中国貴州省で日本語教師

2007年春~2009年春、青年海外協力隊

メル友は書記長

2007年12月17日 | Weblog


雨が降ったりすると寒いので半径300メートル以上行動する気がしない。
朝、鬱ぎみで起きてブラックコーヒーをあおって目を覚ます。
月曜日は唯一授業がない平日。
それでも仕事は必ずあるので、なんとか50メートルは歩く。
上司を探し出して連絡と相談、コピー室のおばさまの機嫌をとりながら教材を印刷し、同僚教師と研究室で文法論議約1時間。ひきこもり気分なのに、なんて普通に仕事をこなしているんだろう…。この生活はとても不思議な感じがする。

こちらの教師たちは、毎日パソコンメールをチェックしないようなので、すべて携帯電話か携帯のショートメールで連絡をとりあう。特に、ショートメールは誰がいつ授業中かよく分からないので便利である。おかげでピンイン入力にもだいぶ慣れた。私は大学では中国語を話さないので、中国語ができない人と思われているのだが(実際上達していない)、携帯メールだけ唐突に中国語で打ちまくるので、皆の驚きようが楽しい。

大学の中の外国語学院(カレッジ)は、共産党の指導者と教学の指導者とが両翼で担っている。共産党系列のトップはバリキャリの50代女性、学院書記長。日本語ができない彼女にも用事があると携帯メール。
「ビデオカメラ貸して」「いいですよ。明日の午後私の執務室に来て」「ハイ、わかった」と、こんな感じで、偉い人に対して、外国人だからこそできる不敵なずうずうしさである。廊下で書記長の後姿を見つけて「書記~!カメラ持ってきた~?」と叫んで走り寄る。小学生か私は。