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ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

DAY37 九州 / かんたん!国道10号線 自転車の旅 中津ー大分 『日本列島縦断 自転車の旅 2018』

2018年12月08日 | 自転車の旅 国内

かんたん!
かんたん!

あっさり言っちゃった。

中津の朝は寒いな。

もう12月だもの。

名物「中津から揚げ」を腹いっぱい食べて出発だ。

きょうは宇佐神宮を経由して大分だ。

1時間半くらいで宇佐。

アメリカやで。

このへんで装備チェンジ。
さすがに5℃切るときつい。宇佐からは峠を越えるからもっと寒くなる。ヤッケ着て冬用手袋装着。

冬用手袋、タッチ機能が劣化してiPhone使えないけど仕方なか。

鼻水撒き散らしながら、昨年も通った道を淡々と走ったのであった。
昨年のブログ(中津ー大分)

別府まで降りてきたら、
気温10度!

嬉しー!

通天閣!

別府タワー!

遠い山々は

山頂付近が凍ってる。

しばらく走ると、

ビッグ・ペイン・シリ。

あー、去年と同じこと言ってら。

対岸の別府の町が、

なんだか、蜃気楼がかって見える。

冷えたからだね。

かんたん!

国道10号線!

ほら、あそこも!

連呼してるよ!

しかし現実は、

交通量めちゃ多いし、この写真撮ってるときのドライバーの視線の冷たいこと冷たいこと。

酷寒の一日だったな。

最近、体調が思わしくない。
食欲も落ちてきて、今朝も中津から揚げ、一人前しか食えなかった。ご飯も茶碗一杯だ。
やばい。どうした俺⁈

ディープな町を歩いて、めしを探す。

元気が出るめしを食いたい。

いきなり肉食う。身体に「喝」いれる。
でも吐いたら大変なので、1ポンド(約450g)にしておく。

やっぱ赤身肉に限る。
ペロリだった。キロでも良かった。

本日の走行距離、

74km。

寒かったなあ。



DAY35・36 九州 / 国道10号線 小倉(福岡県北九州市)ー中津市(大分県)『日本列島縦断 自転車の旅 2018』

2018年12月07日 | 自転車の旅 国内


荒れた天気が過ぎ去ると冬になっていた。
今朝の小倉(北九州市)は重たい鉛色の空で、北西の季節風がやたら強い。
おおよそ九州らしくない、北日本の日本海側みたいな天気だった。

それでも雨は上がったようなので走り出す。

昨年も全く同じ道を走り、ブログに書いたので、
区間レポートみたいなものは昨年のブログを参照してくれ。

いやいやいや。参ったよ。
都会小倉の市街地脱出をiPhoneMAPに任せたのが間違いだった。

迷走するする。
結局、いつものように周囲の交通事情に合わせて道路案内のとおり国道10号を目指したほうが何倍も早くて確実だった。

最初の1時間は交通量の多い都市部、無秩序な歩道を走る。段差がきつい。

ズボッて挟まりそうな狭い歩道なんかもあるけれど、
1時間以上も走れば徐々に走りやすくなる。

行橋市を過ぎたあたりから状況はもっと良くなる。

行橋市を過ぎたあたりで、

何やらヒミツのベールっぽく。

少し奥に入ってみたら、

えっ!秘密基地?

うおー!

きたーーー!!!

かっちょええーー!!

ゴオオオオーー!!!!

着陸も、

あの、パラシュートみたいなの

ほんまに使うんやね。

別に、

秘密基地じゃなかったみたい。

空が、

暗いなあ。

寒くて寒くて固まりそうだ。

豊前市「おこしかけ」にて、

寄り道する。
亜鉛の補給したいので。

大粒アサリたっぷりー!

名物「貝汁」

アツアツだ!

自撮りはいいから、
早く食べたい!

わー生き返ったー!

まもなく中津市が見えてきた。

根拠のない擬似天守らしいが、
風景に映える。

きょうはとうとう10度に届かなかった。
寒かったわけだ。

本日の走行距離、
52km。









DAY34 山陽/ 小郡(新山口)ー関門トンネルー小倉(北九州市)『日本列島縦断 自転車の旅 2018』

2018年12月05日 | 自転車の旅 国内

山口市に朝がきた。

朝はまず、分解運搬した自転車の組み立てで始まった。

走り始めて間もなく、
京都府あたりからずっと山陰道をひたすら走り続けてきた国道9号線が、

ついに終わって、

国道2号線(通称2コク)が始まる。

2コクは、

すぐにこうなってしまったけど、

大丈夫だから。

大丈夫、大丈夫。

こうなったりするけれど、

大丈夫、大丈夫。

本線は、

高速っぽさ全開の2コク。

やがて、自動車専用道路区間が終わり、
自転車は車道を走行する。

2コク感が容赦なく

押し寄せる。

たまには、広い歩道もある。

山陽道らしい解放感!

新幹線併走区間が多い。

交通量は多い。

もちろん

コンビニも多い。

山口市と下関市の間、最高標高は、

吉見峠(たぶん宇部市)、標高90m。

2コクは、かなりの区間がバイパス化されているが、
旧道もある。

ここは以前は、

2コクだったはず。

自転車にはやっぱり、旧道の方が走りやすい。

旧2コクの木屋川を渡ると、

下関は近い。

ここは注意!

つい、「九州」を目指したくなるけれど、

チャリダーは、「下関」を目指すべし。
クルマ側は、自動車道トンネルに向かうから。

写真は九州側出口。

チャリダーは海沿いを行く。

関門海峡大橋が見えてきた。

羨ましい人生、

あの漁船の爺さんに、俺はなりたい。

「村」が丸ごと、

ドナドナされていった。

見えてきた。

関門海峡トンネル入り口は見落としやすいので注意。

さあ!

行こうか。

20円。ちゃりーん。

エレベーター待ち。

利用者は多い。

チャリも原チャリも

押して歩く1km弱の海底散歩。

お約束の、

記念撮影だな。

青函トンネルもこうなればいいのに。

地上に出たら九州だった。

まもなく2コクは終わり、

国道3号線+旧3号線の199号線、始まる。

チャリダーは、こちら側をオススメ!

門司港の桟橋にて。

九州に来ちゃったなー。

港の倉庫群は、世界中どこでもだいたい似たような感じだな。

クレーン群の手前のこじんまりしたのが
「巌流島」
ふーん。

自転車無理な歩道。

歩行者でも厳しいと思う。なぜこうなった?

都会小倉が見えてきた。

明日はまた雨だという。

洗濯しよう。

北海道ー九州、
無事到達おつかれ会やりますか。
明日は雨だし休むし。

もう、

飲んじゃいましょう!

飲んじゃえ飲んじゃえ!

酔っちゃったよ。
で、あなた誰だっけ?

九州やっほい!

本日の走行距離、
71km。




DAY33 山陰/ 出雲ー山口 チャリダー山陰の雨に屈す。『日本列島縦断 自転車の旅 2018』

2018年12月04日 | 自転車の旅 国内
12月に入った。
山陰地方にも冬がやってくるこの頃、
日本海側の雨はしばらく続きそうだ。

チャリダーもそろそろ冬モードに切り替える頃合いだろう。

冬の空模様は、
日本海側が、雨や雪。
太平洋側が、晴れ。

いつか切り替えなければなるまいと思ってはいたけど、島根県の出雲まで行けて良かった。
明日からの山口県は、
瀬戸内側を走ろうと思う。

自転車は分解して梱包した。

雨の今日を、移動日に当てた。

中身はこうなっている。
自転車はフルサイズで折りたたみ自転車ではないから、

前後輪を取り外して、ペダルを外して、フロントフォークを内向きにして、車体を車輪で挟んで縛る。
昭和58年に輪行デビューして以来、変えていない。我流で通している。
世界中どこでもこれで行く。今のところトラブルはない。

出雲市駅。

国鉄時代の特急列車が停車していた。


車両の連結部に

「日本国有鉄道」

山口行きの特急列車がやってきた。

この列車で中国山地を越えて瀬戸内側に行く。
島根県と山口県の県境はJRで輪行だ。

今年の日本縦断チャリ旅、
北海道からここまでチャリで来た。(津軽海峡はカーフェリー)
きょうが最初の輪行だ。

汽車だ汽車だ。

はしゃぐ俺。

ただ座っているだけで、

3日分も走ってしまうのか。

山陰から山陽に行く人びと。

2両しかないけど、結構混み合っている。

暇だ。

あとは、寝るしかないね。

瀬戸内の天気はまずまずだ。

明日はまた自転車に乗って、
山口市から下関へ、
関門海峡トンネルを経て、
北九州の小倉まで行こう。

明日、九州へ。
旅はいよいよ終盤だ。

外はまもなく、

土砂降りの雨になった。
列車が山中の無人駅で停車して動かなくなった。

ま、こうなったら、
寝るしかないね。

本日の走行距離、
0km。






DAY32 山陰/ 聖地巡礼 チャリダーは出雲大社に平伏す。『日本列島縦断 自転車の旅 2018』

2018年12月03日 | 自転車の旅 国内


昨日、行っただろ。
まあ、そうなんだけど。

雨予報だからと勝手に言い訳を(誰にだよ)
しかしまあ、
お昼前からしっかり晴れた出雲市なのだ。

電車でGOだぞ。

一畑電車っていう。

ゴーゴー!
なんだろこのワクワク感。

途中の駅で、

乗り換えて

ゴトゴト揺られる出雲路なのだ。

終点の「出雲大社前」駅で下車する。

駅はレトロおしゃれ。

参道を歩きつつ、
空腹を覚えたので

駆けつけ三杯、
三段蕎麦の割子そば。

んー!
新蕎麦だー!
んまいっ!

徒歩2、3分で出雲大社。

緊張感ある。

凛とした参道。

すごい煩悩の塊なのに、ほぐされてしまいそう。

見られてる感じがする。

まさかね。

手水で清めを行なう。
榊を手にしたときのような錯覚を覚える。

まずは正面の拝殿に詣でた。

かしわ手がよく響いた。
調子がいいのだ。

奥にある本殿を回ろう。
あちこちの神様に拝礼しながら、

反時計回りにゆっくりと回った。

なんだか

もう、

やられっぱなしじゃないか。

ウサギだぞ。

心霊のことは気にしないでくれ。


神様は、いると思う。

気配が濃厚だ。

宝物殿に立ち寄る。

中は撮影禁止だ。

昨日、友人に教えてもらったのだ。
「妖刀村正がある」と。

その妖刀は本当にあった。
思わず変な声が出た。

刀身の、もやもや模様が動いているように見えてしまう。錯覚か?

剣先が欠けている。
これは、もしかして?

その隣に展示された別の刃は、
まっすぐな、鋭い殺気を、
光のように放っている。

また、
歴史の教科書で見たことがある人たちからの奉納の刀剣が数点展示されている。

鎌倉時代と伝わる太刀、
刀身は灰色のいぶし銀、
まさに地のハガネだ。
細く、鋭い。
江戸時代の「日本刀」とは別物だ。

我が家の先祖から伝わる家宝の太刀(平安時代末期)に刀身も鞘もシルエットやサイズがそっくりだった。
やはり、時代、時代の傾向があるようだった。

やはり大切なものなのだ。
大事にしなければと改めて思う。

なんだか、ほとんど泣けてきて、

寄進してきた。
ここはニッポンの、大切な場所じゃないか。

正面の鳥居から外を見た。

太古もこのような眺めだっただろうか。

NHKの放送終了/始まりの「国旗」は、

掲揚されてなかった。

聖地といえば、
参道にあの「聖地」が進出していたが、閑古鳥が鳴いていた。

がんばれスナバ!

黒船は

満席だった。

がんばれスナバ!

ここも、ファンにとっては、
たぶん聖地。

竹内まりやの実家。

出雲大社前駅には、

こんなものもあったぞ!

うわー聖地!

本気で聖地!

手動ですか?

ほんまか?

あけてみた。

ほんまや!



居合わせた鉄の殿方と少しお話したりする。

「ワイパーも手動なんです」と実演して見せてくれた。

すげーよ!

昔のモノって、

かっこいいよな。

俺、昭和50年代くらいの生活に戻ってもいいな。

帰りの電車にて。

そういえば縁結びだったな。

しかしぃ…

なにこの、溢れ出すロンリー感は。

なになに?

ほとんど当てはまらんみたいや。

家族に捨てられたら最後やな。
嫌われないように、
必死でご機嫌取ろうと思う。

きょうも反省会。

出雲大社にて散財しました。
反省してます。

本日の走行距離、
もちろん0km。