GSゲルマニウム原人の退屈な日々

見わたせば、気になることばかりなり・・

ブルースセッションでもどう?

あの歳までまだ10年もある、負けない。

2005年10月11日 11時00分02秒 | 楽器や音楽
クリームを見ながらマロンクリーム食べた。

クリームの解散コンサート('68年)の映像はリアルタイムでは日本に流れてこなかったのか始めてクリームが動いて演奏しているのを見たのは高校の頃だ。
高校から一番近い東京タワーに電気製品のショールームがあってクラスの仲間と放送されるという日にそこに行って、置かれている全てのテレビのチャンネルを勝手に同じにしてその映像を見入ったものだった。ライブを記録したと言うよりもう少し学術的なアプローチだった映像のようでジンジャー・ベィカーのドラムクリニック見たいのも挟みつつ「すげ~~!」とか言って見たことが懐かしい。

リユニオン、それも4日限りのクリームは多分3人合わせれば190歳位か?全体的にテンポは遅くなってるような気もするけど元気いっぱいのステージだった。クラプトンはいつものストラト、ブラッキーのノイズレスピックアップ仕様をメインにボトルネックを使う時だけ以前のレースセンサー搭載モデルにチェンジ・・・ふ~む、そう言うことか。当然当時のようにサイケペイントのSGは使わない(ちょっとシャレでも使って欲しかったけど)ウーマントーンも当時程ではなくほぼ現在のクラプトンの音。

生姜パン親父、ジンジャー・ベィカーはまぁ見事におじいさんで、約40年前と比べるとあんまりおっかなくなかった♪でも頑固そうだな。背もたれの付いたドラムスローンにすわって背筋を伸ばして、ちょっぴりストーンズのチャリー・ワッツにも似てきたかしら?おじいちゃんドラマーは姿勢が良いね。

ジャック・ブルース、個人的には印象が薄いんだけど昔は可愛い顔したボーカルの人って思っていたけど、ギブソンのEB-1を腰位置に抱えた姿はとっても美しかった!

しっかり現在のクリームを表現してくれていて、190歳バンド、しかもたった三人であの音を作り出している・・・ちょっと絶句って感じ。ギターソロの時はベースもなんかコード弾きのような雰囲気もあって、ドラムなんか隙間埋め尽くしてやるぜ!ってな音数、ただ者ではない爺さん達だ。

約35年前の東京タワーでクラスメイト達と見たクリーム、当時テレビは家具調ブームの頃だったのか木目のゴージャスな物で名前も「高尾」とか漢字だった。漢字の名前のTVから流れてくる「White Room」は肩まで伸ばした髪型の私たちには震えが出る位かっこよかった。巨大な二階建てのようなアンプなんかいじったこともなかった、自宅にあったのはACETONEの黒い奴かUNIVOXの15W、ギターはELKのSGやグレコのストラトモデル36000円、それでもクラプトンにジミヘンに気分だけはなれた、あの画像を見ながら「あ!あそこはこう弾いてるのか」とか目に焼き付けた、あの日、東京タワーの電気屋のショールームはクリームのサウンドにあふれた・・・。

昨日、自宅でまったりしながら代官山で買ってきたモンブランなんか食べつつクリームを見た、今のクリームを。
コメント (5)
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