くらぶとろぴか

きもちはいつもシパダンの海の中。シパダンとコタキナバル旅の備忘録、ときどき弾丸、そしてホームワークアウトおたく。

バラクーダ・ポイント Not far away♪

2013-02-26 22:22:28 |  ダイビング
Barracuda Point's not far away♪
シパダンソングでは、いともあっさり。
でも、近いだけじゃないBarracuda Point=BP。
BPこそがベスト。
シパダンでだけじゃなく、「The World Best Dive Site」と言われていて、まさしくそのとーり!と思う。
少なくとも、私が今まで潜った海の中では、間違いなくBEST。
覚えている限りで、これまで潜ったことのある海は…
伊豆半島は、江の浦、網代、宇佐美、伊東、富戸、IOP、八幡野、赤沢、菖蒲沢、神子元、子浦、雲見、浮島、田子、土肥、大瀬崎。
伊豆七島は三宅島。
沖縄は、沖縄本島、伊江島、水納島、座間味、渡名喜、粟国、久米島、宮古島、西表島。
あと、国内では、本栖湖も…(なかったことにしたい)。
海外は、モルディブ、パラオ、シパダン、マブール、カパライ、コタキナバル、マンタナニ、ランカヤン、ラブアン、ラヤンラヤン、シミラン、コタオ、ヴィサヤ、ラパス、ボラボラ、ランギロア、マラブ、サンガラキ、バリ、スマトラ、アンダマン海。
1700本潜ったわりには、海のバリエーションはたいして多くない
数百本のダイビング仲間の方が、よほどいろんなところを潜り歩いている。
これはひとえに、シパダンが好きすぎて、他の海にはあまり目をむけなくなったからだ
ポジティブに考えれば、ダイビングスタイルがぶれてないっ!
ネガティブな事実は、財力がないだけ!?
そんな私がいちばん多く潜ったポイントはBP。
なのに、next diveはBPと言ってくれる限り、異存はない。

BPの何がそんなによいか?
それは、マクロからワイドまでなんでもありなこと。
ハンマーの群れに出会った回数トップはBP。
ニタリに会ったのもBP。
マンタなら、ここで何回も会った。
シパダンでは私がついに会えないジンベイも年一は出没するらしい。
BPのブリーフィングではよく「You'll be busy」と言われる。
前後左右、上から下から、さまざまな生き物が現れるから、ダイバーはきょろきょろ多忙。
エントリーすれば、ものすごい数のギンガメがぐるぐる。

もちろん、ロウニンもいる。

外洋側の水面には、クマザサハナムロ。


ギンガメばかりに気を取られていると、リーフエッジのコーラルの影にはハダカハオコゼゆらゆら。
ハンマー狙いで急速潜降したい気持ちをおさえてゆっくり潜降してゆけば、アケボノハゼは水深12メートルからつんつん。

アケボノ密度が高く、ときどきチビアケボノが大量発生。
おとなも団地をつくってる。


アオマスクだって負けちゃいない。


壁をみつめれば、ハナダイ鮮やか。






ナポレオンもすーっと通過したりする。


外洋側にはムレハタタテダイが群れ群れ。


イソマグロぶーん。


水が冷たくなれば、グレーリーフがズンズン。


タマカイぬぼー。

模様がきもこわいが、絶滅危惧種らしいから、ありがたくおがもう。

水深50メートルくらいとおぼしきところにギンガメの大群がたまっていることもある。
カイワリ軍団ぎらぎら。


見上げれば、ギンガメ雲。

ひかりものには事欠かない。

最初の10分でこれだけ見られる。
それにBPのスタート10分は、うまくすれば、ハンマーヘッドと出会うチャンス。
BPでのハンマーヘッド体験は、せいぜいMAX50匹。
それも、群れは40メートル++に出没することがほとんどだから、体によくない。
でも、とある4月のこと。
マクロポートかかえて水深24メートル、ここでは平凡なアケボノを撮っていたら、同じグループの他のダイバーたちは、はるか前方。
それでも懲りずにアケボノにはまっていたら、突然、背後に視線を感じ…
パッと振り向いたら、お子さまハンマーが二匹。
1メートルくらいの体にトンカチ頭、くりんくりんの目。
振り向いた私に驚いて固まるハンマーきっず。
予想外のハンマーこどもに固まる私。
が、つぎの瞬間、2匹ともパッと散った。
きっと近くに母親もいただろうし、私が気がつかなかかったら、食われたかも!?


さて、水深3メートルから垂直に落ちるカベはやがて、やや傾斜のあるカベになる。


このあたり、ときどきド派手なマンティスシュリンプが見え隠れ。


そのままWall沿いを流すか、リーフの内側に入るか。
だいたいは、ゆるゆると浮上して、リーフの内側に入る。
サウスポイントを除いて、シパダンの地形は、水深3~5メートルのリーフエッジから、ずどんと落ちる2段階イメージだが、ここは、水深10~20メートル前後が、谷めいた砂地になっていて、そこからまた深海へ落ちる3段階イメージ。
この2段階目にあたるリーフにあがると、ホワイトチップがそこらじゅうで休息中。


海底あるある。
チンアナゴ兄弟くねくね。




ニシキチンアナゴは少ない。


そして広々とした砂地。


ダイバーをガン見しているハゼたちがたくさんいるのに、ここのハゼーずはスルーされがち。
クビアカハゼ。


ヤノダテハゼかな?しっぽがみえない。


たぶんなんらかダテハゼ。


色はキレイなんだけど・・・見てもらえないトラギス。

ハワイトラギスっていうの?
ほかにも、この砂地には、ミヤコテグリやウミテングがもそもそしている。

ところで、だいたいこのあたりでバラクーダが登場する。

バラクーダは、リーフの内側にいることも、外洋側にいることもある。
川バラクーダ。

昇りバラクーダ。

バラクーダツリー。

いつもさまざまなフォーメーションを見せてくれる。

朝のうちは、Bumpheadsも。


砂地をはってゆくと、たるさんご庭園。

ここに到達する頃には、もう窒素を大量に摂取しているので、たるさんご庭園にはめったに来ず、だいたいはもっと浅い方を流す。

コーラルガーデンよりの外洋を流していると、マンタがやって来ることも…。

が、ときに強いダウンカレントで、「あーれー!?」となる日もある。

潮がドロップ・オフに向かっていて押し戻されると、ツバメウオに出くわす。

ときどき集団クリーニングで、みんなななめって黒っぽく変色して恍惚状態になっていることがあるが、きもい。

潮がコーラル・ガーデン方向で、リーフの内側を流してゆくと、大きなロックがある。
ロックの影にはハタが隠れていたり、スカシテンジクダイの群れがいる。
側面はシロガヤつんつくで要注意。
前は頂上がソフトコーラルふさふさだったのが、今は不毛。
この不毛になったロックは、マーケティング対象をアオウミガメに転換して、干潮時には、クリーニングで大繁盛。


ウメイロモドキもよく現れる。


中層には、ナポレオンがよく浮かんでいる。


潮が緩慢になると、コーラルガーデンに到着。


ハダカハオコゼいっぱい。


キンギョハナダイもいっぱい。


浅瀬はロウニンが走ったり、小魚の群れが美しく、じっくり見ていたいが、ゴマモンやキヘリが営巣中のことある危険地帯。

安全停止をするあたり、リーフのふちがぷちコーラルに飾られていて大好き。


水面にはイカ、イカ、イカ。



浮上。


かつて、「バラクーダ・ポイントにはもうバラクーダはいない」と言われていた。
でも、いまはまた、たくさん…。
バラクーダ不在の時代には、ハンマーヘッドの群れによく出くわした。
バラクーダが戻ってきたら、ハンマーに会わなくなった。
ハダカハオコゼの見つけ方の傾向と対策も、微妙に変わったりしている。
こんなふうに海の中は年月とともに変わってゆくけれど、私にとっては、BPがNo. 1であり続けている。
うーん、こうしてエアダイビングを展開したら、今すぐにでもBPに入りたい。
とうぶん無理そうだから、しばらくはむなしくエアダイビングだー。


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