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シェルブールの雨傘。。。

2012-02-05 14:29:54 | 映画

今日は映画の話。
私は映画マニアじゃないです。
観たいと思う物しか観ないから。
今迄で「シェルブールの雨傘」を観たのは、昨日で3回目。
先一昨日に久々に評判の良い映画を見つけ、その映画を観終わった時、
もっと違う描き方があったのでは?と思った。
そしたらどうしても「シェルブールの雨傘」が観たいと思った。
私の中では人の描き方がシェルブールの雨傘」が最高だからだ。
でもなかなか見つからず、昨日やっと1本見つけた。
この映画はセリフは全部歌いながら言うミュージカル?映画。
ミュージカルが苦手な私でもこの映画だけは5分で馴れ、
そして引き込まれて行く。
1回目の感想:映像が絵本のように綺麗な悲恋のお話。
2回目の感想:主人公カトリーヌ・ドヌーブの女心の脆さとドライさ
、そして美しい女の浅はかな感じが印象的に残っていた。
3回目:「シェルブールの雨傘」という映画の底力を見た。
映し出される主人公ジュヌヴィエーヴ・エムリ(カトリーヌ・ドヌーブ)と
恋人ギィーの洋服の色と背景の色が、その時々の心を表していると思う。
今から物語に沿って、画像を掲載します。

*あらすじ*
1957年 病気の伯母エリーズと暮らす20歳の自動車整備工の青年ギィー、
無計画な母親の経営する「シェルブール雨傘店」で働く17歳の女の子
ジュヌヴィエーヴは恋人同士。
二人はいつか雨傘店を売り、ギィーの夢であるガソリンスタンドを買おうと
約束。そして、子供が産まれたら女の子なら「フランソワーズ」と名づける
事を誓う。だが、ギィーに召集令状が来る。
それは2年間の兵役で、アルジェリア戦争の真っ最中だった。
第1部 旅立ち

この場面はギィーに召集令状が来て、恋人2人が、ギィーの家に来たシーン。
実は、ギィーの家の壁はグリーン。この背景の色と同じです。
ピンクは主人公ドヌーブがギィーと恋に落ちている時、着ている洋服の色。
青の鉄格子は恋人ギィーの色。
このあとギィーの家で結ばれる事になる。

これはギィーが兵役のため旅立つ車中で、ジュヌヴィエーヴが2年間も
待つことが出来ないと泣いて、行かないでくれと哀願のシーン。
この時、ジュヌヴィエーヴはギィーの色の青のスカーフを手に握りしめている。
ギィーも青のシャツを着ている。
この時まではこの2人の心は同じと色彩で映画では表現している。と、思う。

登場人物でここに付け加えなければならない女性がいる。
それはマドレーヌという若い女性だ。
彼女は働くギィーに代わって、伯母のエリーズを兵役の間も
世話し続けるのだ。
このマドレーヌの事に関しては、作家の「橋本治」氏が物凄い
解説を書いている。
「貞女への道」を御覧下さい!!!
今日は第1部を書きました。
次は第2部:不在と第3部:帰還を書きますね。

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