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2022年度<2次レポート>(21)【14:00~15:00】(金刀比羅宮)(英語)

2022年12月28日 19時58分39秒 | ●2022年度<2次レポート>
2022年度<2次レポート>(21)【14:00~15:00】(金刀比羅宮)(英語)

●植山先生
いつも大変お世話になっております。今年は<模擬面接特訓>も受講させていただき、誠にありがとうございました。あの面接がなければ、何が準備不足なのかもわからないまま今日の日を迎えていたと思います。少しだけですがマッカーサーのスピーチも聞き、ゆっくり話す英語に耳や口を慣らしていきました。今日はいまできる精一杯の力を出せたと思っています。ほっとしたら疲れがどっと出ましたが、爽快感もあります。やれることはやったので、2か月後に植山先生に良い報告ができることを祈るばかりです。先生もお忙しかったことと思いますので、ゆっくりお休みになって下さい。少し早いですがよい年をお迎えください。

●ハローとの関係:(メルマガ読者、動画利用者、教材利用者、<傾向と対策シリーズ>の資料と音声ファイル利用者、<模擬面接特訓>受講者)

●試験会場:大妻女子大学

●受付、待機、試験会場への誘導、試験会場への入室など
13:00から13:25受付だったが、13時前に着いたときには長蛇の列だった。受験票に書かれた列に並んで受付。タブレットでバーコードを読み取ると私の個人情報と顔写真が表示され、このデータ、持参した免許証、私自身の顔を見て本人確認。受付が済んだら電子機器の電源はすべて切るように言われた。
その後1つ上の階にある、非常に広いカフェテリア(学食)のようなところに案内され、指定された席について待機。ここで13時半から注意事項などの案内があった。トイレに行けるのは13時半まで。水を飲んだり、資料を見たりできるのもこのカフェテリアが最後だった。
その後、今日渡された番号毎に呼ばれて、エレベーターで6階に移動。試験教室のすぐそばの喫茶スペースのようなところで順番を待った。私の番号は14:00-15:00の7-③で、7番教室の3番目の受験者だった。私のブロックは6番、7番、8番教室で、6~8全教室の①の受験者が終わったら解散。②の人が案内される流れだった。

●試験官の特徴
①日本人試験官の特徴:
50代くらいのとても感じのいい女性。見た目は東南アジア系のハーフだったが、日本語がネイティブ。英語も非常にわかりやすかった。この人が試験を主導している感じだった。

②外国人試験官の特徴:
50歳前後の男性。全然癖のない英語だったので判断が難しいが、たぶんアメリカ人。とても分かりやすい英語。第一印象は、無表情で可もなく不可もなくという感じだった。ところが私にとってはこの人がとてもいい試験官だった。たった10分足らずだが、気が合うのが分かって、話していてもペースがぴったり合う感じがした。相性のいい人に出会えた。しゃべりすぎになる前の絶妙のタイミングで次の質問をしてくるし、こちらがぱっと思い浮かばなそうなものは、向こうからヒントをちりばめてくれるしで本当に助けられた。退室の時 Thank you!. と声をかけたら、Take care! と大きな声で返してくれた。

●試験官からの注意事項など
教室の前で座っていたら、どうぞお入り下さいと、日本語で日本人試験官から案内された。感じのいい人でほっとした。
名前、生年月日、住んでいる都市を教えて下さい(日本人試験官が英語で)から始まり、プレゼンの問題用紙が表向きで渡された。これから30秒準備をして・・・と日本語で説明してくれている間も、どれにしようかと考えている余裕があった。

●プレゼンのテーマ
①床の間 ←これを選択しました!
②中華街
③恵方巻き

「床の間→茶道→わびさび→竜安寺」の流れで、力業で京都と奈良の世界遺産にもって行くしかないと思った。
「恵方巻き→もともと関西の風習→京都」も考えたが、論理が飛躍しすぎていて諦めた。

●プレゼン後の質疑応答
ひととおり竜安寺の説明が終わり、プレゼンの締めに入る直前のタイミングで、Ok. Why…? と床の間の話に戻った。1分30秒弱話したあたりだったと思う。この受験者(私)はもう床の間の話をする気はなさそうなので、話題を戻そうとしたのかもしれない。

(試験官)なぜ床の間は重要とされているのか。
(私)ここはお茶の席やお正月に花や掛け軸を飾るからです。(ここは苦しい理由付けだった)
(試験官)床の間にも畳を敷くのですか。
(私)畳を敷いてある床の間とそうでないものがあります。
(試験官)床の間でしてはいけないことはありますか。
(私)ここには座ってはいけません。ステップになっているので、日本のことを知らないと座る人が時々います。

●外国語訳の日本文(
金刀比羅宮は地元では讃岐のこんぴらさんと呼ばれています。海の神と五穀豊穣、商売繁盛の神が祀られています。厳魂(いずたま)神社は、本宮の登り口から山の中腹500メートルのところにあり、本宮までは800段の石段を登って参拝します。

●<条件>
60代の夫婦。四国は初めて。

●<シチュエーション>
中腹まで来たが、奥さんが疲れてしまって、もう上りたくないと言ってけんかになっている。

●外国語訳後の質疑応答
(私)奥様がお疲れのようですが、大丈夫ですか。
(試験官)そうなんだ。もう上れないと言って、けんかになって。
(私)もしよろしければ、ご主人と私だけ上って奥さまはここでお休みいただくのはどうでしょうか。
(試験官)ここで休むところはあるか?
(私)ベンチがあります。
(試験官)それなら二人でベンチで休むよ。一番上まで行けなくて残念だけど。四国は初めてなんだけど、他におすすめのところはありますか?
(私)神社みたいな聖なるところholy placeが好きですか?
(試験官)はい。四国には88箇所を巡る場所があると聞いたのだが。(HELP1)
(私)はい。ただ全部回ると時間がかかるので、いくつかに行ってみませんか?
(試験官)それはいいね。他に四国のおすすめは?
(私)聖なる場所ではありませんが愛媛の道後温泉はどうでしょうか。とても古い温泉なんですよ。
(試験官)そうなんだ。他に愛媛で有名なものは?食べ物とか。(HELP2)
(私)愛媛と言えば、みかんです。みかんジュースも有名ですよ。
(試験官)ありがとう。みかんを食べれば、妻も元気になるとおもう。

この男性試験官が絶妙のタイミングで、次の質問を挟み込んでくれた、
(HELP1)こちらから聖なる場所と尋ねたはいいけれどどうしよう思っていたら、向こうから88カ所巡りの話を振ってくれた。
(HELP2)ここで割り込んでくれなければ、聞かれてもいないのに怪しげな知識で夏目漱石と坊ちゃんについて長話をして、墓穴を掘るところだった。さらに食べ物といってくれなければ、また坊ちゃんに行くところだった。

(1)ご自分の勉強法
日本地理、日本歴史のマラソンセミナーがとてもよかったので、英語も特訓セミナーから始めた。ただこれに時間をかけ過ぎてしまい、暗記やアウトプットの時間が足りなくなってしまった。
「日本的事象英文説明300選」を基本テキストとし、話の膨らませ方を学ぶために「全国通訳案内士『英語一次・二次』直前対策」(語研)、「通訳案内士試験英語2次」(三修者)も参照した(後者は絶版なのかいろいろ探し回った)。
実際に話す内容は先生がメルマガで勧められていた「通訳ガイドと行く日本世界遺産と歴史の旅」(アメージング出版)をずいぶん参考にさせて頂いた。
時間がなくて、まともに英文を作成したのは竜安寺、金閣寺、二条城、清水寺、奈良、箱根くらいだった。後は、リード文→ストーリー1→ストーリー2→締めの構造を、日本語の箇条書きと文章で考え、時々英文も書くと言うやり方にした。それでも竜安寺、金閣寺、清水寺、奈良、箱根は完璧に英語ですらすら言えるように暗記した。別の言い方をすれば、話を膨らませるための武器はこれしかない綱渡りの状態だった。
「300選」はキーワードだけでも覚えるように毎日見るようにした。かなり洗練された英語で書かれているので、英語だけみて意味がとれないところはきちんと辞書を引くようにした。

(2)利用した動画、資料、サイト
●2022年度第2次口述試験対策<2次セミナー>
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/f9f0836274418495205d8885830ba685

●第2次口述試験対策<特訓セミナー>
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/710c0877139032bf502e97f1fdeb3b4b

●第2次口述試験<出題予想問題>(厳選125題)
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/578af7362c8e6f9f2bd57f912208770b

●ガイドマニュアル(富士・箱根、日光ツア、鎌倉・横浜)
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/b5bc28dcb1f7e3a41e23d73982d77606

●ハッピー・ガイド・ナビ(第2次口述試験攻略法)
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/e/f8580b22708c49b4a70d8d20ac3b72aa

●「通訳案内の現場で必要とされるトラブル対応方法」
http://hello.ac/troubleshooting.pdf

●「日本的事象英文説明300選」
https://www.amazon.co.jp/dp/4938174340/

●<プレゼンテーション・外国語訳>質疑応答予想問題60題
http://www.hello.ac/yosou60dai.pdf

●2021年度<2次レポート>
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/c/84e98552ddf62224f7c54b43d7fcbcb9

●2021年度<合格体験記>
https://blog.goo.ne.jp/gu6970/c/bc33f0533ba87f7de85bc4a7cc2e9404

(3)受験の感想
第2次口述試験はプレッシャーが大きかった。英検1級の2次では自分の意見を述べるので、論理的であればどんな意見でもよかった。全国通訳案内士試験はプレゼンの構成は自由だが内容には正解があるものなので、これを覚え切れないまま当日を迎えてしまったのが緊張につながった。
録音を聞いたらとにかく慌てて喋っていたので、ゆっくり喋る、日本好きのアメリカ人の友人を思い浮かべながら喋る、プレゼンが短くなりすぎないように時計を見ながら喋る、と教室に入る直前まで言い聞かせていた。それなのに舞い上がってしまって、本番では時計の針の何秒から始めたのか途中で分からなくなってしまった。

(4)ハローのメルマガ、無料動画、無料資料、教材などで役に立ったこと
何から何まで本当にお世話になりました。何から手をつけたらいいのかわからないところから始まり、次第に全体の構造が見えてきて、何とかここまでたどり着きました。効率は重要ですが、基礎が抜けている科目はマラソンセミナーが非常に役に立ちました。毎年植山先生が更新される<傾向と対策>シリーズは必須です。直前までハロー注意報を出して下さったのもありがたかったです。ハローの教材のよいところは、努力の方向を間違えずに済むという点が一番大きいと思います。

(5)ハローに対するご意見、ご感想、ご希望
親身になってメルマガも頻繁に送っていただき、そのたびに勉強しなければと鼓舞されました。Youtubeに掲載しただけでは、なかなかペースをつかむことができなかったと思います。幸運にも<模擬面接特訓>も受けさせていただき、気付かなかった欠点がよく分かりました。あの<模擬面接特訓>は当日以上に緊張しました。
来年以降も全国通訳案内士を目指す人の道しるべになっていただければ幸いです。

以上


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