキッカケの言葉を言った。



◆女優・作家。。 マダム岸恵子◆


20歳で大スターになり24歳でフランス人の映画監督と結婚。
40歳で離婚し、巴里と東京を行ったり来たり。
今、日本を拠点にして14年経つ。

作家としても活躍。
2013年の「わりなき恋」はベストセラーになったが、
センセーショナルな70代女性の恋愛と死生観が綴られている。

70代の女性と言えば、日本では廃棄処分扱い。
日本で取り扱う記事は高齢者の寂しい風景ばかりを映す。
女性の若さだけを敬う文化に一矢を報いたかったと云う。

フランスの女性は45歳を過ぎると
女性としての底力がなくなるため、
女性ホルモン剤を飲むのが一般的。
おしゃれをし、顔の皺までも美しいと云われるのがマダム。

岸さんは
人は常にユーモアを持ち、ときめきを持たなければ、
人は身体も心も滅びると云う。
そして自分が常に若い!と言われるのは、
完璧に幸せでないから…

この意味が分かるだろうか。。
岸さんの何とも言えぬエレガントさはココにあるのかもしれない…



◆脚本家 大石静◆

「ふたりっ子」を始め「セカンドバージン」など
かなりドキドキと際どい持ち味の脚本家だ。

昔、大石さんの数少ないエッセイを貪り読んだことも。
名前の静とは全く違う性格と破天荒過ぎる生活。
恋人のこと、、夫のことを赤裸々に生々しく書く時、
大石さんはどんな顔をして書いてるのだろうと想像したりした、、
書かれてる言葉には、絶対飲んではいけない毒があるような気がした。

以前、久米宏さんが大石さんの自宅でインタビューするという企画があった。
「その日はライブでお届けします!」という久米さんの言葉に、、
晩ご飯の後、TVの前で待機。
沢山のTVスタッフに飼い猫が興奮。
テーブルに飛び乗った飼い猫の肛門が何度もカメラの前に映し出された。
ライブ中継のため飼い猫のやりたい放題www
笑い飛ばす大石さんと顔が引きつる久米さん。

あれから十年以上は経った
久々のTV出演の大石さんが、どんなふうに老成してるのかワクワク。
期待は裏切られた。。。。
老成は死語だった。
大石静さんはピチピチしてた!

その根っこはワタシが求めてる言葉だった。

既成の価値観を疑ってみる眼差しを持つこと

それには自分がどう思うかを問い続けること

そして自分の心の中を探るには妄想力や想像力が大事

相変わらず、切れ味のよいナイフのような言葉だった。。
そして岸さんと同じ言葉をノタマッタ。
「若さだけを尊ぶ文化」は変わらなきゃいけない。

60代でドラマの骨格である脚本家を続ける力は、ココにあった。
大好きな脚本家は戦車のように逞しく若々しかった。


大石静さんのようには強くなれないが、
物を見る眼差しや想像力は磨くことは出来る。
岸恵子さんほどエレガントではないが、
女の底力を上げるための努力は出来る。

もうちょっと精一杯頑張って走るかな♪


**帯表紙**

今回は本屋で本を包んでくれたカバーを切り取り
ブルーの台紙にペタリ
今読んでる本、阿川佐和子のエッセイ「さわこの和」とのコラボ?
佐和子さんの毒も面白いの♪
少しくらいの毒を持ってる人の方がワタシは好きだな。
自分を持ってることは人とは違うと云うこと。
毒はその人のマークだと思うから。。


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