THE SKI

SKIモーグルが好きです。夏のWJと冬は若杉高原おおやスキー場で滑ります。スキーは休業中です。NFL、競馬、読書、菜園。

夏の庭 湯本香樹実 著

2016年07月24日 | 読書
「夏の庭」 湯本香樹実 著

 夏に読むにはちょうどいい本です。

木山、山下、河辺の小学六年生のひと夏の話です。

老人一人と、この3人とのひと夏の思い出といいましょうか?

老人がいろいろなことを3人へ教えていきます。戦争のこと

庭そうじ、すいか・・・夏の思い出とともに老人は死んでしまいます。

子供たちに初めて人とは、死とは・・・つきつけていきます。

人の死とは・・・クライマックス以外はロバートBパーカーの「初秋」を

思い出します。それぞれの家族、父がいない河辺、山下は魚屋。

木山は忙しい父であまり父と会話がない。

その代わりを一時老人が変わっているって感じ。

父の教え・・・「初秋」を思い出させますね。まああそこまで自立って

ことをメインにやっていませんが。最終的にばらばらになっていく

3人。ひと夏の庭での思い出でしょうか。映画にもなったらしいですね。この小説

もろもろ読んでいます

2016年07月24日 | 読書
もろもろ読んでいるので、一応感想を少し・・・

「ツ、イ、ラ、ク」姫野カオルコ 著

 ころれは次の「ナラタージュ」島本理生 著とかぶります。

どちらも教師と生徒の恋?

どうも私はこの手の話が苦手なのですが、なぜ読んだか・・・リボンの記述に騙された

というのが結果です。若き日の絶唱とも言える、恋愛文学。これに騙された。?

ツイラクは恋とは「墜ちるもの」ってところに騙された。

うーんどちらも全く私とは関係ない話のようなので、共感は全く得られませんでしたが

ただ、姫野さんはこの後の「喪失記」も読んだのですが、性描写が女性の性、

関西弁でいう「えぐい」描き方です。

女性の性描写を描かせたら、男性より女性のほうが、えぐいのかなって感じます。

女性の奥底に潜む性欲を描きますね。

ということで「喪失期」姫野カオルコ 著

ちょっと時代が古いのかな?理津子は処女です。33歳。その過去と現在の気持ちを

回想録と現実とをさまよいながら描いています。これもリボンがあったら書かれて

いるのでしょうが「私は男に飢えている」って独白があります。

これはもしリボンに書かれていたら、思わずスケベな私は手に取ってしまう本ですね。

ただ内容はそこまで男に飢えている主人公は最後に少し出てくるだけです。

大西と理津子は最後体を重ねるのかとおもいきや。そうならず

終わります。ラストのシーンを読んでいると。ほれ恋だの、愛だのは・・・複雑で

難しいのだと思いますが、性欲というものはそんなに難しいものではなく

単純なのだと思いました。その恋だの、愛だのに理津子は迷いを生じるのでしょう。

ナラタージュは少し恋愛小説ぽかったのですが、「喪失期」「ツ、イ、ラ、ク」は

女性というものを濃く描いていました。

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