ガリバー通信

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市長が全職員の給与公開

2009年02月25日 | ちょっと可笑しいよ
鹿児島県、阿久根市の市長に昨年9月に就任した竹原信一市長(49歳)が、市のホームページに2007年度当時の市長、教育長ら幹部を含む職員計268名の年収、給与、手当ての明細を一円単位まで公開した。

 消防職員を除く全職員の給与、諸手当、、時間外勤務等、期末、勤勉手当を番号をつけた無記名だが、すべての職員の年収、共済費を含む歳出された総経費として掲載し、退職手当組合負担金なども含む人件費の合計額として、23億9300万円弱の税金が使われていることを具に公表したものである。

 年収としてのトップは、市長ではなく医師で給与651万円に諸手当1630万円弱の2586万円で、市長は給与720万円に期末、勤勉手当を加えて年収1015万円強であった。

 その他では教育長と副市長は役職名が掲載されているので特定されるが、一般職員のトップが三番目の高給取りで909万円強で、全268人の平均年収が約646万円であるみことが公表され、ほぼ市職員の誰の給与はいくらと推定というより明確にわかる資料となっている。

 竹原信一市長は、阿久根市の市議会議員として、既得権益グループを敵に回しながらも、市の古い体質やダークな部分に牙をむいて、昨秋市長に当選した人なのだが、それまでも自分のブログを通じて、市政、国政、の裏側や自分の想い、議員活動を書き綴っていて、「住民至上主義」として現役市長のメッセージを送り続けている。

 私は子供の頃から、この世の本当の仕組みを知りたい、知ることが出来るはずだと願い、自分なりに追求してきた。

 長年苦労して結局たどり着いたのは、「私は考えを必要とする存在である」ということだ。

 もっと突き詰めて言えば、「考えそのものと、考えに忠実でありたいと思ってやまない気持ち」それが私だった。

 自分自身の拠り所は世間的な評判や大衆常識ではない。どこまでも真実であり、それを追究している自分である事だ。

 その作業の過程に市長選挙があった。

 このように竹原氏は語っているそうである。

 ジャーナリストでも、評論家でもなく、一人の市民が議員になり、現役の市長となって、強く発する彼のメッセージが続くのだが、何が彼を突き動かしているのだろうか。

 政治家である前に、一人の人間としての竹原信一という男に注目せざるを得ない。

 市長としての数々の言動、行動についても、ちょっと変わった市長とか、過激なだと称するマスコミや評論家もいるだろうが、全くまともな感覚であると思えるのだ。

 今回の職員給与の全面公開についても、読売新聞の取材に対して「税金の使い道の話だから公開して当然」と語っていて、とっても歯切れがいい。

 ただ、議会との軋轢とでもいうべきか、市長の施策や言動に対として議会は市長の不信任決議を可決したので、市長は議会を解散して、出直し市議選が3月22日に行われ、市長と議会との対立に対する論戦と市民の選択がなされるので注目したいと思う。
 
コメント (1)
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