ガリバー通信

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サムライ、大和魂!

2006年06月24日 | とんでもない!
ワールドカップ一次予選でニッポンはFグループ最下位で敗退し、残念ながらジーコ監督率いる「サムライブルー」のユニホームの日本のWCドイツ大会は終わってしまった。

 決勝トーナメントへは王者ブラジル、地元ドイツ、ベッカムのイングランド、そしてスペイン、フランス、アルゼンチン、ポルトガル、イタリアなどの強豪チームが進出し、本当の「ワールドカップ」を競い合うのである。

 日本サッカーの世界での歴史はまだ浅く、連続三回出場と言っても自力でアジア予選を勝ち抜いての出場はフランス大会と今回だけなのに、いかにもサッカー先進国と肩を並べた如く「大騒ぎ」していた背景に、いつも「サムライ」と「大和魂」があったと思われる。

 果たして「侍」とは、そんなに強く、偉大な存在だったのだろうか。また「大和魂」と呼ばれる精神性も、そんなに日本人の心にしか存在しない強い精神力だったのだろうか。

 日本人ならずとも、スポーツも含め多くの競争社会において、誰もが勝利に向かって精一杯努力し、頑張る気持ちは疑いの余地も無いのだが、常に「戦い」には、勝者がいて敗者もいるのである。

 日本の昭和史は戦争の歴史とも言われているが、日清、日露、そして第一次世界大戦と、日本は世界的戦争に何故か勝利してきたのである。

 その勝利の裏には多くの兵士達の戦死や戦病死、傷ついた兵士達や痛ましい家族の生活などの犠牲もあったが、ともかく勝てば日本軍兵士たちは、「大和魂」のある「サムライ」として絶大なる評価を受けたのであろう。

 日本人特有の歴史的精神性が無いとは思わないが、日本人の志や忍耐力や魂、すなわち生命力に共通の「力」が全ての兵士に存在するはずはなく、ただ時の権力国家や軍が、国民兵士の士気を高めるために、イメージ的に「大和魂」や「武士道」「サムライ心」などを都合よく解釈して使っていたに過ぎないのである。

 すなわち今回だけではないが、オリンピックや世界的スポーツイベントでは、よくこの「大和魂」と「サムライ精神」が引用されて、具体性の無い精神論が、勝利への祈願とダブらせて用いられているに過ぎないのである。

 最近の国の進める憲法や教育基本法の改悪等の背景にも、同様の「日本人たる歴史と伝統を重んじる心や志」が全く同様に強要されようとしていて、決して「大和魂」や「サムライ精神」に通じる精神性は「かっこよい」ものではなく、自らの大切な生命を有無を言わさず、「お国や天皇」のために捧げよという精神そのものなのである。

 非人間的な人権を無視した、上意下達の絶対服従による全体主義的な思想、精神の一元化で、何が何でも目的のためには自分を殺してでも捧げ,遣える精神性を求めているのが、いわゆる「大和魂」であり、「サムライ精神」なのである。

 決して「大和魂」や「サムライ精神」はかっこよくなく、騙されてはいけない。

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1 コメント

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なんか・・ (Kilo)
2006-06-24 23:48:35
ニュース写真で成田に帰国した選手達見ると、

すっかり落武者ブルーといった感じで、

早く元気になってもらいたいですね。

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