もう寝ようかと、夜着に着替えて戸締りを確かめている途中、消そうとしたテレビには地震・震度６強の速報が流れた。しばらく見ているとマグニチュードは７強で、そこそこ大きな地震のようだった。夜遅くで、それ以上の情報がなかなか入らず寝てしまったが、今朝になるといろいろな被害が報じられていた。
何と言っても、新幹線の脱線に驚いて身震いしたが、どうやら大きな怪我人も出なかったようで一安心。震度６強で高架橋の支柱にも明らかな損傷がある映像を見て、よく無事に停止して脱線くらいで済んだと感心させられた。
２５０ｋｍの速度で走っていて震度６強の揺れをまともに喰らったら、高架橋から飛び出して下に落ちて大破してもおかしくないと思えて来た。おそらく、小さな揺れを察知して自動的に急ブレーキが掛かって停車したのだろう。日本の鉄道の技術と地震感知と災害回避の技術の合わせ技で、大きな事故にならずに済んだということになる。
地震の巣のような国土を時速３００ｋｍで走ることの難しさを、まざまざと見せつけられた思いがする。ウクライナの戦争に世界の眼が奪われている中、世界の鉄道家が驚くような技術がひっそりと発揮されたことを、ただひっそりと賞賛し驚いておこう。
