進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

お待たせしました~!脱・負のスパイラル(爆)

2014年12月09日 | ゴムボートJEX325 釣行記

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前回の記事を見てがっかりされた方、申し訳ありませんでした。

疲労のあまり、途中で断念してオイル交換記事になってしまいました。

それでは、12月7日日曜日の釣行記を…。

 

天候は晴れですが、非常に気温が低い予報。

また、風もそこそこ吹きますが、北風で釣りはできそうな予報でした。

ヒラマサキラーI君とタンデムでチャレンジです。

前回のI君との釣行は3フッキングで3バラシと

負のスパイラルへの入り口を作ってしまった残念な結果でした。

「なんとかリベンジしたい!」

 

 

道中、車で外気温を確認すると-2℃

マジですか?

シャレにならない寒さです。

出航場所についても激寒!そんな中、いそいそと準備を始めます。

すると・・・、

まさかの警察登場。職務質問を受けるI君(ウソ)。

AM5:00少し前です。この国は平和なんですね~。

 

 

この日はゴムボートはGucchan号だけでした。

最近では珍しいですね。

毎度皆勤賞のパーフェクター・タダノさんをはじめ、FRP勢が4艘。

 

日の出とともに出航です。

朝イチは風が弱く波も出ていなかったので、沖のジギングポイントに向かいました。

 

I君は相変わらず9.8馬力を舐め切った後ろ向きのスタイルで鎮座。

彼のライフジャケットは膨張タイプではないので、前回のO君のようなトラブルは心配要りません。

 

 

ポイントに着いて、ジグを落とすと、いい感じで潮がジグにあたります。

これはチャンスか?と思われましたが、残念ながら青物からの反応は無し。

1時間ほどで風が強くなり、波立って移動が大変になってきたので、

早々にジギングを諦めてシャローのキャスティングポイントに移動です。

 

 

最初のキャスティングポイントはけっこう波がありましたが、もちろん沖のジギングポイント程ではありません。

1時間ほどキャスティングを繰り返しますが、ここも無反応。

ボイルとか、チェイスとか、何かアクションがあれば頑張れるのですが、

ノーアクションでは1時間ぐらいで心が折れてきます。

「移動するよ!」

「OK、船長!」

今度は北風に最も強い、穏やかなポイントに移動です。

  

 

移動して投げ始めたとたん、I君が叫びました。

「ボイルだ!バシャバシャやってますよ!」

見れば風下方向で何かがベイトを追いかけて飛び跳ねています。

1匹ではありません。次から次へとボイルが見られます。

外房のジギング船ではブリ・ワラサが好調という情報が入ってきています。

「ワラサですかねぇ」

「ちょっと近づいてみるか」

ボートを微速前進させボイルに近づかせ、Iくんがボイルに向かってキャスト!

・・・・・・・

無反応でした。

ボートからほんの10m位の距離でボイルしたり、まさに大チャンスだったのですが、

2人とも食わせることができず。

結局、この手のボイルはその後2回ありましたが、その正体を見る事はできませんでした。

 

そのかわり、ボイルとは無関係の方向に投げた時に、明らかにヒラマサと思われるチェイス!

手元まで重さが伝わるほどしっかりとプラグを咥えたのですが、

「エイヤッ」

と合わせると、スカッと空振り!ヒラマサは食うのが本当に下手なんですよ。

残念!

 

しかし、ボイルにチェイス。

先ほども書きましたが、ボイルやチェイスがあると、がぜんやる気が出てきます。

心も簡単には折れません。

海面もさざ波が立ってうねりは小さめ、風はありますがキャスティングにはベストのコンデションです。

何度も流し直して、時間はAM9:30。

I君は疲れてちょっと休憩中。

これはチャンスです!

以前からI君が休憩したり寝てしまうと、殺気が消失するせいか、魚が口を使うというジンクスがあるんです。

 

「ブォッコッッ!」

遂に出ました!間違いなくヒラマサです。

バシッと合わせが入り、その振動でI君もぐっちゃんに魚がかかった事を知ったようです。

「おお、タモ要りますか?」

さすがに休んでいただけあって準備が早いです。

「うん、よろしく!でも、あんまり大きくないよ」

水深は13m、5mとか7mとかで掛けるよりは余裕があります。

さらに、先日からさんざんオオマサをフックアウトでばらしているぐっちゃん、

ステラSW14000XGはドラグをガチガチに絞りあげていました。

そのせいか、チリッともドラグは鳴らず、

一度も相手に主導権を渡すことなく、魚影が見えるところまで巻き上げました。

ジャーン、

2連続でノーフィッシュだったぐっちゃん、久しぶりのヒラマサゲットです。

見よ、このドヤ顔を!

ヒラマサキラーより先に釣ってやったぜい!って感じですかね。

抜群のI君のカメラワークで、超巨大なヒラマサに見えますが、

80cm強、5.3kgでした。

写真だけみると10kgクラスに見えますよね。期待させてごめんなさい。

でも、引きの強さから4kgくらいかな、と思ったんですよ。

想像より大きくてビックリしました。

反面、過去にバラしたヤツらってどんだけでかいんだよ…、って実感させられましたね。

 

これで、一気にやる気倍増です。

I君も休憩返上して投げ始めました。

ぐっちゃんは血抜きなど魚の処理をした後、さらなる大物を狙います。

 

30分経過。

AM10:00少し回った頃、

投げて、ルアーをアクションさせながら魚探の水深を確認していた時に、

手元にグッという引きを感じました。

慌てて海面を見ると水柱が立っています。

「・・シャーン・・・」

最初のあたりは見ていなかったので、「ブォ」が抜けていますがご勘弁を。

手元に重さを感じながら、大きくアワセ!

直後に強烈なパワーが伝わってきましたが、これも驚くほどではありませんでした。

「さっきよりちょっと大きいかな?」

「おー、またですか!」

そんなやりとりの間も、ラインは全く出ていきません。

ステラのドラグはこいつでもビクともしませんでした。

 

今度もあっさり勝負に勝ちました。

あげてみて計量すると、さっきと同じ5.3kgです。

全長もほぼ同じくらいでした。

この日2回目のドヤ顔です!

またしても、カメラマンI君の絶妙なアングルで、魚が1.5倍増しに大きく見えます(笑)

 

実は、会社の近くにあるとっても美味しい寿司屋の大将に、

「ヒラマサ釣れたら送ります!」

って約束して、4ヶ月も約束不履行のままでした。 

大将のリクエストが、「血抜き、神経締め、内臓抜き」だったので、

ここからはぐっちゃんはボートの上で「解体ショー」。

このヒラマサは翌日のぐっちゃんと同僚の昼食となるべく、クール宅急便で送られたのでした。

 

その後、干潮の潮止まりとなり、I君にワンチェイスがあったもののフッキングせず。

まだ釣っていないI君が諦めたら沖上がりしようと思っていたら、

AM11:30に

「心が折れました。諦めます」

どうも、後で確認したら、

もし次の1本が釣れるとしたら、勢いからして自分ではなくぐっちゃんだろう、と考えたようです。

ヒラマサキラーとしては、3対0では完全に言い訳もできないので、

次回にリベンジすると誓って撤収を決めたようです。

それ以上にゴムボートのキャスティングは体力を奪うので、

ぐっちゃんほど慣れていないI君は手や肩が厳しかったんでしょうね。

 

もうひとつ、I君のフォローをしておきますと、

実際にはぐっちゃんの座っている後部席の方がキャスティングしやすく、

I君の前席はちょっと風下に投げにくいんですよ。

だから最初から、ジギングではなくキャスティングなら、後席のぐっちゃん有利なんです。

 

最近にしては珍しく移動距離が少なめです。

なんだか、美味しいとこ取りしてしまったようで、I君にちょっと申し訳なかったですね。

 

途中にも書きましたが、1本は会社近くの、

鮨芳(東京都中央区日本橋人形町)に送りました。

ここの大将の包丁さばきは本当にカッコ良くて、

ぜひ自分の釣ったヒラマサを彼に捌いてほしいと思っていたからです。

翌日8日、会社の仲間と昼食を食べに行きましたが、

まさに、 「絶品」でした。

刺身も握りも、同じヒラマサとは思えない味わいでした。

自分で捌いてもあのくらいのうまさが出せればと思いますが、それがプロとの差ですね。

ひょっとしたら、9日ならまだ残っているかもしれませんよ(笑)

 

家では、

プロとは切り口から違いますが、刺身と、

 

カマ焼き。これは脂が乗って最高に美味!

 

そして、次女のリクエストである

ヒラマサのしゃぶしゃぶ、略してヒラしゃぶですね。これも美味しかったです。

これだけ食べてもまだ2/3は残っています。

長女が一人暮らしの友人にあげると言って一部をタッパーに詰めていました(笑)

我が家だけでは5kgのヒラマサ1本食べるのに1週間かかりますからね。

 

という訳で、負のスパイラルのまま年越しはしなくて済みました。

鮨芳さんとの約束も果たせました。

後は、サイズですね。

秋シーズン、バラシまくっているビッグワンを釣り上げたいです!

天気次第ですが、今年もあと2回くらいですかね、出航できるのは…。

 

それではまた おやすみなさい

 

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24 コメント

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お見事! (ビル・ジャック)
2014-12-09 07:25:30
お疲れ様です。

いや~、このブログでぐっちゃんさんのどや顔を見ると安心しますねぇ(^^)
仕事休んででも行きたくなってしまいます。

あと2回、浮かべたらヒラマサ取りたいです( ̄▽ ̄;)
返信する
待ってましたよー! (日野)
2014-12-09 08:47:42
この時期2本は流石ですねー!
このままデカイの取って今年の有終の美を飾っちゃいましょう!
返信する
やっちまったなぁ! (あひ)
2014-12-09 08:54:16
おはようございます。
ぐっちゃんさん、とうとうやっちまいましたね!
おめでとうございます。
サイズ的には不満が残るところかも知れませんか、2本揚げればスランプ脱出は確実ですね。
ところで、お勤めは人形町周辺なんですね!
私の会社(本社)は茅場町なんですよ!
いずれ戻った暁には、ランチもご一緒に(笑)

って、ヒンカーズジャパン千葉支部長!
もう引退っすか!?
返信する
Unknown (五目漁師)
2014-12-09 10:13:40
一晩寝かせただけあって大作になりました。

この時期にこんな姿で寒そうな警察官、バウに乗せられ風よけにこちらを向いて座るIさん、目を隠してさえも伝わってくるぐっちゃんのドヤ顔。
様子がよくわかり楽しいです。
あっ、やっぱり歯切れのいい文章が素晴らしいですね。

お鮨やさんいいですね、これで遠慮せずにどんどん釣って下さい。
私もぐっちゃんの魚が入荷した時だったら行ってみたいです。
返信する
Unknown (たーさん)
2014-12-09 15:48:34
お疲れ様です。
流石ですねー2本行きましたかー( ´∀`)
シーズンインの最初の海上での『ドヤ顔』を思い出させる写真ありがとうございます!
自分もヤル気が出てきました('ε'*)
問題は休日が無いことです。今から上司の所に行って『釣りに行くので休みください!』 と
ストレートに交渉してきます。
返信する
Unknown (midoriisi)
2014-12-09 21:13:15
お疲れ様です。

やりましたね。
前回前々回の鬱憤は晴れたでしょうか。(笑)

返信する
お久しぶりです。 (かさかさ)
2014-12-09 21:36:04
こんばんは。お久しぶりです。
ついにやりましたね。感動しました。羨ましい限りです。
返信する
流石ですね (I君)
2014-12-09 21:42:39
今回は中乗りということで、タモ入れとカメラマンとして貢献させて頂きました(笑)
また、よろしくお願いします(^_^)/
返信する
サスガ! (kenken)
2014-12-09 21:59:47
おめでとうございます~。
2014ラスト釣行、みんなで有終の美を飾りましょー。楽しみにしてます♪
返信する
ビル・ジャックさんへ (ぐっちゃん)
2014-12-10 00:30:25
ビル・ジャックさん、コメントありがとうございます。
今週はゴムボ仲間がゼロだったので、釣り場独占でした(笑)
ヒラマサ秋の陣も終盤戦です。残りわずかですが、きっちり帳尻を合わせてください!
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